「ゴミのポイ捨ては社会習慣」(2019年03月20日) 2019年1月5日付けコンパス紙への投書"Buang Sampah Sembarangan"から 拝啓、編集部殿。インドネシア社会の一部のひとびとはゴミのポイ捨てが習慣になってい ます。そう言われるのは、ゴミを決められた場所に捨てないひとがいまだに大勢いるから です。 ゴミ箱がそこにあるような場合ですら、ゴミ箱はかれらの目に映っていないのです。ゴミ のポイ捨て族は年齢・性別・職業ステータスを問いません。 かれらはポイ捨て習慣を公衆の面前で、恥も罪悪感もまったくなしに行っています。反対 に世間もゴミのポイ捨てを目にしたときですら、一言も苦情を言わず、まったく無関心な ありさまです。そのようにして放置し、ゴミのポイ捨てに無関心なことが、ポイ捨て行為 をやめさせることを困難にし、社会習慣にしてしまうのです。 ゴミのポイ捨てをやめさせるべく、政府はこれまでも国民にその意識を持たせるべく、頻 繁に社会告知を行ってきました。ところが一体どうしたことか、その悪習はますます盛ん になっています。あたかも政府がその社会告知を定常的に行わなければならないかのよう に。 社会のそんなビヘイビアとは裏腹に、生活環境内にゴミの山ができると、住民は行政に苦 情ばかりしているのです。社会は自分たちがゴミをどのように捨てればもっとも良いのか ということをもっと真剣に学ぶべきではありませんか。生活環境内で、職場で、学校で、 そして川で。自分の生活環境を美しく、清潔で整然と整えるにはどうすればよいのかとい うことを。政府と社会は協力して生活環境を美しく清潔に整えなければなりません。ゴミ のポイ捨てが行われる余地はありません。 [ 中部ジャワ州カランガニャル在住、レイファンディ・サプトラ ]