インドネシアの銀行金融界情報2007〜10年


「通貨政策がハイコストを生んでいる」(2007年1月10日)
2006年12月22日付けコンパス紙への投書"Uang Pecahan Kecil Sulit Diperoleh"から
拝啓、編集部殿。わたしの会社は小売業を営んでいます。イドゥルフィトリ大祭が過ぎて以来、2百ルピアコインと5千ルピア紙幣を手に入れるのがとても困難になっています。あちこちの銀行を訪れたり連絡を取り、また少額貨幣両替商にも尋ねましたが、銀行はいつも在庫切れという返事であり、両替商からは中央銀行が2百ルピアコインの注文に応じないのだという返事でした。1百ルピアと5千ルピアは供給があるけれどもたいした量ではないとも言いました。1百ルピア、2百ルピアのコインが手に入らないため、わたしの店はお釣りにキャンディを客に渡していましたが、大勢の客から抗議を受けます。お客からのクレームを避けるために仕方なく、5百ルピア以下の値付けをしていた商品は売値を5百ルピアに、というように5百ルピア単位にまとめてしまいました。わたしの小売商仲間たちもみんな同じようにしています。
この国の通貨オーソリティとしてインドネシア銀行は世の中での金種の流通状況が実需に合致したものになるようにコントロールするべきではありませんか?特定金種で欠乏が起こるようになってはいけません。インドネシア銀行はただちに少額貨幣の実需に応じた供給を実施するようにしてください。小市民にとって少額貨幣は大きい意味を持つものなのです。[ 南ジャカルタ在住、フェルディナン ]


「預貯金保証機関が事業閉鎖銀行の預金者に払い戻し」(2007年1月10日)
発足してまだ15ヶ月という預貯金保証機関は事業許可が取り消された国民貸付銀行6行の預金者に対してその使命を果たしている。事業が閉鎖された国民貸付銀行はPT BPR Tripillar Arthajaya, PT BPR Mitra Banjaran, PD BPR Cimahi, PT BPR Mranggen Mitraniaga, PT BPR Samadhana, PD BPR Gununghalu の6行で所在はジョクジャ、スカブミ、ドゥマッがそれぞれ1行そして3行がバンドンとなっている。預金者数は756で残高純合計は385.5億ルピア、保証条件を満たしているのはそのうちの98%であり、預貯金保証機関は条件を満たしている預金者に2006年12月中に保証の支給を完了した。
預貯金保証機関が保証する預貯金残高とは預金者が口座に持っている残高から金利・税金・負債を差し引いたもの。また条件不備の中には台帳に記録のないもの、銀行が入金していないもの、保証金利率を超える金利を得ていたもの、銀行経営を不健全にした預金者といったものが含まれている。預貯金保証機関は銀行が預金者に払い戻さなければならないネット残高を各地元のBRI銀行経由で預金者に払い戻ししており、預金者はBRI銀行で払い戻し手続きをするよう呼びかけている。


「ジャッカル」(2007年1月17日)
Jakcard をインドネシア語ではそう発音する。DKI銀行が企画したこのペイカードに都庁はいくつかの機能を持たせることにしている。都庁職員はDKI銀行を利用しており、このカードをATMカードとして使うようにするだけでなく都庁職員のアイデンティティカードとしても使えるようにしようというのがそのひとつ。Jakcard はチップカードであるため、中央銀行が2008年末までにすべての銀行カードをEMV規準に変えることを決めたがジャッカルは早くもそれをクリアーしている。おかげで都庁職員の出退勤記録から都庁建物内に入るためのセキュリティカードとしても使うことができる。
都庁職員でない一般都民にとってはどうかと言えば、このカードはe-wallet として使われることになる。特にミクロビジネスへの支払いのために利用できるようにしようというのが狙いで、アンチョルベイシティの入場券販売窓口やバスウエイ料金支払い窓口、自動車専用道路料金所、ガソリンスタンド、駐車場、小売店、レストラン、カフェなど都内のできるだけ多くの事業所で利用できるようにする意向。またイスラムの喜捨であるザカート、インファッ、スドゥカなどにも使えるようになる。このジャッカルは将来的にDKI銀行だけでなくバス停やテルコムセルのアウトレット等々で販売される予定になっている。


「口座破りはカードオーナーの責任」(2007年1月22日)
2006年10月14日付けコンパス紙への投書"Tabungan di BCA Tidak Aman"から
拝啓、編集部殿。2006年9月11日、わたしはBCAのATMで数件の支払いをしようとしましたが、スクリーンに表示されたメッセージに愕然としてしまいました。「口座残高は支払い金額に足りません。残高はRp 2,164,228.05です」ところがわたしは9月6日に残高のチェックをしており、そのときの残高はRp 5,977,228.05となっていました。そしてわたしは9月6日から11日まで入出金をしていません。翌9月12日、わたしは口座を開いた西ジャカルタのBCAタルマヌガラ大学キャンパス第二分店で通帳に記帳してみました。すると9月7日12時5分に150万ルピアが2回引き落とされていることがわかりました。ハローBCAの担当者によるとプルマタ銀行ATMで引き出されているとのことです。その担当者は、PINの入力ミスもないのでその引出しはわたしのカードが使われたにちがいない、と断定しました。どうしてそんなことが言えるのでしょうか?ATMカードはずっとわたしの手中にあり、ほかのだれにもPIN番号は知らせていないのですから。わたしはプルマタ銀行ATMのロケーションと監視カメラの画像確認を担当者に依頼しました。担当者は10日かかると言いました。わたしは、なくなったわたしのお金をBCAは返してくれるのかと尋ねました。答えはノーです。なぜならこの事件はわたしの不注意で起こったことだからだそうです。わたしがBCAに預金したのはBCAが安全だと信じたからなのに。こんなことでは枕の下にお金をしまっておくのと同じじゃありませんか。いつ泥棒に持って行かれるかわからないのですから。2006年9月19日、ハローBCAはわたしに連絡してきて、プルマタ銀行ATMにカメラ画像はなかったと説明しました。おまけにATMがある場所もわたしに説明できないのです。実は、わたしはもうプルマタ銀行にコンタクトし、わたしのお金が引き出されたATMがどこなのかがわかれば監視カメラの録画コピーをわたしにくれるとプルマタ銀行側は約束しているというのに。[ ジャカルタ在住、ミア・セプタニア ]
2006年11月7日付けコンパス紙に掲載されたBCA銀行からの回答
10月14日付けコンパス紙へのミア・セプタニアさんの投書について説明いたします。ハローBCAからお伝えしたように、口座からの出金は正しいATMカードとPIN番号が使われています。BCA銀行顧客の皆さんはPIN番号を極秘とし、いかなる目的であれ他のひとに口座からの出金を代行させるようなことは絶対にしないでください。[ 広報室企業セクレタリー課長、ドゥイ・ナリニ ]


「年内に2千ルピア紙幣が発行される」(2007年1月23日)
インドネシア銀行は今年中に2千ルピア紙幣を発行する予定にしている。インドネシア銀行通貨流通局長は、市中流通通貨金額が2006年第二四半期に8%上昇して145.7兆ルピアとなると同時に平均流通金額も2.4%アップして136兆ルピアに達しており、新しい金種の需要が高まっているためであると述べている。これまでなかった2千ルピアという新券はいま紙幣意匠の作成中であり、新意匠が承認されてから印刷にとりかかるため現時点で公表できる詳しい内容はまだない。金種別流通通貨量は5千ルピア未満のものが全体の9割近くを占め、高額紙幣の中では5万ルピアが45%、10万ルピアが21%といった構成になっている。


