「8日ごろまで荒天が続きそう」(2016年12月06日)

強風を伴う豪雨に見舞われた16年12月4日のジャカルタは、東ジャカルタ市の三ヵ所
で巨木が倒れて物的損害が出たものの、人的被害は免れたようだ。ともあれ、雨が降れば
必ず起こる交通渋滞が、倒木のため一層悪化したのは言うまでもない。

その三ヵ所とはチパユンのラヤセトゥ通り、チパユンのビナマルガ通り、チラチャスのブ
グル通りで、径40cmの巨木が食べ物ワルンのテントを破壊したが店主は無事だった。
損害は2百万ルピアと見積もられている。東ジャカルタ市防火救援課長は市民に対し、強
風と豪雨のときに路上にいる運転者や市民は大きな木が近くにあればよくよく警戒するよ
うに、と呼び掛けた。


ジャボデタベッ地区では午後から夜にかけて強い風が吹く可能性が高いので警戒するとと
もに、タングラン・デポッ・ボゴールでは雷雨に警戒するように、と地学気候気象庁は注
意を促している。

去る12月2日に同庁は、大気の状況から豪雨と雷そして強風がもたらす荒れた天候が首
都圏だけでなく、アチェ・北スマトラ東部・西スマトラ・ブンクル・ランプン西部・バン
テン・西ジャワ・中部ジャワ・ヨグヤカルタ・東ジャワ・バリ・西ヌサトゥンガラ・東ヌ
サトゥンガラ・中部カリマンタン・南カリマンタン・東カリマンタン・中部スラウェシ南
部・西スラウェシ・南スラウェシ北部・パプア中部と北部という広範なエリアをこの先数
日間襲うだろうと予報した。12月8日まで全国的に荒れた天候は続くだろう、とのこと。
荒れた天候は住民の日常生活に、洪水・土砂崩れ・鉄砲水・水没・倒木・路上でのスリッ
プなどといった被害をもたらすことになる。また、海運サービスオペレータや漁民および
海岸部住民は全国各地で、2.5〜3mに達する高波が発生するおそれがあるため十分警
戒するように、とも警告している。

気象の変化は時々刻々移っていくため、最新情報を求める国民は地学気候気象庁から情報
を得ることができる。同庁は24時間気象情報サービスを開始しており、電話番号021-
6546318、http://www.bmkg.go.id、ツイッター@infobmkg.、プレイストアinfo BMKG など
にアクセスするよう勧めている。