「人間のロボット化は宿命か?」(2018年08月31日)

2018年6月9日付けコンパス紙への投書"Tak Sensitif"から
拝啓、編集部殿。2018年5月27日、わたしはマレーシアのペナンから父に付き添っ
て、エアエイシアXT227便でジャカルタへ飛びました。父は脊椎の神経に障害があっ
て歩行が困難なのです。

ペナン国際空港待合室でわたしはA1Aのドアにいるエアエイシア職員に車いすを頼みま
した。するとあちこちたらい回しされた挙句、事前に予約と支払いがなされていなければ
ならないという返事をもらいました。

車いすが置かれていることをわたしは見ています。その車いすを使うようなひとは他に見
当たりません。そしてわたしは支払いをする用意があるのです。ところが前もって予約し
ていないことを理由に、わたしどもはそれを使えませんでした。

ジャカルタ空港に着くと、運よくスカルノハッタ空港職員が父のために車いすを用意して
くれ、決まりに従って到着ゲートからバゲージコレクションの場所まで送ってくれました。

バゲージコレクション場所でわたしは再度エアエイシア職員に車いすを依頼しましたが、
「車いすはありません。」という返事ばかりでした。まるで機械のようなかれらの就業態
度に、わたしはあわれな気持ちを抱きました。[ ジャカルタ在住、アンディ・タリガン ]