「創業45年を誇るインドミー(後)」(2017年10月26日)

「長年やってこられた現在、新たなコンペティターが横溢しています。インドミーが消費
者に好まれ続けているわけは何ですか?」
弊社は製品イノベーションを心がけています。毎年新製品を市場に出しています。全国的
味覚の追求だけでなく、地方のローカル的味覚も追求しています。そしてプロモーション
はいつも360度展開の方針で、ソーシャルメディアを含めてさまざまな活動を休みなく
繰り広げています。更には、製品ターゲット階層にフィットする価格設定がなされていま
す。インドミーには高級品があり、中級品もあり、そしてジェネラルなスタンダード品も
あるのです。それから、流通にはインドマルコ社を使っています。インドマルコ社は全国
に1千2百のデリバリーポイントを擁しているのです。弊社は製品流通ルートの改善を怠
りません。改善と言えば、製品から広報・流通・ありとあらゆる分野にわたって、弊社は
絶えず改善活動を行って消費者に満足していただけるように努めています。

「どのようにしてインドミーは全国のさまざまな味覚を取り入れているのですか?」
弊社は新製品を取り上げるにあたっての標準業務手順を持っています。まずわれわれは製
品に対する消費者の反応を見ます。商品開発部門があり、リサーチ部もあります。リサー
チ・市場・商品開発などいろいろなソースから情報を集めます。そして合意に達したとき
に生産が開始されるのです。地方のローカル的味覚の中に、全国的に受け入れられるもの
もあります。最新の全国版はインドミーサンバルマタ(sambal matah)でした。

「インドミーの生産はどんな発展状況ですか?」
国内と輸出向けを合わせて、年間の生産量は120億食を超えています。インドミーの輸
出先はたくさんありますよ。ほとんど世界中と言えます。アフリカでは、現地でインドミ
ーのライセンス生産を行っていますし、国内ではまた工場を増やしました。昨年、チレボ
ンに工場を増やしましたし、その前はパレンバンでした。

「インドミーの発展で誇りにされているのは何ですか?」
インドミーが誇るものはインドミー食事ワルン(warung makan Indomie)です。そこでは大
勢の人に仕事のチャンスがもたらされています。ワルン一カ所だけでも大勢のひとが働い
ているのです。ワルンインドミーは4万軒くらいあります。その規模はさまざまなので、
何人という数字を具体的に言うのは難しいですが、一軒だけでもひとつの家族がそれで生
計を立てて行けます。そのために弊社は適正な料理法や衛生的な食べ物の提供の仕方など
をかれらに教育しています。清潔で気持ち良い食べ物、インドミーの商品ラインに沿って
豊富な味覚のメニューが提供できる。おいしくて衛生的な食事を提供できるなら、ネクタ
イ族さえそのワルンにやってきますよ。[ 完 ]