「子供の教育費」(2017年01月19日) 子供に与える学歴が子供の生涯を左右するものになるという観念はかなりの範囲でユニバ ーサルなものになっているようだ。インドネシアも例外でなく、どの親も総じて子供のた めの教育費をどうするかということに頭を悩ませている。 大学から果ては修士博士課程までめどをつけた家庭もあれば、高校までは何とか、という 家もあるし、一方で「ない袖の振りようはない」という貧困家庭も存在する。そういう家 庭の子供はせいぜい中学校を終えてから若年結婚に向かうことになりそうだ。 コンパス紙R&Dが2016年11月30日から12月2日まで全国14都市の17歳以 上の住民595人から集めた回答から、10人のうち6人が子供の教育費を大学レベルま で用意していることが明らかになった。46.9%は学士課程までで、その上まで手当て している親は13.1%。中学や高校までという家庭は20%で、小学校は0.3%。何 も準備していない家庭は12.4%あった。 ところで、今各学校レベルの子供がいる家庭が出費している現実の教育費については、そ の内容がどうなっているのかを次のデータが示している。(数字はパーセント) [小学生] 小遣い43.8、制服21.9、教材文房具15.4、交通費8.4、寄付金 等7.5、その他3.0 [中学生] 小遣い38.2、制服16.9、教材文房具13.5、交通費17.4、寄付 金等8.6、その他5.4 [高校生] 小遣い31.7、制服11.8、教材文房具12.1、交通費21.8、寄付 金等13.4、その他9.2 [大学生] 小遣い29.0、制服2.1、教材文房具6.2、交通費16.4、寄付金等 37.1、その他9.2