「新参上京者はもうケッコー(後)」(2018年07月13日)

もちろんオッケーと答えたひとであっても、アーバナイゼーションが引き起こすリスクは
知っている。どんなリスクが心配されるかという質問に、回答者は次のように答えた。
1.人口過密化 31.8%
2.失業者増加 26.2%
3.犯罪の増加 22.2%
4.社会福祉障害者の増加 14.1%
5.心配なし  2.3%

社会福祉障害者については、
「社会福祉障害者(前)」(2017年10月12日)
http://indojoho.ciao.jp/2017/1012_2.htm
「社会福祉障害者(後)」(2017年10月13日)
http://indojoho.ciao.jp/2017/1013_2.htm
をご参照ください。


都庁が行っている上京者ミニマイズ作戦は効果があるかないかという質問に回答者は、悲
観的な回答をしている。
効果あり 39.2%
効果なし 52.7%

都庁のミニマイズ作戦はいくつかあるが、上京者にジャカルタ住民としてのお墨付きとな
るKTP(住民証明書)を発行するのは、その上京者を就労させる雇い主がジャカルタに
いることを証明できる者だけといった条件が付けられている。

しかしジャカルタKTPを持たない人間がジャカルタには山のようにおり、社会福祉障害
者に対する一斉手入れの場にでも行き合わさないかぎり、そのような人間が官憲から何か
をされるという事態には至らないのが現実だ。[ 完 ]