「銀行の業務ミスであおりをくらう小市民」(2007年1月29日)
2006年11月14日付けコンパス紙への投書"Segel Meteran Air Tanpa Peringatan"から
拝啓、編集部殿。2006年11月3日、わたしどもはブカシから東ジャカルタの自宅に親戚の者を伴って深夜帰宅しました。親戚の者はわが家に泊まるのです。わたしどもは外出から帰ると必ず顔や手足を洗い、マンディします。ところが驚いたことに、水が出ません。原因を調べたところ、水道メーターが止められて封印されているのがわかりました。それには思い当たるフシがまったくないので驚くとともに不快さが頂点に達しました。すぐに水道会社TPJのコールセンターに電話すると、わたしどもが2006年8月9月の水道代を滞納していると言い、ひとを馬鹿にしたような言葉使いをしてきます。毎月きちんきちんと義務を果たしているわたしどもは、そんなことはありえないと不審を抱いてさっそく2006年8月9月の領収書を調べました。そして水道会社の言っていることが間違いであると判明したのです。
利用者に怠慢があるとすぐに封印して使えないようにする水道会社がこんなミスを犯したらどう責任を取るのでしょうか?おまけにコールセンター職員はひとを頭から悪者にし、失礼な応対をするのです。わたしどもは2006年8月9月の支払証憑をその夜すぐにファックスしました。ところが翌日夕方になっても封印をはずしにやってくる水道会社職員はいません。コールセンターは現場職員が出払っていて人手がないと言い訳します。翌日も10回以上、わたしどもはコールセンターに電話しなければならない羽目に陥りました。
外資系会社の経営に移された水道会社に関して、会社経営者の言うサービス向上が実態として少しも実現されていないことに都知事も都議会も目を向けてくれるよう要請します。わたしどもが被った出来事はとても悲しむべきことなのです。[ 東ジャカルタ市在住、ヘルミ・アプリナ ]
2006年11月16日付けコンパス紙に掲載された水道会社からの回答
拝啓、編集部殿。2006年11月14日付けコンパス紙へのヘルミ・アプリナさんからの投書について説明いたします。当方Thames PAM Jaya社はヘルミさん宅の水道料金をBNI銀行から受領していません。その結果、弊社は規則にしたがってヘルミさん宅への上水供給を暫定的に停止しなければなりませんでした。しかし11月6日には、上水供給は復旧されました。
これ以前にBNI銀行利用者からの苦情に答えるために当方はBNI銀行との突合せ処理を行い、そのフォローアップとして同銀行は水道料金支払いに同銀行を利用した水道顧客に対して事情説明の手紙を送っています。更なるご質問やその他の情報をお求めの場合、水道利用者はTPJ24時間コンタクトセンター電話5772010宛てにお問い合わせください。[ PT Thames PAM Jaya PRマネージャー、デフィ・イェアンネ ]


「クレジット貸借明細を明らかにしないカード会社」(2007年1月30日)
2006年11月14日付けコンパス紙への投書"Perlakuan Tidak Adil GE Ekstra"から
拝啓、編集部殿。わたしの妻は1991年、わたしは1993年以来のGEエクストラクレジットカード保有者です。GEエクストラ側がわたしの妻宛に返済リスケジューリングをオファーしてきましたが、既になされた返済内容がどうなっているのかまったく明らかにされません。妻はおよそ4年間に渡って月額30万〜40万ルピアの払込を行いましたので、30万x48回の1,440万ルピア以上になっていますし、そのカードはもう長い間使われていません。
その4年間の払込とクレジット内容明細を明らかにしてもらいそのカードを今後どうするかを判断したいと考えて、わたしはGEを訪れました。ところが前もって電話で訪問を約束しておいた担当者は、2005年のGE側のデータはもう消去されている、と訪れたわたしに言うのです。妻のクレジットリミットは8百万ルピアですが、その担当者は最新のビリングステートメントを示して請求残高は8,051,000ルピアだと言い、そしてディスカウントするので570万ルピアを返済すればよいとも言いました。4年間払い込んだ分はいったいどうなっているのでしょうか?その期間に妻はGEのクレジットカードを一度も使っていません。
わたしも同じような目にあっています。わたしのクレジットリミットは1千5十万ルピアです。わたしはここ二三年毎月返済を行っていますが、ビリングステートメントには1千1百万ルピア前後が請求されています。わたしどもはもう15年間もGEのカードを持っていますがいまだにアンフェアな扱いをされ、GEの職員はこれまで払い込んだ明細を明らかにしようとせず、隠そう隠そうと努めている印象を受けています。[ ジャカルタ在住、アントン・サルジャナ ]


「銀行は情け無用の金貸し」(2007年2月1日)
2006年11月14日付けコンパス紙への投書"Pengalaman dengan Kartu BNI"から
拝啓、編集部殿。わたしはBNI社員が約束するいい話に釣られてもう何年も前からBNI銀行に口座を持っています。わたしはBNIの発行するクレジットカード(ゴールド)保有者で、BNI銀行が毎月送ってくるパンフレットから商品を購入したり、現金引き出しをしています。わたしはもうあらゆるクレジットカードの使い方を実地に行いました。その経験から、BNI銀行クレジットカードはわたしのような収入がぎりぎりの人間にとってひとの首を締めるものであることがわかりました。
最初にゴールドカードを受取るさいに管理費24万ルピアを徴収され、その後は毎年12万ルピアが取られます。わたしはあるとき、2百万ルピアのカメラを買うのにそのカードを使ってみました。およそ5ヶ月間で請求された金額はなんと4百万ルピアに達したのです。これならカメラ販売店の分割払いを利用する方がはるかに割安じゃありませんか。わたしはクレジットカードを使って現金引き出しファシリティを行ってみました。銀行のパンフレットには引き出し限度額が750万ルピアと書かれていますが、それは正しくないようです。わたしは最近1百万ルピアの現金引き出しを行いましたがわたしの手に入ったのは60万ルピアだけでした。もっとひどいことに、2006年8月16日に現金を引き出して2週間後の2006年9月1日に振込みで返済したというのに、現金引き出し費用6万ルピア(10万ルピアごとに1万ルピアがチャージされます)と金利・管理費が66,321ルピア、更に振込みチャージ3千5百ルピアの費用がかかったのです。その総額はなんと129,821ルピアにのぼるのです。結局60万ルピアの借金を2週間してわたしは729,821ルピアを費やしたわけです。これはひと月20.5%年間240%という返済利率になります。BNI銀行自身は現金引き出しの返済金利を月3.25%年間39%と表示していますが、ほかのチャージや差し引かれるものを加えればそんな生易しいものではありません。
もっと奇妙なこともあります。BNIのサービスに関する問い合わせを電話でするたびに、担当者はわたしのPIN番号を尋ねるのです。PIN番号は秘密になっているはずじゃありませんか。これでは口座破りや着服の機会を開いているようなものです。わたしが問題を提起してもBNI担当者は適切な解決を示唆することができず、なにもできないことの言い訳にただコンピュータ化されているからと説明するだけです。BNIサービス利用者は毎月オファーされる垂涎の購入チャンスに目をくらまされますが、ぎりぎりの収入しかない人間にとってはよくよく気持ちを引き締めないと悲惨な結果をもたらすコンシューマリズムの罠に落ちてしまいます。ポイントがもらえるボーナスは顧客を陥れるBNI銀行のリップサービス以外のなにものでもありません。[ ジャカルタ市在住、パイマン・マルトレジョ ]
2007年1月10日付けコンパス紙に掲載されたBNI銀行からの回答
拝啓、編集部殿。2006年11月14日付けコンパス紙のパイマン・マルトレジョさんからの投書にお答えします。BNI銀行クレジットカードの返済金利率は購入クレジットに対して月2.25%現金引き出しは月3.25%です。未返済で期限を超えた購入クレジットは一部であれ全額であれ金利がかけられますし、現金引き出しはすべてにかけられます。パイマンさんが指摘された60,321ルピアは8月16日に行われた現金引き出し分だけでなく、それ以前になされた現金引き出しの未返済残高すべてにかけられているものです。現金引き出し費用は引き出し総額の4%でミニマム1万ルピアとなっており、10万ルピアごとに1万ルピアという規定ではありません。
BNIコールの24時間電話サービスは顧客のセキュリティの秘密を守るべきPIN番号を使う自動接続システムになっており、コール担当者を経由していません。顧客は直接テレプラスオフィサーと話すメニューを選択することもできます。その点についてBNIはパイマンさんに直接連絡を差し上げて説明申し上げています。[ BNI銀行企業秘書室、インタン・アブダムス・カトッポ ]


「銀行側のミス解決のために呼びつけられる」(2007年2月28日)
2006年11月1日付けコンパス紙への投書"Korban Kesalahan Sistem Mandiri"から
拝啓、編集部殿。わたしと子供はタングランのマンディリ銀行チプタッ支店から苦くつらい体験を味わわされました。2006年10月11日、わたしはよその町にある大学で勉学中の子供の口座に送金しました。これまでは送金後数分で、子供は口座から学費や生活費のためにお金を引き出すことができていたのですが、10月11日午前9時23分に行った送金は子供の口座に入らず、子供は支払期日の切られている学費を納入することができずに学業に支障をきたしてしまいました。
10月14日、わたしはマンディリサービス14000番にコンタクトして送金が行われていないことを苦情しました。するとマンディリの担当者はわたしの子供の口座がブロックされているからだと返事したのです。この問題の解決にはそれぞれの口座の持主がマンディリ銀行チプタッ支店に出頭しなければならない、とその担当者は言いますが、子供の口座がブロックされた理由は何一つ明らかにしてくれません。
たいへん遺憾な気持ちを抑えてわたしは子供に家に戻るよう指示し、10月16日にマンディリ銀行チプタッ支店を訪れました。銀行職員にわたしの苦情を説明し、どうして子供の口座がブロックされたのかを尋ねたところその職員は実に軽い口調で、マンディリ銀行内でシステムエラーが起こったのだ、と言うのです。だったら銀行側に問題があったわけで、それをどうして口座保有者に銀行へ出頭せよと命じるのでしょうか?
マンディリ銀行という大きい名前が利用者の快適さを保証するものではありません。もし送金でトラブルが起こったときに口座保有者が外国に出ていたらどうするのですか?それでもブロックされたお金の問題を解決するためにジャカルタへ戻らされるのでしょうか?銀行からの回答をお願いします。[ タングラン在住、イルマル ]


