「義務教育中退者」(2018年09月27日) 義務教育というのは、教育を受ける権利を有する国民に対する国の義務のことを言ってい るのだろうか、それとも教育を受けなければならない義務が国民にあるということなのだ ろうか?学校を中退した生徒は、権利を放棄したと見なされるだけなのだろうか。それと も、義務を怠ったと見なされるのだろうか?教育を受ける義務を怠った国民にはどのよう な処罰が下されるのだろうか?あるいは国民に教育を受けさせる義務を負っているのは国 であり、国は中退者が出たことでどのような制裁を受けることになるのだろうか? 中央統計庁の2017年国民経済調査によれば、首都圏住民10人中7人は学歴が高卒で、 短大/大卒は12.2%、中卒は13.5%、小卒は4.4%いた。一方、小学校中退者 は973人おり、中学中退は1,080人、高校中退は3,296人だった。 中退の理由は次の通りだった。 理由 男性/女性(%) 働くため 53.8/46.0 学費がない 20.4/15.2 学業はもう十分 12.0/13.6 結婚 3.3/11.5 その他 10.5/13.7 年齢層別に就学者比率を見ると、次のようになっている。 5〜10歳 99.9% 11〜15歳 99.1% 16〜20歳 70.6% 21〜25歳 21.8% 26〜30歳 3.6% 31歳超 0.3%