「老人を狙うATM破り」(2019年09月26日)

老人は概して催眠術、あるいは精神状態の誘導にかかりやすいのだろうか?きっと人にも
よるにちがいない。

元新聞記者のムスニ・ムイスさん75歳は19年6月26日、ブカシ市ポンドッグデプラ
ザにいた。14時ごろ、かれはATMから現金を引き出そうとした。そのとき、ひとりの
男がかれの近くにいたことを覚えている。そのときに何が起こったのかは記憶の中にもや
がかかっていて、はっきりしたことが思い出せないのだ。

それから数日後、かれはどこを探しても見つからないATMカードの再発行のために銀行
を訪れ、そして自分の預金残高が5千3百万ルピア消滅していることを知った。

かれは事件を警察に届け出るとともに、銀行に対しても5千3百万ルピアの弁償を求めた
が、銀行側はまったく当方に責任のないことだとして、ムスニさんの要求は拒否されてい
る。老人はあまりATMへ行かないほうが無難なようだ。