「国産ウオッカ/ウイスキーのニセモノ」(2017年01月17日) ランプン州警察がニセモノアルコール飲料製造者を検挙した。普通の民家が製造工場に使 われており、関係者8人が逮捕されニセモノブランドの製品9,504本のボトルと4百 リッターのアルコールを含む原料が押収された。原材料にはアルコールと生水そして数種 のエッセンスが使われていた模様。 製品9,504本の内訳は、Vodkaが7,344本とWhisky2,160本、原材料はドラ ム缶2本に入ったアルコール4百リッター、Vodkaエッセンス7本、Mansionエッセンス5 本、着色料12本など。またその民家内には容積3百リッターの水タンク2個があったた め、製品にはその生水が混ぜられている疑いを警察は抱いている。その他、ビンのキャッ プを封印するプレス機が2台、砂糖27キログラム、食用染料1缶も押収された。 警察が連行した8人とは、その民家の借家名義人ひとり、ニセモノ飲料製造責任者ひとり、 作業者6人で、作業者たちはアルコール飲料製造の手伝いのほか、回収されてきた空き瓶 の洗浄、キャップのプレス、ラベル貼付などの仕事を行っていた。 一味はこのニセモノ製品をスマトラ島南部地方に出荷し、ひと瓶1万ルピアで卸していた そうだ。警察はこの事件を、食糧に関する2002年法律第18号第142条と消費者保 護に関する2009年法律第8号第1章第62条の違反で送検する意向。 その民家を管理地域内に持つ隣組長は、その家を2か月前にヘリ―という名の者が借りた ので借家人のKTPとKKのコピーを提出するよう求めたが、それっきりになってヘリ― は顔も出さず、ヘリ―が数人の仲間と一緒にその家で起居しているのはわかっていたが、 家を閉め切って隣近所との接触もしないため、家の中で何が行われていたのかはまったく 想像がつかなかった、と語っている。