「朝食摂取運動」(2017年02月27日)

都会に住むインドネシア人のライフスタイルは昔の農村部で行われていたものから大きく
変化した。そのひとつに、朝食の問題がある。都会でものんびりしていた時代はカンプン
型生活が維持されていたが、通勤通学の時間帯に凄まじい交通渋滞が発生するようになる
と、朝食が犠牲にされる度合いが激しくなってきた。

コンパス紙の調査によれば、毎日しっかりと朝食を摂っているいるひとは56%しかいな
い。詳細は次の通り。

1)朝食を毎日食べているか?
毎日56.0% 時々食べない17.7% 時々食べる17.0% まったく食べない9.
3%

2)朝食を食べない理由
習慣になっている・食べたくない53.5% 時間がない26.4% 食欲がない15.
5% 太るから4.6%

3)朝食を食べる理由
健康のため50.7% 日々の活動に集中するため36.9% 朝はお腹がすくから9.
4% その他3.0%

4)朝食時間
7時〜8時39.8% 7時より前33.8% 8時〜9時14.8% 9時より後11.
6%

5)朝食場所
自宅80.3% 勤め先5.2% 食事ワルン4.6% 車内・移動中3.0% その他
6.9%

保健省や栄養指導機関などの情報によれば、朝食を食べないひとは次のような傾向を持っ
ているとのこと。
40%のひとは甘味の過剰摂取
50%のひとはソーダ含有飲料の過剰摂取
45%のひとは野菜の摂取不足
30%のひとは果実の摂取不足

政府は国民に朝食を摂らせることを目的にして、2月14日から20日まで全国キャンペ
ーンを実施した。この運動でシリアルなどの簡易食品や栄養補強補助食品の販売チャンス
がまた増加しているようだ。