07月のヘッドライン


2019年07月31日
19年上半期の自動車と自動車部品の輸出金額は36.8億米ドル/輸入35.3億で、前年同期の輸出34.4億/輸入39.4億の入超を覆して輸出が健闘
学年末休みが終わったために旅行ハイシーズンも終了し、空運業界は国内線の便数を削減し始めた。クルタジャティ空港ではシティリンクが19年7月26日からデンパサル・パレンバン・クアラナムの三ルートを閉鎖
19年7月27日未明、タングラン県ジャタケのクジャントラギラン部落で民家に押し入った強盗ふたりを夜間見回りの部落民が発見して追いかけ、手製拳銃で撃たれたが、ひるまずにひとりを捕まえてリンチし、29歳の男が死亡。警察は逃げたもうひとりを追跡中


2019年07月30日
政府保健省は全国のBPJS国民健康保障制度適用病院2,170個所中の615を、現在与えられている等級に不合格であるとして引き下げを決定。引き下げられる病院はA級9、B級88、C級325、D級193
公式開業から4カ月、ジャカルタMRTの人気は上昇の一途。19年6月の一日当たり平均利用者数81,816人は7月に94,824人にアップ。当初目標の6万5千人を大きく上回っている
不作のために赤トウガラシが各地で値上がりし、プルワカルタではキロ10万ルピアに達した。レストランは赤トウガラシの量をいつもより減らしてトマトを混ぜており、料理の味がいつもより違っている由


2019年07月29日
2019年初から7月25日までの間にインドネシア証券市場に流入してきた外資は192.5兆ルピアで、119.3兆が国債市場、72.2兆が株式市場への投資
西ジャワ州バンドンに近いタンクバンプラフ火山が19年7月26日16時ごろ噴煙を噴き上げた。火山警戒ステータスは平常のままだが、火口から半径2キロ以内への進入が禁止されている
バタヴィア旧市街のジャカルタ歴史博物館と西ジャカルタ市KSトゥブンTubun通りの繊維博物館で、19年7月23日から一ヶ月間、入館者にインドネシアのコーヒーが振る舞われるコーヒーキャンペーン実施中


2019年07月26日
政府は超高級住宅売買税率を引き下げた。従来50億ルピア超の住宅売買にかけられていた購入者納税分PPh22の税率5%が、300億超の区分が設けられて税率1%に低下。新区分の物件面積は戸建て4百平米超、積層150平米超
フォーチュン誌の2019年版グローバル500にインドネシア企業は唯一プルタミナが登場。2018年の業績は世界175位で、前年評価順位から78ステップ上昇
Eコマースの発展で物流倉庫需要が激増。2021年までにジャボデタベッ地域に新設される物流倉庫の総面積は89万平米で、既存の150万平米が6割増。新規投資はオーストラリアやシンガポールがメイン


2019年07月25日
アストラインターナショナルが発表した2019年上半期四輪自動車国内販売台数は481,577台で、前年同期実績553,773台から顕著な低下。2018年の年間販売台数は1,151,413台
東ジャワ州ブロモ火山が19年7月19日に噴火し、火口から1キロ以内進入禁止。しかし週末には相変わらず3〜4千人が来訪しており、地元側は整理員を配置して1キロラインから入らないよう、観光客に警告している
米国にバリガムランを広めたバリ人芸術家ニョマン・ウンテンNyoman Wenten氏を採り上げたインドネシア制作劇場用映画Bali: Beats of Paradiseの公開が米国と韓国で開始。シンガポール航空機内でも鑑賞可。インドネシア国内は19年8月22日から一般映画館で


2019年07月24日
ランプン、パレンバン、パランカラヤの貧困者住民人口が低下したことが2019年3月の中央統計庁調査で判明。食糧価格安定・ポジティブな経済成長・失業者人口の減少がその理由
マンディリ銀行で19年7月20日0時に行われた顧客口座データの核システムから予備システムへの移動処理でトラブルが起こり、およそ150万口座の残高に増減が発生。20日夕方に復旧処理が完了したが、増えた残高を引出した顧客には返金を要請する由
ジャカルタMRTは折畳みもしくは小型自転車の車内持込を乗客に許可し、MRT路線に沿って道路上に歩道と自転車道を作る計画。広域移動にどうつながるのだろうか?