「自由自在、他人のクレジットカード口座からの引き落とし」(2007年3月5日)
2007年2月2日付けコンパス紙への投書"Debet Kartu Kredit ala Club Alila"から
拝啓、編集部殿。およそひと月ほど前、わたしはクラブアリラ(Club Alila)と名乗る相手から電話をもらいました。メンバーになるとあちこちの町にあるホテルのファシリティが享受できると勧誘します。わたしはそんなファシリティが必要なかったので、そのオファーを断りました。ところが2006年12月22日付で入手したニアガ銀行のわたしのクレジットカード口座の取引明細には2006年12月16日の取引としてクラブアリラへの218万8千ルピアの支払が記録されていました。電話にせよ文書にせよ、わたしは一度もクラブアリラの住所や電話番号を入手したことがないので、わたしはこの紙面でクラブアリラの善意と関心に訴えたいと思います。会員勧誘を断ったにもかかわらず、クラブアリラはどうしてわたしのニアガ銀行クレジットカードからお金を引き落としたのですか?
わたしのクレジットカード番号もわたしの誕生日もクラブアリラに教えていないにもかかわらず、いったいどのようにしてクラブアリラはわたしの口座から引き落としができたのでしょうか?ニアガ銀行側はいま、わたしのクレームに応じてその引き落としプロセスの調査を行っています。クラブアリラから電話がかかってきたらクレジットカード口座が破られるかもしれませんので、読者の皆さんは警戒しましょう。[ スマラン在住、ハリ・チャヒヤント ]
2007年2月7日付けコンパス紙に掲載されたクラブアリラからの回答
2007年2月2日付けコンパス紙に掲載されたハリ・チャヒヤントさんからの投書についてお答えします。わたしどもは直接ハリさんに連絡を取り問題を適切に解決しました。また引き落とされたハリさんのお金も戻す予定にしています。この事件のフォローアップとしてわたしどもはクラブアリラのテレマーケター悪徳スタッフが行った不当行為を当局に届け出る所存です。
クラブアリラは今回の事件でご迷惑をかけたことをお詫びすると同時に、今後類似の事件はもう起こさないことを決意しております。今後問題があれば直接わたしどもに、電話番号(021)2316008もしくはファックス番号(021)2316007宛て連絡ください。[ アリラ社エグゼキュティブアシスタントマネージャー、エコ・プルワント ]


「クレジットカードは誰のサインでも使える」(2007年3月7日)
2006年11月2日付けコンパス紙への投書"Kartu Citibank Dipakai Orang Lain"から
拝啓、編集部殿。2006年9月4日、わたしのシティバンククレジットカードが他人に6回も使われました。西ジャカルタ市チュンカレンのカルフルタマンパレム店で合計2,989,060ルピアも買い物されたのです。わたしがカルフルに連絡してクレジットカード支払スリップを見せてもらったところ、正式所有者であるわたしのサインとはまったく異なるサインがなされているのが明らかになりました。確かにわたしのクレジットカードはいつどこでかまるで記憶にありませんが紛失していたのです。
わたしがカードの紛失を知ったのはシティバンクからの連絡があったからで、シティバンク側は同じ日の同じ時間に同じ場所で何度もカードが使われたことに疑いを抱いたためです。わたしはカルフルのキャッシャーチーフに抗議しましたが、カルフル側は正当であると主張します。カルフルにとっては販売が第一優先だという説明に正当なカードオーナーであるわたしはたいへん失望しました。本来カルフルに責任のあることであり、またわたしの抗議に対する応答もがっかりさせるものです。わたしのクレジットカードを無断使用している者が異なるサインをしかも同一スリップの上に二回も行っているのにそれを通しているのですから。カルフルのキャッシャーとその者の間に共同謀議があるのではないかという印象をわたしは避けることができません。カルフルは職員に対し、クレジットカードに表示されているサインとスリップに書かれたものを照合するように指導していないのでしょうか。カルフルはサインが違っていてもお構いなしに販売を成立させるだけなのですか?職務に就いているキャッシャーの責任は問われないのですか?
わたしのクレジットカード口座に請求されたあのクレジット金額を支払うことは納得できません。わたしがそれを使ったわけでなく、おまけに正当なカード所有者であるわたしのサインとまったく異なるサインがそのことを証明しているのです。もしすべてのクレジットカード発行銀行がクレジット使用とサインは無関係だという規定を持っているのなら、いったい何のためにクレジットカードの裏側にカード所有者のサインをさせているのですか。デビットカードのようにPINを使うもののほうがはるかにマシです。[ 西ジャカルタ在住、パウリン・ウィナタ ]
2006年11月30日付けコンパス紙に掲載されたカルフルからの回答
パウリン・ウィナタさんからコンパス紙に出された投書について、状況を明確にしておきたいと思います。2006年9月4日、シティバンクはパウリン・ウィナタさんに対して、カルフル西ジャカルタ市タマンパレム店で同じ日に本人のクレジットカードによる支払いが6回、異なる出納機で行われたことを通知しました。総額は2,989,060ルピアです。当方はパウリン・ウィナタさんに状況を確かめるためにコンタクトし、ご本人は西ジャカルタ市ダアンモゴッにあるマタハリで買物したあとクレジットカードを置き忘れた可能性があることを認めました。当方はマーチャントとしてBII銀行リスクマネージメント部門に問い合わせ、クレジットカードの紛失はカードオーナーの責任であるとの回答を得ています。しかしクレジットカード使用支払スリップにカードオーナー以外の名前が記されていれば、支払責任は全額銀行に移ります。[ PTカルフルインドネシア広報マネージャー、エルケ・ルシヤナ ]


「銀行が決済から1%を徴収」(2007年3月16日)
2006年11月9日付けコンパス紙への投書"Biaya Tambahan Air Asia"から
拝啓、編集部殿。2006年9月12日22時ごろ、わたしはwww.airasia.com からオンラインでジャカルタ〜メダン往復切符を二回購入しました。金額は601,300ルピアと938,600ルピアです。オンラインブッキングを行ったときもその金額が表示されており、またエアエイシアからEメールで送られてきた旅行日程表にもその金額が記載されていました。支払はわたしのマンディリ銀行ビザカードを使いました。その後銀行からステートメントが届いたとき、引き出された金額が607,313ルピアと947,986ルピアになっているのにわたしは驚いてしまいました。これは表示された金額と違うではありませんか。
2006年10月26日、わたしはエアエイシアに電話して、多分わたしのクレジットカードの承認を得るときにインドネシア側の承認プロセスがビジーだったのでシンガポールに自動的に切り替わったからではないか、という回答を得ました。だから1%の追加チャージがかかったのだ、と。
エアエイシアのサイトには、オンライン購入した場合の追加料金に関する記載は何もありません。エアエイシアは購入者に何の通知もなく好きなように追加チャージを課すのですか?[ ジャカルタ在住、ジョハン・リー ]
2006年11月30日付けコンパス紙に掲載されたエアエイシアからの回答
ジョハン・リーさんの11月9日付け投書にお答えしたいと思います。エアエイシアはクレジットカードでなされた支払に追加チャージを課すことはありません。当方は問題の追加チャージを入金していません。その追加チャージを課したのはエアエイシアではないのです。クレジットカード発行者(Visa/Master Card)が当方への通知もなしにその決済に対して1%の追加チャージを課しました。更にご質問がある場合は、そのクレジットカード発行銀行にお問い合わせください。[ インドネシアエアエイシア取締役、ウィディヤストロ・ヌグロホ ]


「請求書はだれにでもやってくる」(2007年3月28日)
2006年11月7日付けコンパス紙への投書"Tak Terima Kartu, LippoBank Menagih"から
拝啓、編集部殿。2006年10月4日、リッポ銀行からビリングステートメントがわたしあてに送られてきましたが、わたしはリッポ銀行のクレジットカードを持っておらず、またリッポ銀行にクレジットカードの申請をしたこともありません。ところがおかしなことに、そのビリングステートメントに書かれているクレジットカード番号はわたし名義になっているのです。わたしには、そんな番号のクレジットカードを受け取ったことは一度もないというのに。
わたしはその日のうちにリッポコールセンター14042番に電話してこの問題をクリヤーにしてほしいと依頼しました。すると応対した担当者は反対に、データの照合をするためにわたしに質問しようとするのです。わたしはわたしの個人データに関するその質問に答えず、銀行のコンピュータに登録されているデータを言うようにその担当者に頼みましたが、担当者はいろんな口実をつけてそれに応じてくれません。結局あとで連絡してくれるということになったので、銀行側にわたしのコンタクト先電話番号を教えました。しかし今現在に至るまで、リッポ銀行のだれからもわたしあてのコンタクトはありません。クレジットカードは申請者のサインなしで受け付けられるものなのでしょうか?リッポ銀行はいったいどうやってわたしの個人データを入手したのでしょうか?ターゲットを達成するために他人のデータを売買している者がいるのではありませんか?[ ジャカルタ在住、アイ・レン ]
2006年11月15日付けコンパス紙に掲載されたリッポ銀行からの回答
2006年11月7日付けのアイ・レンさんからの投書について説明いたします。当方は11月7日にご本人に連絡を取り、問題は良好に解決しました。[ リッポ銀行副社長オフィスステークホルダー連絡担当、ムティアラ・ムリア ]


