「プラットフォームでは写真撮影禁止」(2017年06月09日)

2016年11月15日付けコンパス紙への投書"Foto di Stasiun"から
拝啓、編集部殿。2016年9月11日(日)、デポッのポンドッチナ駅から中央ジャカ
ルタ市スネンへ行くために、わたしはジャボタベッコミュータラインを利用しました。屋
外写真、よく言うストリートフォトグラフィーを撮ろうと思い、カメラを持参しました。
ポンドッチナ駅でバッグからカメラを出すと、たちまち駅の構内警備員が警戒したのに気
付き、写真撮影は諦めました。スネン駅でも同様でした。それどころか、スネン駅では警
備員から警告さえ受けたのです。

ポンドッチナ駅に戻ったとき、もう夕方だったし、人混みもなく、おまけに天気も良かっ
たので、わたしは勇気を振るって何枚か写真を撮りました。写真を撮っていると、ひとり
の警備員がわたしにこう言いました。「すみませんが、写真を撮ってはいけません。」

わたしはカメラをバッグに入れると、すぐに改札出口に向かいました。駅で写真撮影をし
てはならないという規則が本当にあるのでしょうか?もし本当に禁止されているのなら、
どうして駅の中の目立つ場所にその規則が明示されていないのでしょうか?

鉄道駅というのは公共スペースではありませんか。だから写真撮影が禁止されるべきでは
ないと思います。[ 西ジャワ州デポッ在住、ジュリアン・ラマダン ]


2016年11月29日付けコンパス紙に掲載された国鉄からの回答
拝啓、編集部殿。11月15日付けコンパス紙に掲載されたジュリアン・ラマダンさんか
らの投書について、次の通り説明申し上げます。

国鉄の駅構内は三つのゾーンに分かれています。まず鉄道乗車者を送り迎えするゾーン、
二つ目は乗車券を持っている乗車予定者の待合ゾーン、三つめが列車運行オペレーション
のためのゾーンで、車両内に入った乗車券を持つ乗車者が列車の出発を待っているゾーン
です。

第3ゾーンは列車運行オペレーションゾーンで同時に鉄道利用客が乗降する場所でもあり、
そのエリアはオペレーションのサービスと安全に関係のないすべての行為から免れていな
ければなりません。

第3ゾーンでの写真撮影を警備員が禁止した際にジュリアン・ラマダンさんが体験なさっ
た不愉快なできごとに対して当方は謝罪いたしますが、それはインドネシア国鉄の安全S
OPに定められていることなのです。

もし写真撮影をなさりたいのであれば、鉄道利用客に差し障りのない範囲で、駅構内の外
側(第1および第2ゾーン)で行うことができますし、第3ゾーンでの写真撮影をご希望
なら、前もってその駅の駅長の許可を取られるよう、お願いいたします。以上、共通の安
全のために、活動の手引きとなるよう、希望しております。
[ 国鉄地方広報課シニアマネージャー、サプト・ハルトヨ ]