「インドネシア独特の自動車保険慣行」(2018年01月15日)

2017年8月28日付けコンパス紙への投書"Asuransi Kendaraan Bermotor"から
拝啓、編集部殿。自動車のリーシング方式購入あるいは割賦購入に当たっての付保義務の
扱いについて、関係当局ならびに関係者に問題提起したいと考えます。

ローン支払い期間中の保険を初回に一括して全額支払わせるのは、購入者にとってきわめ
てアンフェアな扱いです。たとえばローン支払い期間が3年間で保険料が一年5百万ルピ
アであれば、1千5百万ルピアを一括で支払わせられるのです。本来なら保険料は当年分
だけでよいはずなのに。

購入者は事故に遭わないように用心を重ねているわけですから、そんな扱いは購入者が損
させられているという印象をぬぐうことができません。

最近わたしの息子がPTミツイを通してリーシング方式で自動車を購入し、保険はPTシ
ナルマスで三年分が一括付保されました。三年間事故と呼べるようなものには一度も遭遇
しませんでしたが、保険の期限が切れるひと月ほど前に、小さいひっかき傷があるのを、
保険で修理してみようと考えました。ところがなんと、そのためにパネル当たり30万ル
ピアの管理費を支払うよう求められたのです。結局その修理はキャンセルしました。3年
間のローン返済期間に対する保険料をわたしどもは1千7百万ルピア以上、支払っている
というのに。

マレーシアでは、一年間無事故であれば翌年の自動車保険料は廉くなるのです。おまけに、
保険料は当年分だけ支払えばよいのです。[ ブカシ在住、コンラッ・シアハアン ]