「ORI」(2007年3月30日)
古い世代はORIという文字を見てOEANG REPUBLIK INDONESIA(インドネシア共和国通貨)を連想する。オランダ植民地時代の通貨、日本軍政期の通貨、そして独立後インドネシア共和国として発行した通貨。独立闘争期にはそれらの通貨が広いヌサンタラの地でごちゃ混ぜになって使われた。そのときヌサンタラの住民にとってインドネシア共和国のものという誇りに支えられた唯一の通貨がそのORIだった。
現代のORIは違う。OBLIGASI NEGARA RITEL INDONESIA つまり個人向けリテール国債のことを指している。政府は政府会計の収入補填のために従来からSURAT UTANG NEGARAと呼ばれる国債を発行していたが、それは機関投資家を対象にした億単位の高額のものだった。そしてついに2006年7月、国民向けの少額国債が発売された。名付けてORI Seri 001。インドネシア国民を対象に発売された償還期限3年のこのORIは1ユニットが1百万ルピアという単位で、購入はミニマム5百万ルピアとなっている。クーポンの利率は市中定期預金金利よりも高い。ORI 001では当時の市中金利率が9〜10%というレベルに対して12.05%が与えられた。ORI Seri 001は大いに売れて、国庫に3.28兆ルピアが流れ込んだ。購入者は民間会社員23.8%、自営事業主17.1%、主婦17.0%、文民公務員16.2%、軍警察公務員0.6%という比率だそうだ。その成功に気をよくした政府は、2007年には3月6月11月の三回ORIを発行するというスケジュールを組んだ。そしてこの3月8〜23日の間売り出されたORI Seri 002はクーポン金利率9.28%、購入上下限は5百万ルピアから50億ルピアまでと定められた。
3月23日に締め切られたORI 002の販売総額は6.23兆ルピアにのぼり、政府は更に気を良くしている。ORIの取扱い代理店に指定されたのは13銀行3証券会社で、ORI 002の販売量の上位はBCA銀行、PANIN銀行、マンディリ銀行、トリメガセキュリティが占め、その四社で全体の33%近くを販売している。購入者総数13,158人、地域別にはジャカルタ43.7%、ジャカルタを除くインドネシア西部地方53.0%、インドネシア中部地方2.9%で、東部地方は1%もない。職業別は自営事業主32.8%、民間会社員27.9%、主婦16.1%、文民公務員8.2%、軍警察公務員0.5%。年齢別では41〜55歳39.6%、55歳超29%、25〜40歳29.1%、25歳未満2.3%となっている。


「知らないところで好い加減な仕事をしたやつのせい」(2007年4月7日)
2007年1月4日付けコンパス紙への投書"Standard Chartered Salah Kaprah"から
拝啓、編集部殿。もう丸8ヶ月間、わたしはスタンダードチャータードの名前で行われているテロに取りつかれています。それはスタンダードチャータードのクレジットカード債務を返済するよう求めるわたし宛の電話で始まりました。ところがわたしはいまだかつて一度もその銀行と関係を持ったことがありません。
デットコレクターは都内クニガンのラボバンクに勤めるフィフィ・グレース・マンボという名前のひとを捜しているのに、どうしてわたしの携帯電話に紛れ込んできたのでしょうか?わたしはかれらが捜している人間ではないことを、ましてや知り合いでもないことを、口が酸っぱくなるまで説明しました。ところがスタンダードチャータードは電話を通してわたしを恫喝することを止めず、それどころかわたしに借金の返済を迫るのです。わたしがコールセンターに電話して事情を説明したところ、わたしはやっと状況を知ることができました。スタンダードチャータードはフィフィ・グレース・マンボなる人物の足取りを見失い、そしてわたしの名前の始めが同じフィフィだったためにだれかがわたしの携帯電話番号を教えたのだということが判りました。とはいえ、デットコレクターからのテロは今日いまだに続いており、おまけに汚らわしい不道徳な言葉を吐き散らしてそのひどさを増しているのです。
わたしは一度かれらに対抗して言ってやりました。住所が明らかになっているわたしの会社に来て、かれらの持っているアイデンティティがわたしのものと同じかどうか突き比べなさい、と。しかしかれらはどうやら電話で罵詈雑言をわめき散らすだけの単なる張子のトラでしかないようです。わたしはスタンダードチャータードがこの投書に反応し、わたしに対する借金取り立て行為を一切停止するよう要求します。なぜならわたしはかれらが捜している人間ではないのですから。スタンダードチャータードクラスの大銀行がバスターミナルのごろつきのような振る舞いをするなんて、とんでもないことです。[ 東ジャカルタ市チラチャス在住、フィフィ ]
2007年1月26日付けコンパス紙に掲載されたスタンダードチャータード銀行からの回答
フィフィさんからの1月4日付けコンパス紙に掲載された投書に関して、スタンダードチャータード銀行は既に内部調査を行ったことをお知らせします。その調査の結果、当銀行の顧客であるフィフィ・グレース・マンボさんにコンタクトするさい、スタンダードチャータード銀行は間違った情報を得ていたことが判明しました。当方が得た携帯電話番号はチラチャスのフィフィさんのもので、この方はスタンダードチャータード銀行の利用者ではありません。フィフィ・グレース・マンボさんは未返済債務を残しているクレジットカード顧客で、いまその残高について軽減プロセス協議の最中にあります。
スタンダードチャータード銀行はチラチャスのフィフィさんからの苦情を受けた後、起こっている問題について説明するためにフィフィさんにコンタクトしました。そして銀行内にあるチラチャスのフィフィさんのデータを抹消し今後この問題で二度と連絡しないことを約束し、フィフィさんも諒承してくださいました。こうしてこの問題は双方にとって良好に解決したことをお知らせします。[ スタンダードチャータード銀行、ファウジ・イクサン ]


「コインはごみくずか?」(2007年4月12日)
2007年1月16日付けコンパス紙への投書"Bank Tidak Terima Uang Logam"から
拝啓、編集部殿。もしコインがなければきっと商売のできなくなるたくさんの零細商人が出ることでしょう。きっとわたしのようにかなりの資本を注ぎ込んでいる人たちもいるでしょうに。わたしは支払いの大半がコインでなされるプラスチック袋の商売をしています。最初、サプライヤーはわたしが支払にコインを使ってもいくらでも受けてくれていましたが、ここ2年ほどはわたしが自分でコインを銀行に持ち込まなければならなくなりました。持ち込んだコイン5百個につき銀行が2千ルピアをチャージするようになったからです。ところがここひと月ほど、銀行はコインを受け付けてくれなくなりました。ゴンボン、カランアニャル、スンピウ、クロヤ、チラチャッ、プルウォクルトのどの銀行もみんなです。銀行が言うには、プルウォクルトのインドネシア銀行がコインを受け付けなくなったからだ、と。だったらいったいどこへコインを持っていけばいいのでしょうか?
インドネシア銀行はコインが中央銀行に戻されないで市中を流通し続けるようにと考えてコインを受け付けないのだろうとわたしは理解するように努めていますが、でもいったいどんな方法でわたしがその流通のお手伝いをすればいいのでしょうか?[ クブメン在住、デウィ・チャンドラニタ ]


