「スッタ空港鉄道は17年6月末オープン」(2017年01月26日)

運輸省鉄道総局が編成する国鉄ダイヤ改定2017年版の内容が届いたことを国鉄代表取
締役が明らかにした。このダイヤ改定は2017年4月1日に実施されることになってお
り、その中ではスカルノハッタ(略称スッタ)空港鉄道の運行開始が2017年6月末に
予定されている。

もともと空港鉄道運行は都心部のマンガライ駅とスカルノハッタ空港を結ぶことになって
いた。停車駅はマンガライ〜ドゥクアタス〜ドゥリ〜バトゥチェペル〜スカルノハッタ空
港という計画なのだが、その一方でマンガライ駅を首都圏コミュータライン・近距離エコ
ノミー線・遠距離急行線と空港鉄道線を集めて連結させる大型ハブ駅に拡張する構想にな
っており、2019年が新マンガライ駅の稼働開始予定とされている。

もちろん大型ハブ駅が完成する前に空港鉄道をマンガライ駅まで乗り入れさせてもおかし
くはないのだが、現状既にマンガライ駅は発着状態が手一杯になっているため、拡張工事
が完了するまではジャカルタコタ駅と空港駅を結ぶ形で開始されることが決まった。その
場合の停車駅はジャカルタコタ〜カンプンバンダン〜ドゥリ〜バトゥチェペル〜スカルノ
ハッタ空港となる。


2017年の国鉄ダイヤ改定では他にも、スマラン・タワンとジャカルタ・パサルスネン
を結ぶエアコンエコノミー列車ムノレ号、ボジョヌゴロとスマラン・ポンチョるを結ぶブ
ロラジャヤ号、チレボン〜チカンペッ〜バンドンを結ぶエグゼキュティブビジネス列車チ
ルマイ号などが廃止もしくは便数削減される。

首都圏コミュータラインは運行便数が881列車から906列車に増やされ、ボゴール線
・環状線・スルポン線・プリオッ線が増便される予定とのこと。