「ジャングルにならない場所はない」(2019年01月11日)

2018年10月1日付けコンパス紙への投書"Perilaku di Jalan Tol"から
拝啓、編集部殿。自動車専用道で急ブレーキを踏んだ若者に怒った後続車両の運転者が暴
力を振るった事件の報道記事を読んで、思いやまれずにこの投書を書きました。

わたしは普段から自動車専用道を通ることにしていますが、それは一般道よりも自動車道
の方が交通秩序のレベルが高いからです。それでも、自動車道で他の通行車が示す振舞い
にため息をつかされることは数知れません。

自動車道の通行速度は最低時速60キロ最高80キロと定められていると存じます。また
左車線は動きの緩慢な車、右車線は追い越し用という規則もあります。ところが実態は、
それらの規則は無視されている上に、当局者も違反を放置しているありさまです。

最低速度を守らないトラックが真ん中の車線を通行し、その後ろにたくさんの車が低速の
車列を形成するようなことはしょっちゅう起こっています。自動車専用道利用者のフラス
トレーションを掻き立てずにはおかないでしょう。

反対に自動車専用道をレース場と見なして、最高速度をはるかにオーバーするスピードで
突っ走る者も少なくありません。かれらは他の通行車両の運転者をあたふたさせ、感情的
にします。

ましてや先行車両を追い越そうとして右側車線に移ったとき、いつの間にか後ろに突っ走
り屋がくっついてクラクションを鳴らし、ヘッドランプを点滅させているのです。わたし
が法定最高速度でそれを行っているというのに。だれが感情をたかぶらせないでおけまし
ょうか。喧嘩が起こっても当然でしょう。

わたしもかつて、報道された事件に似たようなことを体験しています。おまけに残念なこ
とに、ナンバープレートから察するに、それは警察高官だったようです。

自動車専用道管理会社とハイウエイパトロールは法規の厳格な執行を行う時が来ているの
です。[ 南タングラン市在住、ジョージ・ガロッ ]