「外国人就労手続きの変更点(後)」(2018年05月15日)

外資が参加している自動車専用道建設工事としては、ソロ〜ガウィ〜クルトソノの一部、
メダン〜クアラナム〜トゥビンティンギ、チルニ〜スムダン〜ダウアン、バリッパパン〜
サマリンダ、マナド〜ビトゥンなどがあり、費用負担の面を軽減させるために政府は外国、
特に中国からの融資を利用している。

たとえばチルニ〜スムダン〜ダウアン(チスムダウ)プロジェクトでは、外資30%、内
資70%の比率であり、技術専門家はできる限りインドネシア人を参加させており、総数
1,202人がその工事に関わっている。そのうちの70人が中国人だそうだ。


労働省データによれば、2017年にインドネシアで就労している外国人は85,974
人となっている。その明細は次の通りだ。

<就労セクター別>
サービス 52,633
工業   30,625
農業・海事 2,716

<職位>
コンサルタント 12,779
取締役     15,596
監査役      2,173
マネージャー  20,099
専門職     23,869
スーパーバイザー 2,314
技術者      9,144

<国籍別>
中国   24,804
日本   13,540
韓国    9,521
インド   6,237
マレーシア 4,603
フィリピン 3,174
オーストラリア2,603 
米国    2,526
イギリス  2,018
シンガポール1,915
その他  15,035
[ 完 ]