「銀行職員の中にもごろつきがいる」(2007年4月23日)
2007年3月8日付けコンパス紙への投書"Standard Chartered Asal Meneror"から
拝啓、編集部殿。2007年2月19日、スタンダードチャータード銀行だと名乗る相手からわたし宛に、アルディン・タスリムという名前を問い合わせる電話がかかってきました。その銀行のクレジットカード保有者であるスプティヤントの関係者だと言うのです。わたしはあるがままの返事をしました。ここはハジ・ダロジャの家で、アルディンという名前の者はいない、と。もちろん、その通りなのです。
するとその電話をかけてきた相手はすぐに怒り出し、「サルマは安物パンパンか?」などと罵詈雑言をわめき散らしたのでわたしはすぐに電話を切りました。次にまた電話のベルが鳴ったので受話器を取ると、またさっきの男がわめき散らし、「やることは詐欺ばっかりだ!」などと言います。そんなことは直接本人に言ってくださいとわたしは言ってまた受話器を置きました。また電話機が鳴り始めましたがわたしはもう電話を取りませんでした。
以前にもわたしはクレジットコレクターからのそんな電話を受けていくつか情報を与えたことがあるので、かれらはわたしの名前を知っているのです。しかしそれ以来わたしはかれらに同情しなくなりました。粗野にわめき散らして警察に訴えると脅かすその電話の主は、それらの言葉をまるでわたしに対して言っているようなのです。スタンダードチャータードのような一流銀行がいまだにあんな礼儀をわきまえない方法を使っていることにわたしは疑問を感じます。我意を通すため、相手を選ばずに威嚇するようなことが許されるのでしょうか?言っている相手が本当はだれなのかもわからないで簡単に暴言を浴びせかけるのには納得できません。もっと礼儀をわきまえて電話すれば相手も胸襟を開くでしょうに、わたしはそんな扱いを受け入れることができません。
わたしは一度もスタンダードチャータード銀行と関係を持ったことがなく、クレジットカード発行にあたって電話番号や住所を確認する電話をもらったこともありません。スタンダードチャータード銀行はこのような賢明でない方法を使うのをやめてください。妻であり子供たちの母であるわたしは「安物娼婦」などと言われてたいへんな侮蔑を感じています。わたしは威嚇されて精神的な圧迫を感じています。今現在、電話のベルが鳴っても、電話を取る気持ちが起こりません。[ 南ジャカルタ市ワルンジャティ在住、サルマ ]
2007年3月22日付けコンパス紙に掲載されたスタンダードチャータードからの回答
拝啓、編集部殿。3月8日付けコンパス紙に掲載されたサルマさんからの投書に関して、スタンダードチャータード銀行は内部調査を行ったことをお知らせします。その調査で、弊行がサルマさんの電話番号に電話したことが確認されました。サルマさんの電話番号は弊行顧客の連絡先になっているのですが、事実を検証したところ、サルマさんは弊行顧客の連絡先ではありませんでした。弊行回収部門は当方が持っている連絡先を参照して顧客とコンタクトを取ろうと努めていました。これはその顧客の支払問題を解決するための弊行の努力の一環なのです。弊行の業務手順に従っていない請求方法に関して弊行はその問題を調査し、それを行った職員に対する管理上の措置を取りました。将来同じことが繰り返されないようにするため、今後の請求はスーパーバイザーレベルで行います。スタンダードチャータード銀行はサルマさんに3月8日コンタクトし、既述のことがらについて説明申し上げました。今後弊行はサルマさんに電話をしないことで合意しました。サルマさんは弊行の説明を受け入れてくださり、両者にとって良好な解決に達したのです。今後問題が生じた場合、サルマさんは直接スタンダードチャータード銀行にコンタクトして問題を提示することができます。[ スタンダードチャータード銀行マネージャー、イナサンティ・スサント ]


「BCA銀行の新サービス」(2007年4月27日)
BCA銀行が週末でも入金できるサービスを開始。土日の11時から16時半まで、下のBCA銀行店で入金が受け付けてもらえる。ただし国民の休日はお休み。
ジャカルタ : BCA Mal Taman Anggrek, BCA Mal Ciputra, BCA Mal Mangga Dua, BCA Kelapa Gading Boulevard, BCA Maga Mal Pluit, BCA Mal Pondok Indah II
バンドン : BCA Bandung Trade Center
スラバヤ : BCA Pakuwon Trade Center, BCA Tunjungan Plaza
バリ : BCA Discovery Shopping Mal Kuta
詳細情報はHalo BCA もしくはhttp://www.klikbca.com で。


「無責任社員は会社の方針おかまいなし」(2007年05月01日)
2007年1月16日付けコンパス紙への投書"Danamon Menjegal Impian Nasabah"から
拝啓、編集部殿。わたしはキャッシュバックプログラム付きダナモン銀行ビザゴールドクレジットカードの保有者です。このプログラムでは、クレジットカードがアクティブになってから3ヶ月以内に3百万ルピアを使うとダナモン銀行が50万ルピアを戻してくれるのだそうです。クレジットカードは2006年11月より前に何の説明もなしに届きました。カードをアクティブにしてもらうようわたしはダナモン銀行に何度も電話しましたが、そのたびにまだできないという返事だけをもらいました。そうしてそれを受け取ってからおよそ1ヶ月してやっとカードがアクティブになりました。ダナモン銀行は一ヶ月間近くこのカードの使用を抑制していたのです。
2006年11月3日にクレジットカードがアクティブになりました。わたしは11月から12月までさまざまな用件で何度もダナモン銀行に電話しました。その中でわたしは少なくとも2回、キャッシュバックプログラムのことについて問い合わせしています。そして、わたしはキャッシュバックプログラムの対象者になっており、3ヶ月というのはカードがアクティブになった11月3日を起点とするという返事を得ています。カード発行日でもなければわたしがカードを受け取った日でもありません。つまり2007年2月3日がその三ヶ月の期限なのです。もしダナモン銀行が正直で証拠隠滅を図らないなら、その電話の録音内容が再チェックできたでしょうに。
2007年1月、わたしはダナモン銀行にコンタクトして、キャッシュバックプログラムのためにあとどのくらいカードを使わなければならないかを尋ねました。その金額条件をわたしはその1月に達成できる計算になっていたのです。わたしがキャッシュバックプログラムに成功するのはほぼ間違いないことを知ったダナモン銀行は、常識では考えられないような理由でわたしがそのプログラムを継続できないという決定を下したのです。ダナモン銀行はクレジットカード顧客の夢を無惨に引き裂いたのです。[ ジャカルタ在住、ユヌス・グナワン ]
2007年1月22日付けコンパス紙に掲載されたダナモン銀行からの回答
1月16日付コンパス紙に掲載されたユヌス・グナワンさんの投書に関連して、当方職員がユヌスさんに与えた異なる情報について当方はご本人とコンタクトし、50万ルピアキャッシュバックはダナモンビザゴールドクレジットカードをお持ちの利用者が3ヶ月間で決められた金額を利用したときに与えられることを説明しました。そして当方はまた、ユヌス・グナワンさんはその条件を満たしているためにキャッシュバックがもらえるのだということもご本人にお知らせしました。キャッシュバックはご本人の口座に2007年2月に振り込まれる予定です。当方はまた、職員が間違った情報を与えたことをご本人に謝罪いたしました。[ ダナモン銀行カスタマーサービスヘッド、ムハンマッ・ナスルル ]


「甘い言葉に油断は禁物!」(2007年05月08日)
2007年3月7日付けコンパス紙への投書"Bunga Kartu Bank Permata Mencekik"から
拝啓、編集部殿。わたしは元々バリ銀行の顧客で、バリ銀行からプルマタ銀行に変わったとき一緒に移りました。そ以来何度か、プルマタ銀行カードセンターから誘惑的な声で電話がかかってきました。アニュアルフィーが無料だというメリットをつけてクレジットカードをオファーするためです。クレジットカードでの苦い経験に懲りていたので、わたしはその積極的なオファーを断りました。
ある日、わたし宛にクレジットカードが送られてきましたが、わたしは何ヶ月もそれを放っておきました。するとまた何度も優しい声で電話がかかってきて、どうしてその二枚のカードを使おうとしないのかと尋ねます。結局わたしはその声に気をゆるして金額上限が小さいけれどプルマタ銀行のそのクレジットカードを使いはじめました。ところがそれらの優しい応対は最初だけだったのです。クレジットカード発行者のやり方はみんなそっくり同じでした。クレジットカード保有者からできるだけ利益を吸い上げるにはどうするか。噂に聞く高利貸しのやり方よりもっとひどいものなのです。
おどろくべきことに、そんなクレジットカード発行者のやり方がインドネシア銀行法で保護されているのです。自由に好き勝手に、外国語を使った徴収金をいくつもいくつも作り出して金を取ります。interest, late charges, annual fee, premi Permata proteksi ・・・・・・。そして利用者が外国に行っていたり忘れたりして請求期限内に支払わないと、自分で勝手に作った規則を一方的に適用して罰金を取り立てます。買い物したアイテムに金利が3.9%、それに日数を掛けた上にlate charge の罰金がかぶせられます。そしてそれらの決まりに利用者が従わないと、容赦無用、プルマタ銀行指定のデットコレクターのテロを受けなければなりません。[ タングラン在住、オン ]


