「暴力警察」(2017年10月12日)

2017年6月27日付けコンパス紙への投書"Aksi Konvoi"から
拝啓、編集部殿。これは2017年5月12日午前4時ごろ、南ジャカルタ市スマンギイ
ンターチェンジを通行していたわたしの身に降りかかった事実です。

首都警察本部から何台もの車両コンボイが出てきました。先頭を行くのはオープンの荷台
に馬を乗せた2台のトラックで、そのコンボイはライトとサイレンを使って大騒ぎしてい
ました。このようなことに出会うと、通行中の車両はすぐに道路脇に寄って車線を譲るの
が普通です。わたしもその例外ではありませんでした。

ところがわたしが道路脇に寄ったというのに、コンボイの最後尾の車がわたしの車に追突
してきたのです。コンボイはスピードを出していましたから、最後尾の車もかなりのスピ
ードでわたしの車にぶつかり、わたしの車は左側に振られました。

わたしは朝の放送のプレゼンターとして午前5時にガトッスブロト通りのオフィスに着い
ていなければならない状況だったので、わたしがそのとき居眠り運転をしたわけでもなけ
れば、警察コンボイのその車と先を争って走らなければならないほど急いでもいなかった
ことが確定できるでしょう?

なのにどうしてその車はわたしにぶつかってきたのでしょうか?単に道を譲っただけでは
だめだったのでしょうか?警察の車を運転しているから、自分がチャンピオンだと思った
のでしょうか?

まだ朝の暗い時間帯であり、スマンギ周辺の道路状況は閑散としていたのに、どうしてあ
んなスピードで突っ走らなければならなかったのでしょうか?

警察に届け出てもあれこれ煩わせられるばかりだろうと考え、わたしはこの事件を警察に
届け出ませんでした。警察車両運転者がすべての道路利用者の安全を優先してもっと注意
深く業務を行うよう警察の体制を見直してもらうために、わたしのこの体験を問題提起と
して警察側にお知らせしたいと存じます。[ ブカシ在住、ナスティティ ]