2019年07月23日
2019年5月の全国海運旅客数は209万人で累計899.6万人、対前年同期比8.8%増。主要港での累計数最高はマカッサルの16.4万人、二位はスラバヤの12.4万人
ビトゥン⇔ダヴァオ間コンテナ船航路を両国大統領がオープンしたのが2017年だが、費用が高すぎるという理由で貨物が集まらず、船の運航は休眠状態。政府は港湾荷役費用と燃料の割引を決定
エクスプレスエアーが19年7月末からバンジャルマシン⇔バニュワギ航路を開設する計画。運航は週三便で、投入される機体はB737。所要時間は1時間5分とのこと


2019年07月22日
2019年5月鉄道乗車旅客数はジャワ島3,451万人。累計は1億7,041万人で対前年同期比0.3%増。スマトラ島の5月は59万人、累計328万人で対前年同期比9.5%増
2021年開業予定のジャカルタ⇔バンドン高速鉄道は、開通後さらにバンドンからマジャレンカのクルタジャティ西ジャワ国際空港まで延長されることが本決まり。バンドンからのルートは今建設中の自動車専用道の上を通る計画
BSDシティのICEで19年7月28日まで、今年第27回目のGAIKINDO インドネシア国際オートショー開催中。開場時間は週日11〜21時、入場料5万ルピア。土日は10〜21時で入場料10万ルピア


2019年07月19日
2019年5月航空機搭乗旅客数国内線は525万人、累計2,945万人で対前年同期比21.3%減。空港別累計トップはスカルノハッタ721万人、二位ジュアンダ234万人
2013年はインドネシアへの事業投資1兆ルピア当たりの雇用者数が4.6千人だったものが、2018年は1.3千人で雇用創出効果がますます低下。現行労働法がその一因になっているとして、政府は法改定に注力する構え
ジャワ島南端バニュワギ県アラスプルウォの真南40キロ弱の海底68キロを震源とする19年7月16日午前8時ごろ起こったM6.0の地震はバニュワギ県で損壊家屋20軒、バリ島ではバドゥン県北東部とジュンブラナ県を中心に44軒の被害。強い揺れは全島で感じられた由


2019年07月18日
2019年5月航空機搭乗旅客数国際線は143.5万人、累計736.97万人で対前年同期比2.9%増。空港別累計トップはスカルノハッタの311.2万人、二位グラライ266.7万人
2019年5月末の外貨準備高は1,293億米ドルで前月末から40億ドルの減少。政府中銀の対外債務返済と一般市中銀行の中銀預託外貨合計額が低下したことが主要因
ネットショッピングが隆盛の一途をたどっているものの、購買品配達面の消費者の不満はなかなか改善されない。不満体験を持つ消費者は36%で、その中の9割超が配達遅延や不明瞭な直近ポジションの情報


2019年07月17日
全国34州における星級ホテルの2019年5月宿泊客平均滞在日数は1.93で、外国人2.85、イ_ア人1.76という内訳。最長はバリの2.90で、外国人3.14、イ_ア人2.27。外国人の最大連泊はパプア4.38、イ_ア人はバンテン2.52(数字は日数)
職業訓練・実習制度・人材能力向上教育を実施する企業はその経費の最高200%、テクノロジーとイノベーションベースの研究開発を行う企業はその経費の最高300%を経費追加できることを認める2019年政令第45号が19年6月25日に制定。実施詳細は蔵相規則で
ジャカルタの公設魚市場はMuara Baru, Muara Angke, Kali Baruで、カリバルは既に申し訳程度のありさま。2016〜17年の首都ジャカルタ水産品総生産量は14万トンを下回り、それ以前の20万トン台は維持できなくなっている


2019年07月16日
全国34州における星級ホテルの2019年5月客室稼働率は全国平均で43.5%。州別トップから北スラウェシ53.2、中部カリマンタン52.2、バリ51.6、ブンクル50.5。最低はバンカブリトゥン22.98、マルク26.3(数字は%)
19年蔵相規則第98号は鉱産物・水産物・農園森林産物輸出代金をインドネシア国内に入れない輸出者に制裁措置を命令。国内の輸出代金専用口座に入れない場合は0.5%の罰金、専用口座に入れた資金の規定外使用に0.25%の罰金、国外エスクロ口座を国内に移さない場合は税関が輸出手続きに応じない
国民のインドネシア語学習熱が高い国は世界に23ある。フィリピンでは2020年にインドネシア語が小学校から高校までのカリキュラムに入り、オーストラリアでも学校でインドネシア語学習が復活。他にもティモールレステ、パプアニューギニア、タイ、フランス、ミャンマー、チュニジアなどが熱心


