「インドネシア製電動二輪車いよいよ」(2018年08月13日)

インドネシア人が設計し製造する電動オートバイ「グシッツ(Gesits)」の生産が2018
年10月末からスタートする。PTウィジャヤカルヤインドゥストリマヌファクトゥルが
ボゴールで生産するこの機種は日製2百台でスタートし、年末ごろには1千台を超えるレ
ベルにまで引き上げる予定とのことで、最初のロットは5万台が計画されている。

ローカルコンテンツ百パーセントを目指すグシッツは、スタート時はウインカーやショッ
クブレーカーなどに関連する部品がどうしても輸入に頼らざるを得ない状況のために89
%の達成率でしかないものの、2020年までには百パーセント達成を実現させる目途が
ついている由。

2016年にプロトタイプが世の中に紹介されたとき以来、既に5千台の予約がついてい
るそうだ。予約者は大部分がジャワ島住民で、年齢は20〜30代がマジョリティを占め
ている。

グシッツの動力源となるリチウムイオン電池の供給はプルタミナが行うことになっており、
レフィルも電池交換もプルタミナガソリンスタンドで取り扱われることになる。電池一個
で60kmの距離を走ることができ、電池交換も2万ルピアで済む。

このグシッツの実用化は政府の肝いりによる産学協同態勢で進められていて、製品機能の
改善も継続的に行われることになっている。