「文句があるなら自分で解決してください」(2007年5月16日)
2007年3月15日付けコンパス紙への投書"Hotel Sultan dan Visa BCA"から
拝啓、編集部殿。わたしはBCA銀行が発行したVISAクレジットカード保有者です。2007年1月12日にわたしは2007年1月分の請求書を受取り、その中に2006年12月30日にジャカルタのホテルスルタンでの決済として48万4千ルピアが記載されているのに驚きました。その決済は絶対わたしに関係のないものです。それでその日すぐさまわたしはハローBCAに電話しました。ハローBCA担当者はわたしに、すぐわたしのカードをブロックするとともに5万ルピア払ってカード再発行を申請するようアドバイスしてくれました。
ホテルスルタンからの請求については、支払を一旦行っておき、その決済の否認状を提出してBCAカードセンターにその調査をさせるようにすればどうかというのです。もしその決済が証明されなければ、BCA銀行からその金額がわたしの口座に払い戻されるということでした。わたしは今回の問題に善意で対処しようとしており、BCA銀行も同じ姿勢を持っていることを信じてその担当者のアドバイスにわたしは従いました。
BCAからの返事はたいへん遅く、わたしが2月の請求を支払ってもまだ連絡がありません。それでわたしのほうから3回もBCAに対してその進展を問い合わせる電話を入れました。しかし返事は毎回、落ち着いて待つように、という言葉ばかりです。2007年3月1日にわたしは、調査結果を問い合わせる4度目の電話をBCAに入れました。そこでわかったのは、インボイスコピーが既に入手されており、2月19日以降わたし宛の送付プロセスに入っているということでした。ところが今日現在もそのインボイスコピーはわたしの手に届いていないのです。そのインボイスがわたしの手に届いたら、わたしは何をしなければならないのかと尋ねたところ、それを元にわたしがホテルスルタンに赴いて問題を解決するのだと言うのです。その言葉にわたしは驚いてしまいました。ホテルスルタンとBCAの間で起こした問題だというのに、それをわたしが解決しなければならないなんて。BCA担当者は、その決済はわたしが行った合法的なものだと言います。だからBCAは、わたしが行ってもいない架空の決済であるにもかかわらずその支払をわたしがしなければならないと言い張るのです。[ 南ジャカルタ市在住、エリック ]
2007年4月11日付けコンパス紙に掲載されたBCA銀行からの回答
拝啓,編集部殿。3月15日付けコンパス紙のエリックさんからの投書について次の通り説明いたします。2月21日付けの手紙と直接ご本人に対する口頭での説明を当方はエリックさんに差し上げました。そして3月9日には修正が行われ、エリックさんの口座に返金がなされたことをお伝えします。[ BCA銀行企業秘書広報部マネージャー、ドゥィ・ナリニ ]


「アブナイATMマシーン」(2007年05月21日)
2007年3月24日付けコンパス紙への投書"ATM Nontunai BCA Rawan Pembobolan"から
拝啓、編集部殿。それは2007年1月26日午前10時ごろ起こりました。チブブルのアルンディナにあるノンキャッシュATMで何者かがわたしの口座を破ったのです。わたしはそのとき、そのATMで口座残高を調べ、電話の度数買い足しを行っただけでした。それから三日後にわたしはそのATMに行って残高照会を行い、そのときはじめて口座が破られていることを知りました。1千6百万ルピアもお金が減っているのにわたしは大きいショックを受けました。その間わたしは現金引出しも他の口座への送金も行っていなかったのですから。
わたしはすぐにそのATM機が置かれているBCAチブブル店に事件を届出ました。BCA側によれば、わたしが1月26日にそのATMで度数買い足しを行った少しあと、何者かがわたしのアクセスを利用して異なる三つの口座に送金を行い、更に携帯電話の度数買い足しを行ったとのことでした。言うまでもなくその三つの口座番号にわたしはまったく心当たりがありません。
BCAチブブル店が言うには、そのノンキャッシュATMは使い終わったあともしばらくの間マグネットがまだ働いているのだそうです。それを知っている何者かが、そのATMをだれかが使った直後にその人の口座残高を抜き取るということをしているにちがいありません。BCA担当者によれば、わたしが蒙ったのと同じ被害を受けた事件がその機械でもう何度も繰り返されているということでした。BCA自身がその機械の弱点を知っており、おまけに類似の事件が何度も起こっているというのに、その状況に対して何ら手を打とうとしないことにわたしはたいへんな失望を感じます。もう一ヶ月以上もの間、わたしはBCAからの解決を待っていますが、わたしのお金が戻ってくる気配はありません。これはBCAのATM機が妥当な保安システムを持っていなかったために起こったことであり、わたしは自分のお金が返ってくることを望んでいます。銀行顧客に損をさせないよう、BCAがATM機やその設置場所における保安規準を向上させるよう希望します。[ 東ジャカルタ在住、テリー・トゥンカ ]


「不運?それとも人災?」(2007年05月25日)
2007年3月27日付けコンパス紙への投書"Prudential-Danamon Sangat Kaku"から
拝啓、編集部殿。ダナモン銀行のプルーデンシャルゴールドビザカードを持つわたし宛に2007年2月8日、ダナモン銀行からSMSが届きました。「金利は月わずか0.88%。どこで決済するにもあなたのプルーデンシャルビザカードが使えます。分割返済への切り替えは2007年2月中にどうぞ。連絡先Dac 6777」というのがその内容でした。翌2月9日、わたしはクレジットカードの請求残高をすべて返済し、カスタマーサービスに電話してそれを告げ、ジャカルタのプルタミナ病院での支払にすぐその条件が使えるように依頼しました。カスタマーサービス担当者は残高の決済のポスティングを早めてくれ、そしてわたしがプルタミナ病院で550万ルピアの決済を終えてから分割返済の確認を行いますと言いました。2月10日にわたしは電話で分割返済を依頼しましたが、カスタマーサービス担当者はわたしのデータがまだ上がってきていないと言うのです。2月12日まで待つように言われたので12日にまたコンタクトすると、やはりデータが上がってきておらず、その翌日も同じ結果でした。もっと不愉快になったのは、別のカスタマーサービス担当者が、わたしは0.88%の分割返済対象者に入っていないと言ったときです。その担当者はわたしが受けたSMSの文章を一語一語切って読むように命じ、わたしはそれに従ってそんなことまで行いました。
14日にもう一度電話するように言われたのですが、なんとその日には請求書が発行されたのでわたしはアタマに来てしまいました。14日に電話するとカスタマーサービス担当者は、「こちらでチェックした結果あなたは0.88%分割返済を得る対象者であることがはっきりしました。でも今日請求書が発行されてしまったので、0.88%の分割返済の機会は失われてしまいました。」と言ったのです。怒りと失望でわたしの気持ちはズタズタにされました。
ダナモン銀行のプルーデンシャルビザはただ時間を引き延ばしてばかりいたのです。SMSでは2007年2月中の決済が対象であると明言しており、わたしの決済は2月9日だったというのに。ダナモン銀行プルーデンシャルビザは一貫性がなく、しかもまったくの素人仕事しかできずおまけに硬直的です。[ 南ジャカルタ市在住、レニー・リウ・スギジョコ ]


「銀行は第三者の口座に入ったお金を戻してくれない」(2007年5月28日)
2007年4月11日付けコンパス紙への投書"BCA Persulit Laporan Nasabah"から
拝啓、編集部殿。2007年4月3日18時15分頃、わたしは自分の不注意でBCA銀行ATMカードを南ジャカルタ市クニガンのモールアンバサドル内にあるBCAのATM機に置き忘れてしまいました。翌日わたしがハローBCAにその件を届け出たところ、何者かがわたしの置き忘れたカードを使って100万ルピアの現金引出しとロディアという名義人の口座番号08400363xx宛に50万ルピアの送金を行っていたことが判明しました。
4月5日、わたしはこの事件をスティアブディ警察署に届け出る一方、BCA銀行に対しては第三者の口座に入ったわたしのお金をわたしの口座に戻すようその日の夜にハローBCAに電話して要請しました。そうしてわたしは、自分のアイデンティティを証明する書類、銀行通帳、警察に対して行った届け出を証明する警察の受領証などのフォトコピーをBCA銀行に提出しました。BCA銀行は簡単にこの問題を処理できるものと最初わたしは思っていました。まずわたしのアイデンティティと銀行通帳の内容をチェックし、わたしの口座からロディア名義の口座に送金がなされたことを確かめ、そのロディアというひとに対して「あなたの口座に送金されたお金はその口座保有者があなたに対して行ったものではないので、そのお金は戻されなければならない」という連絡をすればよいのではないでしょうか。
4月8日、わたしはBCA銀行に電話してこの事件の処理の進捗状況を尋ねました。するとそのときの担当者は、南ジャカルタ市警察署長からの凍結命令書が添付されていないのでわたしの依頼を実行することはできないと言うのです。わたしはスティアブディ署が発行した届け出受領証のコピーが添付されていることを指摘しましたが、BCAの規定通りの書類が添付されていないと言い張り、取り付くしまがありません。
口座利用者に対するセキュリティと快適さを向上させ、他人が行ったATMカード悪用や口座破りに関する被害者からの届け出手続きと対応措置をもっと容易なものにするよう、わたしはBCA銀行に要請します。ましてや今回の事件はBCA口座間の送金ですので、BCAは容易にこの事件の処理ができるはずではありませんか。
民間大手銀行であるBCAは国家警察と相互覚書を取り交わし、銀行利用者の口座に発生した被害届に対して届出者のアイデンティティとその口座内容をチェックした上で暫定的口座凍結といった緊急措置を取ることができるはずです。
もし銀行法で警察署長からの凍結命令書がその条件に定められているのであれば、被害者が簡単にその凍結命令書を発行してもらえるようBCA銀行はその便宜をはかるべきです。そのようなことをしないというのであれば、警察からの届け出受領証だけで処理がなされてよいのではありませんか?[ 東ジャカルタ市在住、ウェルナルディ ]


