「スラバヤ空港でバードストライク」(2017年06月29日)

スラバヤ空港は東ジャワ州シドアルジョ県にある。海岸線から5〜6キロしか離れておら
ず、しかも飛行場と海岸線の間はほとんどが水田になっており、野鳥の天国と言ってよい
自然環境がそこにある。必然的に野鳥が飛行場の上空にも飛び回り、バードストライクが
発生するのは日常茶飯事だ。航空機との衝突は一日に6回ほど発生している。

最近も6月10日に衝突事故が発生した。ロンボッから飛んできたライオンエアーの機首
にサギ科の鳥が衝突して、機首がへこむという結果をもたらしている。空港運営会社は空
港とその周辺の上空から鳥の群れを排除するために、対策を活発化させることを決めた。

その対策とは高周波音波を発信して鳥を追い払う方法と、鳥を襲う猛禽類の鳴き声を合成
して鳥を追い払う方法のふたつで、バードストライク対策チームはその両方を適宜織り交
ぜながら航空安全に取り組むことになっている。