「架空アパート販売詐欺」(2019年09月16日) MMS社が2016年に発売した南タングラン市チプタッCiputatに建設予定のApartemen Ciputat Resortはユニット価格が1.5億ルピアで、おまけに四輪車二輪車のボーナスが 付くという好条件も手伝って、購入者は455人に上った。 ところが建設予定場所ではいつまで経っても工事の開始される気配がなく、ユニット引き 渡し予定の2019年になって購入者は詐欺にかかったことを覚り、返金を要求しようと したものの、会社事務所はもぬけの殻。被害者たちは19年4月11日に被害届を首都警 察に出した。 警察の調べでアパート建設予定地の建築許可IMBは出されていないことがわかり、MM S社が最初から計画的に行った詐欺行為であることが明らかになった。被害者たちが現金 一括払いや月賦でMMSに納めた金額は3百億ルピアに達している。 警察は既にMMS社2016〜17年代表取締役Aと17〜19年代表取締役だったK、 およびそのふたりを裏で操り、得た金を握っていたPの3人を逮捕している。 警察は消費者に対し、アパートメントの前売り購入では、デベロッパーの評判を調べるこ と、許認可関係の書類をチェックすること、建物の年齢をよく調べること、有利なボーナ スの話を購入の決定条件にしないこと、を忘れないように、と警告している。