2019年07月15日
2019年5月国籍別入国者数累計トップはマレーシア131、次いで中国88、シンガポール74、ティモールレステ51、オーストラリア48、インド27、日本20、米国17、韓国15、イギリス14(数字は万人)
2019年Q1の観光外貨収支は、国民が外国旅行に使った金額20.4億米ドルに対して外国人観光客がインドネシアに落とした金額34.0億米ドルで、入超になっていると中銀
19年7月17日に全国で部分月食が観測できる。WIB1時44分から7時18分までが月食の起こる時間で、本影相はWIB3時2分から6時まで、月食ピークは4時半とのこと


2019年07月12日
2019年5月の空路入国者ポイント別累計トップはグラライの229.2、二位スカルノハッタ94.6、海路累計トップはバタムの76.2、二位タンジュンウバン25.8、陸路累計トップはアタンブア3.8、二位ジャヤプラ2.1(数字は万人)
18年1月16日の火災で建物の6割に被害が出た海洋博物館の修復工事が19年12月完了の予定でこの7月から開始される。全館閉館はしない予定だが、場合によっては最短期間の閉館はやむを得ないかもしれない、と博物館管理者
ランプン出身のAは帰省するたびに上京者を連れてきて、ジャカルタで二輪泥棒共犯者に仕立て上げる。7月3日にデポッ市で仕事中を警察に見つかり、Aは刃物、仲間25歳は手製ピストルで反攻。警官を3発撃った仲間は射殺された


2019年07月11日
2019年5月の全国入国ポイントにおける外国人入国者数は125.6万人。当年累計637.1万人で対前年同期比は2.7%の増。空路入国者累計369.3万人、海路累計171.8万人、陸路累計96.0万人
OAGフライトビューが発表した2018年6月から19年5月までの世界航空会社定時運航率ナンバーワンはガルーダ航空の91.6%。ライオン航空の19年上半期定時運航率は85.8%。航空券料金が高くなったのは無駄でないか
西スマトラ州サワルントのオンビリン炭鉱をユネスコが世界文化遺産に認定。ボロブドゥル寺院、プランバナン寺院、サギランSangiran遺跡、スバッSubakに続く5つ目の文化遺産


2019年07月10日
2019年5月の輸入総額は145.3億ドル。当年累計706.0億ドルは対前年同期比9.2%減。内訳は原材料補助材が527.8億ドル、消費物資63.8億ドル、残りは資本財。国別輸入先累計は一位から順で中国、日本、タイ、米国、シンガポール
19年2月調査データによれば、インドネシアの産業セクター別就労者人口は、農林水産業3,811、大規模商業と小売2,447、加工産業1,823、宿泊飲食業880、建設762、教育サービス660、その他サービス635、運輸倉庫520、行政515(単位は万人)
首都警察は交通違反監視カメラの設置を増やす意向で、37カ所に81台置く計画。スディルマン〜タムリン通りではそのうちの10カ所12台になる。設置場所は主に歩道橋や陸橋とのこと


2019年07月09日
2019年5月の輸出総額は147.4億ドル。当年累計684.6億ドルで対前年同期比8.6%減。国別累計では1位から順に中国、米国、日本、インド、シンガポール、マレーシア
カリマンタン島農村部の華人系貧困家庭の娘がシンガポールや台湾の嫁探し需要に応じて契約結婚するケースは何十年も昔に流行した。昨今は中国の農村部にある嫁探し需要だが、その中に人買⇒奴隷労働のケースが多々混じっている。19年6月23日、スッタ空港警察は若い女性二人を連れた華人を人売犯として逮捕
ATM機で出金中に電源を切り、取り出し口をこじ開けて現金とカードを持って逃げる手口が多発。一般者の手が届かない配線を行うよう警察は銀行側に要請


2019年07月08日
中央統計庁発表の月次経済統計。2019年6月のインフレ率は0.55%。当年累計2.05%、YOYは3.28%。当月のインフレ率の大きいカテゴリーは食材、衣料品、飲食品・タバコ。運輸・通信・金融サービスにデフレ
中央統計庁の19年6月インフレ率報告の中で、運輸・通信・金融サービスセクターに0.14%のデフレ。航空旅客運賃が32都市で低下し、0.04%分に貢献した由
東ジャワ州パチタンで19年6月14日から半月間のうちに1千人近い住民がA型肝炎に罹患。スコレジョ川が住民生活の上水源のひとつに使われており、川水がウイルスに汚染されていたことが判明


