「スッタ空港鉄道運行開始は7月」(2017年04月19日) スカルノハッタ空港と都内中心部を結ぶ空港鉄道の運行開始が近付きつつある。空港鉄道 を運行させるレイリンク社(PT Railink)は運行開始が17年7月であることを再確認して いる。 ところでこの空港鉄道の乗車券販売が完全ノンキャッシュ方式になることを、レイリンク 社が明らかにした。空港鉄道が停車するすべての駅で乗車券販売窓口はそれ用の切符を販 売せず、乗客は券売機で購入しなければならないが、券売機は現金を受け付けないものが 使われる。 券売機が受け付けるカードはデビットカード、クレジットカード、電子マネー、オンライ ンに限られ、この方針に関連してBCA・BNI・BRI・BTN・CIMBニアガ・ダ ナモン・DKI・マンディリ・メイバンク・QNBの10銀行がレイリンク社およびイン ドネシア国鉄との間で協力覚書を結んだ。レイリンク社は自社カードを発行せず、世の中 に既に存在しているカードでその方針を貫こうとしている。 外国で発行されたクレジットカードに関しては、MasterCard, Visa Card, Amex, JBCのも のが受け付けられるようになる。そのため外国人ツーリストや観光客が不便を感じること にはならない、とのレイリンク社の弁。 スカルノハッタ空港鉄道専用車両は現在、鉄道車両製造国有事業体PT Inkaがスエーデン の技術協力を得て製造中であり、運輸省の走行適性試験など必要な手続きが近々行われる 予定になっている。 料金はまだ確定されていないが、乗客一人一回の乗車が10〜15万ルピアのレベルに落 ち着くことになりそう。 運行開始の最初の段階では6両編成の4列車が用意され、一便の座席総数は274席にな る。スディルマンバル駅とスカルノハッタ空港駅から一時間に一便が出発し、30分でそ の間を踏破するというダイヤになる。