「水道水を料理飲食に使っている家庭は15%」(2017年02月10日)

上水道利用契約しているジャカルタ都民のうちの84.5%が水道水以外のソースを併用
していることが消費者保護財団の調査で明らかになった。そのうちで71%がガロン瓶と
呼ばれている大型ボトル入り飲用水を購入している。

飲用水を含めて生活用水を水道水だけでカバーしている家庭は14.9%しかなく、一方、
水道水を水浴と洗濯に使っている家庭は34.0%あった。二輪四輪の自家用車を水道水
で洗っている家庭は27%ある。

水道水利用者の61.9%は水質が人間の健康に問題があると考えており、それを裏返す
と、38.1%は問題がないと見ていることになる。その判断基準は水が澄んでおり、無
色で無臭であるということのようだ。しかし現実に料理飲食に使っているひとはほんの一
部でしかない。


消費者保護財団常務理事は、消費者は生活用水を取得するために水道水と瓶詰め飲用水と
いうダブルの支出をしているのだから、水道水だけですべての水需要がカバーできるよう
になるまで、水道料金の値上げは控えるべきだ、とコメントした。水道水が料理飲食に使
われていない事実について、上水道会社は真剣に善後策を考えなければならない、とのこ
と。

この調査は2016年10月に行われたものだが、行われた水質検査の中で、いくつかの
サンプルから水銀が検出されている。もちろん法定限界値よりははるかに低い値だったの
で、問題にされるべきものでないかもしれないが、あってよいということでないのも確か
だ。

都民の上水道消費量は、都庁上水道会社統制庁の2016年第3四半期データでは一家庭
当たりの平均値が月間33.14立米で、前年記録の33.55立米から少し低下してい
る。

水道水供給状況については、東部地区はPTアエトラアイルによる生産供給が行われてお
り、原水は百パーセント西ジャワ州ジャティルフルダムから西タルム水路経由で毎秒9千
リッターが取得されている。

西部地区はPT PAMリヨネーズジャヤが生産供給に携わっており、毎秒9,025リ
ッターの原水が取られているが、そのソースは62%が西タルム水路、31.8%がタン
グラン市から、6%が地元から、という構成だ。

いずれも今後の消費量増加をにらんで、原水取得ソースを増やす努力につとめている。