「バリ島南部で交通規制」(2018年10月08日)

バリ島南部のヌサドゥア地区を取り巻く一部エリアで交通規制が行われている。これはI
MF世銀年次国際会議のための道路混雑軽減化対策であり、GWK像が佇立するブキッへ
の接近すら、一部の人にとっては難しくなったに違いない。

中央政府は2018年運輸大臣規則第97号を発令して、バリ島最南部地区における交通
規制を定めた。

A.期間:
2018年10月7日から16日までの毎日午前6時から9時までと15時から19時ま
で

B.区域:
*グラライバイパス(By Pass Ngurah Rai)のプサンガラン(Pesanggaran)交差点からヌサ
ドゥアまで
*ウルワトゥ通り(Jl Raya Uluwatu)のカリ(Kali)交差点からウルワトゥまで
*ウダヤナ大学キャンパス(Kampus Univ. Udayana)のカンプス(Kampus)交差点からバ
リ国立ポリテクニック(Politeknik Negeri Bali)まで
*ウルワトゥ2通り(Jl Ulwatu II)のカリ交差点からカンプス交差点まで
*シリギタ通り(Jl Siligita)のPDAM交差点からグラライバイパスまで

C.内容:
乗用車はその日が奇数日であればナンバープレートの奇数番号のみ、偶数日であればプレ
ート番号が偶数のみ、通行が可能となる。
貨物車は土石砂・セメント・鉄材などのトラックを含めて通行が禁止される。
例外は通常通りの国政高官職者・行政組織と国際機関の統率者・外国貴賓・赤ナンバープ
レートの公用車・国軍警察業務車・消防救急レッカー作業業務車・黄ナンバープレートの
公共運送事業車・銀行等の業務車と現金輸送車・専用ステッカーの貼られたレンタカーに
適用される。


催事オーガナイジングコミティはその期間、ヌサドゥアのITDC(昔はBTDC)地区
内に入る車両をすべて専用ステッカーで管理することにした。オフィシャルVVIP15
3台は特別ステッカー、A級ステッカーは477台、B級ステッカーは1,373台、タ
クシーは700台にステッカーが添付された。

このNINA方式によって、ステッカーのない車はたとえだれが乗っていても入ることが
許されない、とコミティは語っている。ニナとはNo ID No Accessの頭字語だ。

ステッカーがあればITDC地区に入れるものの、ホテルロビーまで乗り付けることはA
級以上しか許されない。B級はホテルロビー前の道路で停止することになる。ロビーと道
路の間はおよそ1〜2百メートルだ。

普段からコンボイを組んで通行している総局長クラスの高官たちも、ここではB級ステッ
カー対象にされている。

コミティは高級VIP以上のひとびとのためにメルセデスE200を378台、その下の
レベルの外国貴賓にトヨタニューカムリ40台、インドネシアの諸大臣や政府機関上層部
用にトヨタアルファードを15台用意している。