「不法在留外国人一斉手入れ」(2018年12月03日)

タングラン一級イミグレーション事務所と外国人監視チームが南タングラン市BSDシテ
ィで18年11月28日に不法在留外国人一斉手入れを行い、正式許可を得ないで居住と
就労をしていると見られる中国人やインド人など30人超を逮捕拘留した。

この日の一斉手入れでは、BSDシティの住宅地区・倉庫地区・工場・オフィスなどがタ
ーゲットにされ、多数の捜査員が動員されて不審な外国人の発見が進められた。


鉱業関係の会社で無許可就労していたと見られる者や、移動通信オペレータのスマートフ
レンBSD事務所で働いていた者らが捕らえられている。外国人監視チームがスマートフ
レン社オフィスに立ち入り検査を行った時、カフェテリアに外国人と思われる者がちらほ
らいたことから、監視チームはかれらに職務質問しようとして近付いた。するとかれらは
別の方向に逃げ出したそうだ。監視チームはビル内警備員に「逃がすな」と命じたが、警
備員や会社管理職者は非協力的だったと、この一斉手入れ作戦リーダーは記者発表で表明
している。

監視チームはビル内からの逃げ道を封じていたため、逃げた外国人らはビル外への逃亡が
できず、ビル内の一室に隠れただけで、最終的に監視チームはかれらを一網打尽にして連
行した。

逮捕時にはパスポートやイミグレーション関係の書類を見せるよう要求したが、外国人は
パスポートも居住・就労に関する許認可書類も提示しなかったために、取調べのために強
制連行されている。

取調べ結果がクロと判定されれば、違反内容の如何によっては裁判〜入獄の可能性もあり
うるが、一般的には本国送還が普通だ。