「政府が評価した優良大学一覧」(2017年09月12日)

テクノロジー・リサーチ・高等教育省は全国の高等教育機関を産業系と学術系に分けてラ
ンキング評価し、さらに評点に従ったグループ分けを行って、レベルに応じたクラスター
区分方式を設けている。2017年に行われた評価結果は次のようになった。学術系は1
4大学、産業系は10ポリテクニックが優良グループである第1クラスターに区分されて
いる。末尾の数字は評価得点。

[学術系]
1. Universitas Gajah Mada 3.66
2. Institut Teknologi Bandung 3.53
3. Institut Pertanian Bogor 3.45
4. Universitas Indonesia 3.38
5. Institut Teknologi Sepuluh Nopember 3.23
6. Universitas Diponegoro 3.08
7. Universitas Airlangga 2.99
8. Universitas Brawijaya 2.97
9. Universitas Hasanuddin 2.96
10. Universitas Negeri Yogyakarta 2.86
11. Universitas Sebelas Maret 2.85
12. Universitas Andalas 2.74
13. Universitas Pendidikan Indonesia 2.73
14. Universitas Padjadjaran 2.72

[産業系]
1. Politeknik Elektronik Negeri Surabaya 2.24
2. Politeknik Negeri Sriwijaya 1.96
3. Politeknik Negeri Semarang 1.96
4. Politeknik Negeri Malang 1.95
5. Politeknik Negeri Jakarta 1.91
6. Politeknik Negeri Jember 1.88
7. Politeknik Negeri Bandung 1.85
8. Politeknik Negeri Lampung 1.84
9. Politeknik Negeri Medan 1.82
10. Politeknik Negeri Pontianak 1.71

2017年度の評価では国際化の促進状況が重要なテーマの一つに位置付けられ、国際認
定された学部学科や外国人留学生の数といった要素が評価得点に結び付けられている。同
時に国民生活への貢献度も評価の重要な要素とされた。来年はそれらに加えて、各大学が
生み出したイノベーションも重要な評価対象とされることになっている。

反対に、これまで評価対象とされていた外部からの寄贈寄付は、評価対象から外された。
第4第5クラスターに置かれている低クオリティ教育機関にとってこのポイントはクオリ
ティ向上にネガティブな結果をもたらすものであり、高等教育界に求められている進歩と
向上の促進への動機付けを強めるためには別の面からの自由競争を煽る方向に移行するほ
うがよいとの判断が下された結果であるとのこと。

大学が擁している教育陣のクオリティ向上は言うまでもないことだが、機関の管理運営に
携わっている人材の質的な引き上げも急務とされている。高等教育機関でありながら、そ
の分野での人材は学歴が不十分で専門能力が中から下のレベルとなっているのが一般的で
あり、職務に関する教育訓練もはなはだ不満足な状態にある。高等教育機関が実務と生産
性を高いレベルに向上させるだけでなく、地域・全国、さらには国際レベルに達する評価
を得るためには、その面における改善もおろそかにできないことだ、とテクノロジー・リ
サーチ・高等教育省官房総局長は述べている。