「バニュワギ県の観光村」(2016年09月23日)

観光開発促進を最大のテーマにして取り組んでいるバニュワギ県にはたくさんの観光村が
できている。去る9月10日からの三連休に観光村は特別催事を企画し、県観光局や旅行
代理店業界と組んで一般観光客を誘致した。ジャワの田舎のカンプンでの民宿とセットに
なったパッケージで販売され、一番廉いものはひとり3千ルピアが料金だった。

ゴンブンサリ村レレッ部落(Kampung Lerek Desa Gombengsari)はコーヒー豆摘みとロース
ト体験
トゥムングガン村(Desa Tumenggungan)はカンプンジャズコンサート
タマンサリ村(Desa Taman Sari)はイジェン火口湖の硫黄採取ツアー
バンスリン村(Desa Bangsring)は海中観光
クミレン村(Desa Kemiren)は地元芸能鑑賞

カリプロ郡ゴンボンサリ村レレッ部落のパッケージツアーはひとり10万ルピアだったが、
観光客は終日コーヒー三昧で過ごし、時間を忘れた。コーヒーの木から豆を摘み、炒って
から粉にし、コーヒーを沸かして飲んで楽しむ。すべてコーヒー畑での活動だ。ひなびた
カンプンの昼食も込みになっている。

クミレン村ではバニュワギの地元芸能ガンドリンの踊り、バロンダンス、水田の脇でアン
クルン伴奏付き田舎風の食事。
バニュワギの地元芸能鑑賞を望むひとは、グループツアーでクミレン村へ行けばよい。予
約は一週間以上前に行うこと。演者と食事の手配に時間が必要なためだ。

バンスリン村では、バリ海峡の海底を彩るサンゴ礁ツアーがひとり3万ルピアから。人工
サンゴ礁作りに参加することもできる。あるいは美しい海岸のあるタブハン島へ海を渡る。
船のチャーターは一隻60万ルピアだそうだ。


県庁は年間いろいろなフェステイバルを企画している。そこに観光村をからめさせるのは
言うまでもない。ここのところ、県庁が企画するフェステイバルはたいへん盛況で、実に
多数の観光客がバニュワギにやってくる。バニュワギにシティホテルはまだ少なく、宿泊
施設の多くは旧式のモーテルタイプとリゾートホテル。多数の観光客がやってくれば、客
室は奪い合いになる。

バニュワギの町中にできたホテルサンティカは大型シティホテルのひとつで、客室数は1
25。フェステイバルがあると完全満室になるそうだ。