「ネットショッピングが拡大」(2018年12月12日)

サーベイ会社イプソスインドネシアの調査によれば、消費者のEコマース利用が急速な進
展を示している。インターネット利用者の増加とネットショップサイトのパフォーマンス
の良さ、そして消費者の購買パターンの変化がその結果を生んでいると推測されている。

このサーベイの回答者4百人のうち64%がミレニアル世代だった。そしてそのマジョリ
ティは月収330万ルピア超であり、かれらに購買力の裏付けがあり、また少なくとも購
買の決定能力を持っていることをそれが示している。

回答者の73%はひと月に一回以上オンラインショッピングを行っている。頻繁に訪れる
サイトはShopee, Tokopedia, Bukalapak, Lazada, Blibli, Jd.idの6つ。訪問した後、
購入しているひとの間では、60%が送料無料だから、19%がキャッシュバック、16
%が割引、4%がバウチャーを持っていることをその理由にあげた。

イプソスインドネシアのマネージングダイレクターはその現象を肯定的に評価する。
「ベンダーにとってEコマースはオペレーションコストの削減をもたらす。ここでは、シ
ェア拡大と投下資本の正比例関係が存在しない。
そして地域別較差が薄められるために、社会にとって経済的均一化が高まって行く。Eコ
マースの基本コンセプトは距離・時間・空間の制約から免れていることだからだ。」

消費者にとっての利便性は言うまでもない。現金を持って外出し、店に入って品物を見較
べ、購入して持ち帰る。もちろんいくつかの点でメリット・デメリットは入れ代わるもの
の、全体的に見るなら、Eコマースからはその必要要素のいくつかが消滅しているのであ
る。

更に政府中銀が進めているキャッシュレスライフに、Eコマースは大きく貢献している。
Eコマースの社会化は大いに望まれているところだ。