「外国人観光客があまり来ないソロ」(2017年10月11日)

中部ジャワ州ソロと周辺エリアは外国人観光客のあまり訪れない真空地帯になっている。
大ソロ(Solo Raya)と呼ばれる旧ソロレシデン地区(Karesidenan Solo)はソロ、スコハル
ジョ、クラテン、ボヨラリ、スラゲン、カランアニャル、ウォノギリをカバーしている。

そのエリアにはチェト(Cetho)やスク(Sukuh)などのチャンディ、ダナルハディ(Danar-
hadi)バティック博物館、ラウェヤン(Laweyan)バティック村、マンクヌガラ(Mangkune-
gara)王宮やスラカルタ王宮、古代人の遺跡が発掘されたサギラン(Sangiran)村などの観
光スポットがあり、またプランバナン遺跡にも近い。

ところが、アディスマルモ空港のデータによれば、空港を利用した外国人観光客は20
16年が6,224人、2017年は8月までで4,672人という数字になっている。

ソロ市はインド・中国・韓国などとアディスマルモ空港の間で国際線航路が運航されれば
外国人観光客はもっと増えるだろうと見込んでいるが、航空会社も採算の合わない航路運
航には二の足を踏むのが確実だ。

すぐ近くにヨグヤカルタという集客力の大きい観光地があるため、ソロが独自に観光地と
して名乗りを上げるのは非効率な面が多々発生するおそれがある。むしろヨグヤカルタと
セットにしてソロへも誘致する方式を取るほうが、より効果的ではないかという意見が出
されている。