「旧綴りの人名」(2018年09月28日) 2018年6月26日付けコンパス紙への投書"Ejaan dan Nama Diri"から 拝啓、編集部殿。わたしは不思議で仕方ありません。少なからぬひとびとが、それどころ か国政役職者から社会的著名人にいたるまで、自分の名前をスワンディ式やファン・オパ イゼン式綴り方で書いているのです。その理由は、本当は何なのでしょうか? サポート書類に記載された自分の名前が、あるものは昔の綴り、新しいものは別の綴りと いうように一貫性がなかったことから、あるソロ市民がパスポート作成に困難をきたした ことも、18年4月19日付けソロポスに見られるように、現実に起こっています。 綴りの変更は政府が定めたことなのですから、関係当局はその不一致を受け入れるべきだ とわたしは思います。つまりEYD(改良綴り)が定められる前に生まれたひとの出生に 関する公的書類の名前は、本人がEYD式で綴っても問題にされるべきでないということ です。 というのも、現在のわが国の大統領の名前(Joko Widodo)や前大統領の名前(Susilo Bam- bang Yudhoyono)はEYDで書かれていますが、かれらの誕生年は1961年と1949 年でスワンディ式綴りの時代ですから、かれらが持っている卒業証書や婚姻証明書などの 公式書類にかれらの名前はEYDで書かれていないはずです。 わたし自身の公的書類には、Sajasaと書かれたものもあれば、Sajosoというものもあり、 現在はSayosoという綴りで書かれていますが、わたしはいまだそのために困難に直面し たことはありません。 昔の綴りで自分の名前を書いているみなさんは、今すぐ綴り方を現在のものに合わせよう ではありませんか。新しい世代のひとびとが、いま共に生きているひとびとの名前を間違 って読んだり、読むのに苦労するようなことを防ぐために。 [ 中部ジャワ州ソロ在住、サヨソ ]