「プラザスナヤンのATMで残高が消える」(2007年6月11日)
2007年4月16日付けコンパス紙への投書"ATM BCA Plaza Senayan Telan Saldo"から
拝啓、編集部殿。2007年3月8日、わたしは電気や電話などいくつかの支払を行おうとしてプラザスナヤンのATMに行きました。わたしの口座残高はそのとき490万ルピアほどあったのです。最初のATM機(ナンバー4)でわたしは残高チェックを行いました。すると辺りにいた婦人がそのATM機は現金引出ししかできないことを教えてくれましたので、わたしはそのATM機からカードを取り出すと別のATM機(ナンバー3)に移ってさっき教えてくれた婦人の後に並びました。わたしの番になり、わたしはATMカードをふたたび挿入して残高チェックを行い、490万ルピアほどある残高を確認しました。そしてまずPLNへの電気代振込みから始め、四つあるわたしの電話代振込みのふたつまでが終り、あと電話代二件とカブルビジョンへの支払を残すばかりとなりました。するとどうでしょう。次の支払プロセスを行っていたところATM機が突然残高不足を表示したではありませんか。まるで狐につままれたような思いでわたしは操作をやめ、並んでいるひとにBCAの店がどこにあるのかを尋ねました。ラトゥプラザが近いとだれかが教えてくれました。
わたしはプラザスナヤンからラトゥプラザにそのまま歩いて移動しました。そしてさっきATMで行った支払プロセスの結果を示すスリップを提示して責任者に説明を求めたのです。すると責任者はコンピュータをチェックしてからわたしを非難しました。「あなたはさっきATM機(ナンバー4)から250万ルピアの現金引出しを行ったじゃありませんか。」
わたしはその日、口座振替でいくつかの支払をするだけのつもりで出てきたので現金引出しは一切行っていないということを口を酸っぱくして説明しましたがその責任者は信用しません。ところがもっと奇妙な事実が発見されたのです。わたしがナンバー3のATM機でさらに250万ルピアの現金引出しを試みたという記録が見つかったのです。三つ目の電話料金支払さえ残高不足になっているのに現金引出しを試みるなんて、まるでありえない話しじゃありませんか。
わたしはその出来事に関して、ビダカラのBCAで苦情フォームを提出しました。その後BCA本社はそのときわたしが行ったATM操作の明細を事細かに送ってきました。ところがまたまた奇妙なことに、ATM機ナンバー4からナンバー3に移ってからわたしが行った残高確認のデータが記録されていないのです。ナンバー4のATM機では現金引出ししかできないことをわたしに教えてくれた婦人をBCA側は探すことができるはずです。わたしがそこで現金引出しを行わなかったことをそのひとが証明してくれるでしょう。わたしはBCAに公正さを要求します。ナンバー4のATM機で引き出されたことになっている250万ルピアをすぐわたしに返してください。[ 南ジャカルタ市在住、スミアティ ]


「不可解な消費者行動」(2007年6月20日)
政府の市中金利率下降政策に従って全般的に金利は下降傾向にあるというのに、インドネシア銀行が報告した2007年4月度インドネシア通貨経済統計を見ると3月末時点の消費向け金利率は17.38%となっていて2006年1月の17.08%からアップしている。因みに2007年1月からのBIレートは、1月9.50%、2月9.25%、3月9.00%、4月9.00%、5月8.75%、6月8.50%と推移しており、ましてや2006年1月はそれが12.75%だった。金融界は預金者に支払う預金金利と資金貸付者からもらう貸付金利の間にスプレッドを設けて利ざやを稼ぐのがそのビジネス収入なので貸付金利率が高いのは当たり前であるとはいえ、全般的に金利が下降状態であるにも関わらず消費向け貸付金利率がほとんど下がっておらずそれどころか上昇しているのは、資金貸出しの最前線における需給関係が高い需要に支えられておりかつまた一般消費者がバーゲニングパワーをほとんど持っていないという市場の実態を金融界が徹底的に利用していることの表れではないかとインドネシア銀行はコメントしている。
消費向け貸付とは住宅所有ローン(KPR)、自動車所有ローン(KPM)、クレジットカード、マルチユーズクレジットなどを含むもの。金融界が消費向け貸付金利の利ざやを徹底的に高めようとしているのは、貸付資金のコストとなる預金者向け金利率が明らかに低下している事実からも証明される。2006年1月の定期預金金利率は12.01%であり、2007年3月ではそれが8.13%まで下がっている。一般化した話しでしか言えないにせよ、かつて5%程度だった利ざやはいまや9%を超えて10%に迫ろうとしているのである。
銀行界関係者のひとりは、消費金融は需要が大きくて柔軟性がない、と話す。つまりは金利が上がったところで市場での需要は減退しない、と言うのだ。2007年3月末時点での消費向け貸付は総額231.3兆ルピアで2006年末から2.5%増加しており、たしかに2007年第一四半期での伸びは他のセクターよりも大きい。因みに同じ時期における運転資金向け貸付は0.4%、事業投資向け貸付は0.9%しか伸びていない。2007年第一四半期銀行界貸付残高総額は800.4兆ルピアで、これは前期末から1%の伸びでしかない。
需要が高くて金利率の上昇にあまりセンシティブでない消費金融は銀行界も利益を増やすために力を入れているセクターだとかれは言う。インドネシア銀行の報告では、事業投資向け貸付金利率は2007年3月末で14.53%、運転資金向け貸付金利率は14.49%という利率になっていて、このセクターの融資額実績を高めるには利率を下げるといった刺激剤が不可欠だ。実業界は金利率の動向にきわめてセンシティブなのだ。ところが消費金融はそうじゃない、とその銀行界関係者は語る。BIレートの変動をマスメディアが大々的に報道し、実業界への融資もそれに伴って変動する。昨今の金利率低下で世の中は資金を借りるのが楽になったという印象を強く抱いている。ところが消費向け金利率の実態は1年以上前からあまり変わっていない。にもかかわらず、ここ数ヶ月の消費金融は需要も実績も膨張している。この不可解な現象の謎を解く鍵はどこにあるのだろうか?


「銀行でさえ管理はでたらめ」(2007年7月13日)
2007年5月2日付けコンパス紙への投書"Administrasi Permata Amburadul"から
拝啓、編集部殿。わたしはプルマタ銀行クレジットカード保有者です。プルマタ銀行の管理のありさまは常人の理解を超えています。プルマタ銀行はわたしのクレジットカードを6ヶ月前、明確な理由も言わずにクローズしました。わたしのクレジットカードは2006年6月に期限切れとなりましたが、期限がくるとプルマタ銀行はいつも自動的に延長させていたのにそのときに限ってわたしのクレジットカードはブロックされたのです。そのときわたしには未払い金もなく、それどころか小額とはいえ過剰支払いの残高さえ残っていました。わたし自身、そのカードがクローズされても何ら問題ないと思いました。わたしはプルマタ銀行をあまり気に入っていなかったので、わたしの口座も閉めてしまったのです。ところが実に奇妙なことに、それからしばらくたってプルマタ銀行からビリングステートメントが届き、わたしのクレジットカードは有効だということを知らせてきました。わたしのカードはすでに期限切れで延長もされていないというのに、そのカードをどうやって使えと言うのでしょうか?
わたしがアニュアルフィーを払えばカードの期限を延長してくれると銀行側は言うのですが、わたしはすでに6ヶ月も損しているではありませんか。プルマタ銀行の行為はまったくプロフェッショナルでなく、秩序だった管理がなされておらずまったくでたらめです。他人を損させて自分が得をしようという根性があからさまです。プルマタ銀行経営者はもっときちっとした管理を行うようにしてください。[ スラバヤ在住、ハルトノ ]


「払えないようにしてやるほうが儲かる」(2007年8月2日)
2007年5月2日付けコンパス紙への投書"Tagihan Citibank Terlambat"から
拝啓、編集部殿。わたしはシティバンクのマスターカード保有者です。2007年3月にクレジットカードの請求書が来るのを待っていましたが、いつまでたっても届きません。結局3月29日にシティバンクのカスタマーサービスに電話して、請求書はどこにあるのか、請求金額はいくらか、支払い締切日はいつか、と尋ねました。カスタマーサービス担当者は、請求書は送られているが受領されたという報告はまだなく、請求金額は6,759,612ルピアで支払い締切日は2007年3月30日だということでした。そして請求書を再送しましょうか、と尋ねます。だったら締切日まであと1日しかないじゃありませんか。もしわたしが電話して請求書のことを尋ねなければ締切日がいつかわからないまま過ぎ去っていくにきまっています。わたしが締切日までに請求の清算をしなければわたしの怠慢になり、わたしは金利を払わなければなりません。支払い締切日が近づくといつも支払いをそれまでに済ませて金利の負担をこうむらないように以前からわたしは努力しているのです。3月29日にわたしはその足でマンディリ銀行ATMに赴き、6,760,000ルピアを支払いました。そして請求書は3月30日を過ぎてから届きました。支払い締切日に(それどころかそのあとで)請求書が顧客に届くようなことをしてシティバンクは何も思わないのですか?これは決して今回がはじめてのことではありません。最初わたしがシティバンクの利用者になったとき、請求書を自宅に送るように依頼しましたが締切日を過ぎてから届くということが頻繁に起こりましたので、わたしは最終的に請求書を会社に送ってもらっていたのです。会社宛の送付は最初問題ありませんでしたが、2007年3月に再発してしまいました。本当は締切日までに支払いを済まそうと思っている顧客から金利を取るためにこのようなことをするのがシティバンクのビジネス戦略なのですか?[ 南ジャカルタ在住、アディ・プラボウォ ]


