「ペリカンクロッシング」(2018年10月10日)

2018年8月21日付けコンパス紙への投書"Jaka Mentom"から
拝啓、編集部殿。HI前ロータリーの歩道橋は撤去されました。代わりの歩道橋が建設さ
れるまでの間、ペリカンクロッシング(pelican crossing)が設けられました。ペリカンク
ロッシングの文字通りの意味は鳥のペリカンが横断する場所ということです。しかしそこ
を通るのは?鳥の群れでなくて人間なのです。

もともとその横断歩道システムはペリコンクロッシング(pelicon crossing)だったそうです。
ペリコンというのはpedestrian light-controlledのアクロニムで、歩行者が信号を操作す
る横断歩道であることを示しています。

いったいだれがペリコンをペリカンと言い換えるプレセタンを行ったのでしょうか。多分
ペリカンの方がペリコンよりも耳当たりが良かったのかもしれません。シマウマが通るゼ
ブラクロッシング(zebra crossing)よりもペリカンの方が可愛らしいイメージだというこ
とかもしれません。

英語のペリカンクロッシングをそのまま使うのでなく、インドネシア語の訳語をわれわれ
は使うべきでしょう。わたしはその候補者をふたつ提案したいと思います。そのどちらか
が選択されるように。もちろん、両方とも却下されても構いませんが。言葉の世界では、
使用者が王様なのです。使用者とはつまりわれわれインドネシア語話者全員です。
第一案はpenyeberangan angsa、つまり英語pelican crossingの直訳です。
第二案はpenyeberangan pejalan kaki memencet tombol。これはアクロニムにして短く
しましょう。jaka mentomはいかがでしょう。ペリカンクロッシングのインドネシア語
はpenyeberangan jaka mentom。お耳ざわりはいかがでしょうか?
[ 中部ジャワ州サラティガ在住、L ウィラルジョ ]


2018年8月30日付けコンパス紙への投書"Ada JPO, Ada TPO"から
拝啓、編集部殿。2018年8月21日付けコンパス紙に掲載されたペリカンクロッシ
ングのインドネシア語訳としてpenyeberangan angsaとpenyeberangan pejalan kaki 
memencet tombol(アクロニムjaka mentom)を提案されたLウィラルジョさんの投書
は、サムアップものです。

わたしはもっとシンプルな第三案を提案したいと思います。それはTempat Penyebera-
ngan Orang、略してTPO。歩道橋はjembatan penyeberangan orang 略してJPOが
日常的に使われていますので、JPOがあればTPOもある。さあ、お選びください。
[ バンテン州南タングラン市在住、パムスッ・エネステ ]