「ネットローンは高利貸し」(2018年09月17日)

2018年6月13日付けコンパス紙への投書"Perilaku Rente"から
拝啓、編集部殿。金融サービスオーソリティが13の金融会社を処罰しました。それらの
会社はほとんどが金融サービスオーソリティの命ずる条件を満たさなかったからです。情
報の遅れ、支払い不能、資本金額などの条件がそれです。インターネットローンを含む種
々の金融機関を指導監督するオーソリティの措置は評価されるべきですが、それでもまだ
まだ不都合のタネは尽きません。

わたしの知らないうちに、わたしの子供はネットローン三社によって借金でがんじがらめ
にされていました。KP社50万ルピア、DR社40万ルピア、KT社100万ルピア。
三社とも、金融サービスオーソリティの認可を得ていると自称しています。

KP社は18年3月末にわたしの子供に50万ルピアを貸し付けました。しかし子供が受
け取ったのは承認費と管理費が引かれたあとの35万ルピアほどでした。2カ月後、KP
社の請求書を持ってデットコレクターがわが家を訪れました。返済請求額は119万ルピ
ア。つまり月利率は65%であり、年利に直すと780%になります。もし受領金額をベ
ースに置くなら、年利は1800%です。

オーソリティのホームページには、インターネットローンの金利許容範囲は月利率0.7
4〜1.67%、あるいは年利率9〜20%と記されています。

金額が小さいから、この話はつまらない問題のように見えますが、このレントシーキング
行為は既に世間の下流庶民層の中に深く根を下ろしていることをわたしは確信しています。
力を持たない小市民が公的ルートから借入できる間口はきわめて狭いことを思い出してく
ださい。

ネットローン会社はソスメドに大々的に宣伝を載せ、家にいながらにして、どこへも行か
ず、面接もなしに、WAで遊びながら簡単即座に現金が入手できます、と庶民を誘ってい
るのです。

中銀規則第13/25/PBI/2011号はデットコレクターを認知していないにもかかわらず、こ
のレントシーキング行為ではしわがれ声でふるまいの粗野なデットコレクターが使われて
います。

このような行為を放置すれば、高利貸しの罠とデットコレクターからのテロから小市民を
保護するべき政府の動きはますます困難を呈するでしょう。ましてや、公認ネットローン
すらレントシーキング行為をむき出しにしているのですから。
[ 西ジャワ州ブカシ在住、ズルキフリ ]