「バンドンでテロ計画」(2017年07月10日)

バンドン市内で計画されていた爆弾テロが未然に防がれた。計画によれば、REマルタデ
ィナタ通りのカフェバリ、アスタナアニャル通りのチェレガン食堂、ブアバトゥ教会の三
ヵ所で圧力鍋爆弾を爆発させることになっていた。未然に防がれたのは、爆弾作成者がバ
ンドン市ブアバトゥ郡スクジャティ町クバンブルム部落にある借室に置いていた爆弾が1
7年7月8日19時ごろ爆発したためで、そのとき借室にはひとがだれもおらず、爆弾の
被害を蒙った人間は皆無だった。

警察はすぐにその借室の住人AW23歳を連行して取り調べた結果、上述の爆弾テロ計画
が明るみに出た。AWはインターネットを参考にして去る6月1日から爆弾作りを行って
いたと自供している。爆発が起こったあと、その借室に駆け込んだ部落民のひとりは、室
内の状況を次のように物語った。
「仲間と一緒にその部屋に駆け込みました。3x3メートルの室内は釘や鍋やコードが散
乱しており、天井は火事の後みたいに真っ黒でした。AWさんは普段から地元の者とオー
プンに付き合っておらず、かれが何をしているのかはみんな知りません。かれの出身地が
ガルッだということくらいしかみんな知りませんね。またかれのところに人が訪ねて来た
ことも、わたしは一回も目にしていません。」

AWは荷車を引いてバソ売りを毎日行っており、8日も商売に出ていたために爆発が起こ
ったことを知らなかった。警察が捕まえに来て、はじめて何があったのかを知ったそうだ。

西ジャワ州では、爆弾テロが多発している。17年2月28日にはバンドン市内チチェン
ドのパンダワ公園で圧力鍋爆弾が爆発した。そのときの犯人は警察に射殺されている。東
ジャカルタ市カンプンムラユでの爆弾テロにも西ジャワ州のテロリストネットワークが関
与していた。そのとき使われた爆弾は西ジャワ州ガルッの借室で作成者が組み立てたもの
だ。