2019年07月05日
都庁資産である低所得層向け賃貸集合住宅rusunawa1.6万ユニットのうちの9,094ユニットで家賃滞納。居住禁止区域から強制移住させられた住民が大半を占めるかれらの滞納金合計は350億ルピアと見積もり。現都知事は債権抹消をしようとしているが、取立可能債権抹消は規則違反
インドネシアに進出している日系企業2千社は5百万のインドネシア国民を雇用しており、総雇用の10%を満たすのに貢献している
都内でオンラインタクシー運転手31歳が22歳の乗客を縛って暴力を振るい、4百万ルピアを銀行から引き出させて奪う。被害者は歯を折られ、ジャゴラウィ自動車道まで運ばれて捨てられたが、犯人は後日警察に逮捕される


2019年07月04日
トラックが上限基準を超える過剰な荷物を積んで全国を走行し、道路や橋を破壊している。異常な方法による物流コストダウンが現在の物価レベルをもたらしている一方で、インフラ修復に費やされる国費も膨張。オルバ期以来のこの悪弊はいまだに継続
ミレニアル世代が希望する住居は都内の公共交通機関の便がよいアパートなどの借家で、インターネットアクセスが必須条件になっている。そのTOD指向に関連して、MRTジャカルタ社は各駅地区のTOD型開発を検討
19年7月1日からクルタジャティ西ジャワ国際空港に国内線が移され、毎日48便が発着するようになった。各便のロードファクターは70%台に上っており、バンドンとの路上交通需要が激増


2019年07月03日
2kg入りボンベに詰めた補助金付きプロパンガスの消費量が2017年以来、政府目標を上回るようになっており、2019年も予算額6.98兆ルピアはオーバーする可能性が高いと大蔵省が表明。補助金付き石油燃料も同様とのこと
北ジャカルタ市住民管理市民登録課にSKDS(暫定居住証明書)を申請している上京者はおよそ3千8百人。地方部のKTPのままジャカルタに居住する場合の住民諸手続きにSKDSは不可欠。この原理は全国共通で、ジャカルタKTP保有者がバリ島で居住するにはKartu Identitas Penduduk Sementaraを作る
インドネシアエアエイシアが19年8月1日からロンボッを中心に新航路を開設。ジャカルタ・バリ・ヨグヤ新空港とロンボッ、バリ〜ラブアンバジョ、ヨグヤ新空港〜スラバヤの5航路が増えて国内線は17航路に


2019年07月02日
中銀が19年9月1日から市中銀行窓口での銀行間送金手数料を一件5千ルピアから3千5百ルピアに引き下げる。ATMやネットバンキングを介する送金はこの対象に含まれない
スカルノハッタ空港第3滑走路の稼働を19年7月から開始するよう、大統領が関係者に要請。現在離着陸機の81ムーブメント/時間が120に増加する。またスワルナゴルフ場地区に第4ターミナルビル建設が計画されており、21年竣工予定とのこと
航空券料金値上がりで、西スマトラ州パダンのトウルッバユル港がトウルッバユル〜タンジュンプリオッ(ジャカルタ)航路の再開を計画し、客船会社を誘致。この航路はスンダ海峡を通り片道30〜32時間かかる。シティ・ヌルバヤの時代をなぞることができそう


2019年07月01日
空運業界の料金値上げは航空貨物タリフにも及び、生鮮貨物の取引に障害が起こっている。ティミカからカニをシンガポールへ送るのに、キロ当たり料金は1万6千ルピアから4万に跳ね上がっている
刑務所に服役中の復讐殺人犯の中で、自分が殺した相手をいつまでも赦せない人間が多いことがインタビュー調査から判明。中には、自分が傷つけられたらその何倍ものお返しをしてやらねば気が済まない者も少なくない。自分が常に勝つことが自尊の土台か?
中部ジャワ州ディエン高原の朝霜を見るために早朝にやってくる観光客が急増。普段は一日5千人のところ、昨今は1万7千人が来ているようだと当局者。午前4〜6時ごろやってくるので地元管理者には分かりづらい状況の由。場所によって、氷点下を切ることは何度も起こっている