「正直ポストマン」(2018年05月14日) 2017年12月6日付けコンパス紙への投書"Pak Pos yang Jujur"から 拝啓、編集部殿。昔われわれは、郵便配達のおじさんが独特のベルを鳴らしながら自転車 でやってくるのをいつも待っていたものです。しかしながらわれわれは、郵便物を送るの は保証がないという印象あるいはネガティブ体験を得ているのも確かです。つまり、届く かもしれないし、届かないかもしれない、という意味で。それが小包になればなおさらの ことです。 それどころか、外国から小包が届くと、重さとは関係なくしばしば7千ルピアがチャージ されます。金額はたいしたものでないとはいえ、「これはいったい何の金?」という疑問 が湧くのが普通です。 外国からの小包は往々にして、高額の関税が徴収されます。届いた品物の価格より高いこ とも稀でないため、そんなときはわたしは受け取るのをあきらめています。うんざりさせ られるのは、現品チェックという理由で届いた品物の包装が開かれ、ガムテープで閉じら れ直されていることです。このようなことが行われるために、クーリエ業者がはびこって いるのではありませんか。 ところがもう何年になるでしょうか、わたしが意識しなかった間に、外国から送られてく るオンラインショッピングの小包が、早く届くようになっていました。おまけに届かなか ったことも起こっていないのです。更に、包装が開かれた形跡もありません。 これは最新鋭のX線透視機が品物のチェックに使われ、更に検査担当から配達までの郵便 メカニズムを担っている職員に対するヒューマンマネージメントが有効に行われて人材ク オリティが向上していることを物語るものです。郵便物に禁制品をしのばせてインドネシ アに送り込み、またそんなものを外国から届けさせようとする不心得者がいなくなること を願っています。[ 西ジャカルタ市在住、KKラハルジョ ]