「テレビは国民を堕落させる」(2017年11月15日) 2017年4月30日付けコンパス紙への投書"Remaja Zaman Sekarang"から 拝啓、編集部殿。インドネシアの放送界の発展は、シネトロン番組の発展を抜きにしては 語ることができません。たとえば新しく始まったシネトロン番組「Anak Langit」は既に 放送を終えた「Anak Jalanan」の続編です。この番組のテーマも若者・路上レース・恋愛 ・暴力など、前作と同じようなものになっています。 そのシネトロンの筋立てには、現実にそんなことは起こらないだろうというようなものが さまざまに出現します。筋立てからして、若者ギャングスターを描いているのですから。 このような番組を国民に視聴させれば、国民若者層が善良になっていくのですか? その番組の中に暴力シーンは数え切れません。たとえば17年4月5日に放送されたエピ ソード第81−82は、リング上でアンドラとリンバが格闘するシーンで満載でした。こ れは一体、劇場用映画なのでしょうか?このシネトロンが放送される前に、世の中にとっ てのこの番組の有用性が審査されるべきです。 [ サマリンダ在住、スティアワン ]