「そりゃ誰かの差し金か?(前)」(2018年08月07日)

2018年4月7日付けコンパス紙への投書 "Ketika Kebijakan PLN Menyetrum" から
拝啓、編集部殿。PLN職員がわたしどもに数億ルピアというファンタスティックな罰金
刑を言い渡したとき、わたしどもは感電して果てました。端的に申し上げれば、ブカシに
あるわたしどものクリニックの電力メーターから煙と火花が出たのです。わたしどもはす
ぐPLN(123)にコンタクトして、その修理を依頼しました。

修理に来た作業員の仕事は不完全でした。その数日後、同じ電力メーターがまた煙と火花
を発したのです。PLN(123)に依頼しても、こんな修理ではらちがあきませんので、
わたしどもは以前に電気工事を頼んだことがあるPLNの外注業者を呼びました。それか
らは、煙も火花もまったく鳴りを潜めました。

数ケ月後、PLN職員がやってきて、外注業者は不正を働いたと非難しました。わたしど
もは電力料金支払いを自動引き落とし方式で行っているため、支払い金額のことも、メー
ターの数字も、ほとんど意識しておりません。PLNは事前警告も何もなしに、早急にP
LN事務所へ来て事情を説明せよ、とわたしどもに命じました。

わたしどもはブカシ市ポンドッグデのPLNを訪れて、経緯を伝えました。ところがPL
N職員はわたしどもクリニック、既に30年も働いている医師や看護婦、をまるで泥棒の
ように見なし、わたしどもの説明を理解しようとしません。そして結論は、罰金数億ルピ
アを払わなければ、即座に電力供給を断つと宣言したのです。

その日はまず前払い金を納め、残りはあと3回の分割払いで全額罰金を完済せよと言いま
す。そうしなければ電気は流れないのだと。わたしどもは医療クリニックであり、国民社
会保障制度の利用患者が千人を下らないというのに。

わたしどもは1986年以来クリニックを開業し、その間一度も電力料金支払いでトラブ
ルを起こしたことがないという履歴は一顧だにされませんでした。その電力会社事務所で
わたしどもは電気ショックにかけられ、かれらの方針を膝まづいて受け入れるほか、どう
にもできなかったということです。

もちろん、PLN自身に依頼せず、PLNの外注業者に頼んだのは正式の手続きでなかっ
たとのことですから、それに関して罰を受けるのは覚悟しています。しかしその罰が数億
ルピアというのは、あんまりではありませんか。これが正気の沙汰とは思えません。これ
が感電ショック方針と言われているものなのでしょうか?
[ ブカシ市在住、ウィルダ・サレ ]