「乾季の大雨に警戒を」(2018年06月28日)

国内の多くの地方で曇天が多く、場所によっては多量の降雨があって、洪水に見舞われた
り、地滑りが起こった所も発生している。乾季にもかかわらずこのような状況になってい
るのは、局地的な気象状況とは別に、マッデンジュリアン波動が湿った気団をインドネシ
ア上空に送り込んでいるためだ、と地学気候気象庁が解説した。

2018年6月26〜29日の予報として、アチェ・南スマトラ・ランプン・バンカブリ
トゥン・バンテン・西ジャワ・ジャカルタ並びにカリマンタン島・スラウェシ島・北マル
ク・マルク・西パプアの大半地域に強風と大雨の降るおそれがあるとのこと。また海上で
は2.5〜4メートルの高波がジャワ島南から西ヌサトゥンガラに至るインド洋、ムンタ
ワイ諸島西部、スルマタからタニンバルにかけて、スンバ島からサウ島にかけて、クパン
からロテ島にかけて、ティモール海とアラフラ海などのエリアで発生する可能性に警戒す
るよう関係者に呼びかけている。

グローバル気象が異状なものになっていることから、乾季の雨も平年より激しいものにな
りそうだ、とのコメントが添えられている。