「プティンブリウン大発生」(2019年01月14日) 19年1月11日15時からおよそ30分間、バンドン県ランチャエカッの住宅地をプテ ィンブリウンが襲い、家屋4軒が重度の破壊、196軒が軽度の破壊という被害を蒙った。 プティンブリウンについては、「プティンブリウン」(2013年6月12・13日) http://indojoho.ciao.jp/koreg/igeo13.html をご参照ください。 被害者のひとり(男性32歳)の話によれば、激しい風は強い雨といっしょにやってきた そうだ。これまでも強風突風は何度も起こっているものの、プティンブリウンに襲われた のは今回が初めてである由。 地学気候気象庁バンドン支部長は今回のプティンブリウンについて、15時10分ごろの 衛星画像でバンドン東部付近に積乱雲の形成が見られること、西ジャワ州中央部付近に大 気団の衝突と風向の変化が観測されていること、西ジャワ州海域の海水温が高めになって いるため雨雲の形成が盛んで、強い雨をもたらす気象要因ができていること、などの結果 として起こっていると解説した。 また同じ日の11時45分ごろにはカラワン県チラマヤクロン郡の2部落がプティンブリ ウンに襲われ、家屋31軒が破壊された。たいていの被害家屋は屋根が吹き飛ばされ、中 には壁が崩壊して平らになった家屋も数軒ある。 東ジャワ州マラン県でも16時30分ごろ、いくつかの村がプティンブリウンに襲われた。 十数軒の家屋に被害が出たほか、立木や電柱が何本も倒壊している。中部ジャワ州でもソ ロとクラテン、そしてマグランでプティンブリウンの被害が出た。数十軒の家屋が破壊さ れ、倒木は100件を超えているとのこと。