「停滞する小売市場に覇気」(2017年12月13日)

オンラインショッピングが盛んになって、店舗の売上が低下しており、小売店の店じまい
現象があちこちで起こっているという論評が増加し、世間一般どころか小売業界までがそ
れを信じ込んで頭を抱える店主が増えているそうだが、実際は消費者が購買を減らしてい
るのだという声もある。購買力がそれほど落ちているわけではなく、消費者が支出の抑制
をしているがために小売業界の売上があまり伸びなくなっているというのがその分析であ
り、決してオンラインショッピングに売上が奪われているのではないとのことだ。

小売店舗を持っているリテールビジネスがオンラインマーケットにも手を広げる傾向は進
んでいるが、ビジネスがオンラインにシフトする雰囲気はあまり感じられないという声が
強い。

小売事業はロケーションの影響が大きいから、好ロケーションを求めて店を閉めるのも頻
繁なら、店を開くのも頻繁だ。あまり活況を呈していない小売業界にあって、全国に11
8店という小売店チェーンを運営しているラマヤナは、この2017年に10店ほどの新
規開店計画を進めてきた。今年中にジャボデタベッ地域にもう三店オープンする計画だ。
ブカシ、スルポン、そしてジャティヌガラに新規オープンしたジャティヌガラシティプラ
ザもそのひとつ。

「2016年の売上は9%成長した。今年は9%を上回ることを目標にしている。ラマヤ
ナがトコペディアとラザダに出店したのは2年前からで、マーケットを広げることをその
ターゲットにしている。事業はあくまでも店舗での販売がメインだ。」とPTラマヤナレ
スタリセントサのマーケティング&プロモーションヘッドは語っている。