「ジャワ島南岸上空に商業航空路を開設」(2017年01月27日)

東ジャワ州バニュワギ県ブリンビンサリ空港の旅客ターミナルが拡張改装され、そのオー
プニングが16年12月31日に行われた。残るは滑走路とエプロンの舗装強化で、現在
のPCNグレード29が40にアップされ、エプロンも35m広げられる。

現在ブリンビンサリ空港はデンパサルとスラバヤに接続する地方空港でしかないが、イン
ドネシアを訪問する外国人観光客の入国ポイントとしてデンパサルと双璧をなしているジ
ャカルタとの間の空の連絡がないため、外国人誘致はデンパサル経由がもっぱらとなって
いる。その状況をさらに改善させるためにジャカルタ〜バニュワギ航路開設は急を要する
とされていることから、運輸省はその航路の新規開設許可を降ろした。2017年4月就
航開始を目標にして、いまその準備が進められている。

現在ジャワ島の航空路は島の北岸上空が商業飛行の定常ルートに定められており、ジャワ
島南部地域の経済発展が遅れ気味になっている原因のひとつだった。そのため政府は南岸
上空の商業飛行オープン方針を定め、ジャワ島南部に空港網を整備して国内線航空路をさ
らに充実させることにしており、バニュワギ空港はその一角に位置付けられている。その
方針の中では、他にクディリとバンジャルヌガラに拠点空港が置かれることが定められて
おり、ジャワ島内の国内線航空路は更に緻密の度を深める態勢に入っている。