「週70時間働く都民」(2019年01月25日) 首都圏の経済レベルがきわめて高いために、全国から職を求めてやってくるひとは後を絶 たない。運よく職にありつけたひとびとは仕事に寝食を忘れる、と言うのも大げさだが、 実際に生活時間の大半を仕事に使っている。だがそれはまあ、東方のワーカホリックの国 でも似たようなものかもしれない。一週間に70時間以上働いているひともいるのだ。 中央統計庁の国民社会経済サーベイによれば、首都圏住民の66.3%は従業員・作業員 ・職員だ。個人自営業者は20.5%いて、非固定もしくは無報酬従業員を使っている自 営業者は3.1%、固定もしくは有報酬従業員を使っている自営業者が2.3%。フリー ランサー4.9%、無報酬あるいは家族労働者が2.9%。 一日の生活で、何に時間をもっとも費やしているかという点については、次のようになっ ている。 労働 49.5% 学校 20.1% 家事 26.0% そのもっとも時間を費やしていることがらのために、週当たり何時間を?という問いの回 答は次の通り。 29時間未満 15.3% 29〜42時間 30.9% 43〜56時間 38.1% 57〜70時間 10.4% 70時間超 5.3%