「映画制作のロケ地はインドネシアへどうぞ」(2017年12月01日)

クリエーティブ経済庁が外国の映画プロデューサーに対し、インドネシアをロケ地に選ぶ
よう勧誘している。それは外国人の観光誘致であると同時に映画の中でインドネシアの風
光を宣伝する効果もあり、一石二鳥作戦だと考えられている。

映画ロケが行われる地方にとっては、たいへん大きい経済効果が得られる。去る5月に同
庁は上海を訪れて、映画界にインドネシアで映画制作を行うようプロモーションを行った。
その結果上海の映画プロデューサーがこの11月にグループツアーを行ってヨグヤカルタ
での映画制作の可能性を見て回っている。特にロケ地の選択肢としてヨグヤカルタ王宮・
チャンディプランバナン・チャンディラトゥボコなどの観光地を見て回った。一行は更に
ジャカルタとバニュワギにも足を伸ばして、映画製作に関連することがらについて、種々
の可能性を探っている。

クリエーティブ経済庁のこの企画に追随できる地方自治体として、バンドン・ヨグヤカル
タ・ボジョヌゴロ・バニュワギ・シアッ(Siak)などが即応体制にあると見られている。

クリエーティブ経済庁長官によれば、現在中国では映画制作プロダクションハウスがたい
へん活発な活動段階に入っており、この勧誘方針は中国に向けられているものの、他の諸
国からのロケ地要請もウエルカムであるとのこと。