「アクセント記号で正しい発音を」(2017年08月07日)

2017年5月2日付けコンパス紙への投書"Tanda Baca dari Oom Pasikom"から
拝啓、編集部殿。4月8日付けコンパス紙に掲載された一コマ漫画でオムパシコムが語っ
た言葉から、わたしの記憶は即座に1951年の国民学校(今の小学校)三年生のころに
飛んでいきました。

わたしの先生はジャワ語の単語にある「e」の文字の読み方(発音)を教えてくれました。
わたしの記憶でも、オムパシコムが語ったのと同様に、その文字には三種類の発音がある
のです。たとえば、「segera, teman」の音、「tempe, besok」の音、そして「mercedes, 
gepeng」の音の三種類です。

インドネシア人にとっては多分習慣と化しているため、それら三つの音を区別するのに困
難はないでしょう。しかし読み方を習い始めた外国人やインドネシアの子供たちがそれを
正しく習得するにはどうしたらよいのでしょうか?事実、「ketela」「merdeka」「tempe-
leng」など単一の単語の中でそれらの音を表記するためにさまざまな方法が用いられてい
ます。

インドネシア語の初歩学習者に手掛かりが与えられるべく、オムパシコムが例にあげてい
るような「 ´ 」「 ` 」「 ^ 」のアクセント記号を「e」の文字に用いられることをわ
たしは提案したいと考えます。そうすることによって、kelereng, kemeja, rendemen等々
の単語に出会ったとき、ひとはそれらを正しく発音できるようになるのです。

わたしの記憶では、ジャワ語には「e」のほかに文字の下に点をつけて異なる音を表すも
のがあとふたつありました。「d」の文字は下点の有無によって、kudusとdendaあるいは
Damarwulanとdaripadaというような音の違いが区別されるのです。もうひとつは「t」で、
これもKutoarjoとtetapiやketoprakとtentaraというような違いが明らかになります。

それらの記号を文字につけることによって、Klaten, jendela, ukulele, pepes ikan等々
の単語が正しく発音されるようになるのです。[ 南ジャカルタ在住、スナルコ ]