「拡大奇数偶数交通規制は継続(前)」(2018年09月04日) 2018年ジャカルタ〜パレンバンアジア大会は9月2日のジャカルタブンカルノスポー ツコンプレックスにおける閉会式で華麗に幕を閉じた。インドネシアは開催国の意地を見 せて、メダル獲得数で東アジア三国に次ぐ四位になった。 メダル獲得者は大統領からキャッシュボーナスが与えられた。金メダリストはひとり15 億ルピア、ペアの場合はひとり10億、チームゲームはひとり7.5億、更に0.7〜1 億ルピア相当の36平米タイプ家屋を一軒建ててもらえる。 銀メダリストはひとり5億、ペアひとり4億、チームひとり3億、銅メダリストはひとり 2.5億、ペアひとり2億、チームひとり1.5億。 選手だけでなく、チーム監督にも金の場合6億、銀の場合2億、銅には1億、メダルが2 個以上の場合は更に減額した金額が追加され、チームの副監督にも金額は下がるが同じシ ステムが適用された。報酬あればこその国威発揚は人間というものが持つ本性の避けられ ない部分であるようだ。 さて、アジア大会のための拡大奇数偶数交通規制は18年9月2日に期限を迎えて、3日 から規制区域と時間帯は昔の形に戻された。と思いきや、都知事は2018年都知事規則 第92号をすかさず発令して、18年10月13日に閉幕するアジアパラ競技大会までそ の規制を継続することを定めたのである。アニス・バスウェダン都知事はその決定につい て、10月6〜13日に開催されるアジアパラ競技大会までの期間に一旦旧形態に戻すと、 再開のときにまた種々の面倒が繰り返されることになるため、それを避けたいと考えたと 述べている。 ただしアジアパラ競技大会の会場とは無関係になるメトロポンドッキンダ通り(Jl. Metro Pondok Indah)は都知事規則第92号の中で適用対象から外され、ブンヤミンスエブ通り (Jl. Benyamin Sueb)はパラ競技大会実施期間中のみ規制が適用されることになった。 また月の第四土曜日・日曜日は規制適用から除外され、同時に自動車専用道入り口に最寄 の交差点から入り口までと、出口から最寄の交差点までの区間も、規制適用から外される。 [ 続く ]