「バリ州が失業率最低」(2017年11月09日)

2017年8月の調査でジャカルタの失業率が増加したことを中央統計庁が報告した。ジ
ャカルタの労働力人口は485.6万人で、就労者は450.6万人いるので完全失業者
比率は7.14%となり、2016年8月の6.12%から増えている。

中央統計庁ジャカルタ支所長によれば、完全失業者とは求職しているが働いていない15
歳以上の住民で、働いていない理由は「ふさわしい仕事がない」「新卒求職者のために過
剰供給が起こっている」「解雇された」「ジャカルタ外の住民が求職に応募してくるため、
競争が激化している」などと説明された。経済推移から見ると、事業所数と解雇の影響が
大きいように見える、と支所長は付け加えている。

ジャカルタの就労者数450.6万人中でフルタイム就労者は401万人、パートタイム
就労者39万人、半失業者は11万人というのがその明細だ。

就労セクターを見ると、368万人がサービスセクター就労者で、80.8万人が製造業、
農業は1.7万人しかいない。この農業セクターカテゴリーには、観賞用植物栽培から漁
業までもが含まれている。


一方、243.4万人の労働力人口を抱えるバリ州は、失業者が36,143人しかいな
かった。バリ州は7年前から完全失業者比率が全国でもっとも低いグループに入っている。
就労セクターのナンバーワンは商業・飲食業・宿泊業で31.7%の就労者を養っている。
次いで第二位は農業セクターが19.4%、三位はコミュニティサービス18.6%、工
業14.2%といった順位。その後は建設、金融、交通、、倉庫などが続いている。