「税関が常に悪者ではない」(2018年02月14日)

2018年1月22日付けコンパス紙への投書"Tertahan Lama di Bea dan Cukai"から
拝啓、編集部殿。2017年12月28日のこの投書フォーラムに掲載されたニナ・カリ
ナさんの手紙は、アンダーアーマーオンラインショッピングでのご自身の体験を物語って
いました。労働日2〜5日以内に商品発送するという謳い文句にも関わらず、ひと月以上
経過しても未だに品物が届きません。チェックしたところ、アンダーアーマーのカスタマ
ーサービスからの情報は、品物はジャカルタに届いているのだが、税関におさえられてい
る、というものでした。

ニナさんの体験は、外国のオンラインショップを利用するひとがよく襲われるできごとの
ひとつであるように思われます。外国から発送された品物が、販売者の予測したタイミン
グで発送され、インドネシアに到着した。ところが税関検査に長い時間がかかっている。
わたしも類似の体験を何度もしています。わたしは米国のアマゾンコムや香港のイエスエ
イシアでオンラインショッピングをします。品物の送付は7〜14労働日と予測されてお
り、それぞれのサイトで自分の注文品のステータスがどこまで進んでいるのかをトレース
できます。

たいてい品物は予測されたタイミングでインドネシアに到着していますが、税関でのプロ
セスのために、わたしの手元に届くのは遅くなるのです。たいてい発送後一週間くらいで
インドネシアに届きますが、わたしの手元に届くのはひと月を超えます。三カ月かかった
こともありました。

わたしは自分宛ての小包をシドアルジョのジュアンダ空港郵便局に調べに行ったことがあ
ります。小包は見つかりましたが、税関の検査を受けていないのでまだ引き渡せないと言
われました。

そのときわたしは、郵便局内の一カ所に百個を超える小包が山積みされているのを見まし
た。その山は税関職員が検査するために置かれており、税関職員ひとりがその小包をひと
つずつチェックするのです。

ところが外国からの小包は後から後からやってくるのです。どうやら、そのときの状況は、
何も変わっていないようですね。[ スラバヤ在住、ダニエル・ティー ]


2018年2月9日付けコンパス紙に掲載された税関からの回答
拝啓、編集部殿。18年1月22日付けコンパス紙に掲載されたダニエル・ティーさんか
らの投書について、送付物品に関する税関の職務と機能についてのご指摘とご意見に感謝
申し上げます。

管理番号RG634271542CNのシドアルジョジュアンダ空港郵便局取り扱いダニエル・ティー
さん宛て送付小包に関する情報については、税関職員が輸入通関プロセスのための書類を
受け取ったのが2017年11月9日で、担当職員はただちに通関業務を行い、関税等輸
入税の課税免除ステータスで搬出許可が同じ日付で出されており、11月10日に倉庫か
ら出たという内容になっています。

税関の搬出許可が出された後、その小包がたどるプロセスは百パーセントジュアンダ空港
郵便局の責任下に置かれます。その小包に関して税関は、品物をおさえたり、滞留させる
ようなことを一切行っておりません。税関のプロセスは一日で終わっているのです。

通関プロセスの透明性を高めるために、税関は送付物品のトラッキングシステムを用意し
ています。http://www.beacukai.go.id/barang kiriman.htmlにアクセスください。
[ 税関総局国際通関連絡局、ロベール・レオナール・マルブン ]