「なんでわたしの名前がブラックリストに・・・?」(2007年9月17日)
2007年8月31日付けコンパス紙への投書"Korban Daftar Hitam Asosiasi Kartu Kredit Indonesia"から
拝啓、編集部殿。この事件はBCA Prioritas顧客だったわたしにBCAクレジットカードがオファーされたことに端を発します。わたしはそのときアメックスゴールド、BNIビザゴールド、カルフルショッピングと三枚のクレジットカードを持っていたので、そのオファーにはあまり必要性を感じませんでした。ところがひと月ほどたってからそのカード申請が却下されたことを知らせるためBCA担当者が説明しにやってきたのです。BCA Prioritas顧客のわたしに対するその却下はたいへん矛盾したことだと思いますが、その却下理由がインドネシアクレジットカード協会のブラックリストにわたしの名前が載っているということだったのには驚かされました。残念なことにどのクレジットカード会社がわたしの名前をブラックリストに登録したのかをBCA担当者は教えてくれませんでした。
わたしはいつもすべてのクレジットカードに対してほぼ100%の返済を期限内に行っており、未払いを起こしたことはほとんどありません。返済期限を過ぎた場合もたいてい正当な理由があり、いつもは請求書が届くのが遅れたせいなのです。しかし結局BCAゴールドカードもBCAビザカードも発行され、すべては順調に流れています。しかしわたしはそのブラックリスト問題が気になっていたので、シティバンクビザカードとメガ銀行のクレジットカードの両方を2007年7月に同時に申請してみました。するとその双方が一週間後に却下されたのです。そのときわたしはBCAのクレジットカードを入手するずっと前の2006年のある日、わたしの携帯電話にBCA銀行からクレジット返済を求める電話が来たことを思い出しました。その担当者はわたしに長い間滞っているクレジットを早急に返済するよう要求しました。わたしはその相手に、わたしはBCAのクレジットカードを持っていないので相手を間違えていると言いましたがその担当者は電話番号も名前も間違っていないと言い張るのです。そのときわたしは重要な会議に出ていたのでその電話を切り、それっきりその出来事を忘れていました。
わたしの名前が本当にインドネシアクレジットカード協会のブラックリストに載っており、その理由がいったい何なのか、わたしはいまだにわかりません。その問題をクリヤーにするためにわたしはどうすればいいのでしょうか?クレジットカード発行会社のデータミスでそのようなことが起こっていたらどうなるのでしょうか?本人への事前通知もなしにそのようなことが行われるのはまるでフェアでないように思えますし、ましてやそれをクリヤーにする機会すら与えられないのですから。[ 南ジャカルタ市在住、リタ・マリナ ]
2007年9月14日付けコンパス紙に掲載されたインドネシアクレジットカード協会からの回答
2007年8月31日付けコンパス紙のリタ・マリナさんからの投書に関連して、当方は当該銀行との間で調整を行いインドネシアクレジットカード協会のブラックリストからリタ・マリナさんの名前を抹消することに合意したことをお知らせします。当方はリタさんにコンタクトしてこの件に関する説明を申し上げ、当人が了承してくださいましたのでこの問題は決着したと考えます。インドネシアクレジットカード協会のブラックリストは返済を滞らせている利用者からの不良債権を減らすことを目的にするものであり、そこに掲載されている名前は不良債権保有者であるという定義に合致したものであるということについて協会加盟のクレジットカード発行者の間で確認が行われ、定期的にリフレッシュされていることをお知らせします。[ インドネシアクレジットカード協会理事会、ドディ・プロボジャクティ ]


「再びORI」(2007年9月21日)
政府の個人向けリテール国債ORIの第3回発売はふたたび全国の個人金融投資階層を大きく揺さぶった。ORIについての詳細は先に報道された記事「ORI」(2007年3月30日)にある通り。
ORI Seri 003は買いオファー総額が9.45兆ルピアに達し、条件を満たしていない849億ルピアをカットした残りの9.37兆をすべて引き受けることを政府は決めて初回第二回の発売を大きく上回る大成功を記録した。当初政府が目標としていたのは8.63兆ルピアであり、今回の政府の決断は政府会計に大きい資金流動性を持たせる結果になった。
このORI発売第三回目の購入者数は22,837人にのぼって前回の13,158人を大きく引き離し、初回の17,400人をも凌駕した。今回のORI発売が爆発的な売れ行きとなったのは国内預金金利率の低下とアメリカの証券界が世界にもたらした動揺が背景にあり、金融投資家が少しでも信頼性の高くよりよい条件の物件を求めて集まった結果がこれだと言える。大蔵省債務管理総局長はORI003購入者の居住地域について、ジャワ・スマトラを中心とするインドネシア西部地方はORI002のときの実績から45%上昇したが東部地方は3倍近い伸びを示したことを明らかにした。インドネシア中部地方も東部と同じレベルの伸びだった。しかし金額を見ると、西部地方は8.76兆ルピア、中部地方5,205億ルピア、東部地方8,425億ルピアで、西部地方の経済パワー偏重はここにも影を落としている。
ORIに投資された金は決してこれまで遊んでいた資金ではない。各個人投資家が限られた財テクの中で配分していた資金が引き上げられてORIに回されたのだ。政府の金利率引き下げ方針で銀行定期預金が年利6.5〜7%に落ちているいま、ORI003が提示した年利率9.4%はどの投資家にとっても垂涎ものだったにちがいない。投資信託も似たようなもので、ORIよりも低い年間利回りであるなら資金がORIに移されるのも当然のなりゆきだったようだ。おかげで定期預金と証券界から資金が引き上げられて国債に流れていった。大蔵省債務管理総局長はORI003の購入者カテゴリー別詳細を紹介しているが、それによれば30.3%という最大シェアを取ったのは民間自営業者、次が民間従業員の28.4%、続いて主婦が17.8%、その他いろいろが17.1%、文民公務員6.1%、軍警察公務員0.4%となっており、主婦が自分の名前で行ったORI003への投資高は1.68兆ルピアにのぼる。これはインドネシアの主婦が巨額の金を持っていることを意味しており、女性向け雑誌の飛ぶような売れ行きやマスメディアの広告宣伝内容が主婦向け消費物資で満たされている状況もその事実を裏付けるものだ。
ORI003の二次マーケットが9月13日からスタートし、初日の市場価格は100.25〜101.5%で商い高は9,222億ルピアにのぼった。二次マーケットにおけるORI003の需要はきわめて旺盛で、中銀債金利率が低下傾向にあるため、それが低下すればするほどORI003の市場価格は上昇するだろうと市場関係者はコメントしている。しかしORI二次マーケットはスタートしてから1ヶ月間はにぎわうがそれを過ぎると沈静化するのが普通で、その間にORI003の最高値は104%を突破するかもしれないと予測されている。ORI003の市場流動性はそれまでのものより数段高いと見られている。


「ルバラン前には為替送金が活発化」(2007年10月8日)
平常月に届く為替送金は月間15〜20億ルピア程度で昨年のルバランも20億をたいして超えなかったというのに、2007年のルバランを前にして送られてくる為替は巨大な金額に上っており、中部ジャワ州プルウォクルト郵便局を戸惑わせている。同郵便局業務課長によれば、今年9月に入ってから一日100件総額で5億ルピアの為替を同郵便局が受け取ることが頻発しているそうだ。為替は一件あたり1百万から5千万ルピアまで額面はさまざま。ウエスタンユニオンを主体とするそれらの為替送金はサウジアラビア・マレーシア・シンガポール・香港・台湾・ヨーロッパなどからバニュマス地方の海外出稼ぎ者を数多く出している地区住民宛に送られてきている。今年のルバランまでに入ってくる為替送金は45億ルピアを超えるのではないかと同郵便局は予測している。
やはり中部ジャワ州のチラチャップ郵便局にも大量の為替送金が入ってきている。サウジアラビア・マレーシア・シンガポールからのものがメインを占め、9月末までには7千件弱の為替が受領されていて総額は85億ルピアにのぼっているとチラチャップ郵便局側は述べている。こちらも海外出稼ぎ者の留守宅に送られてきているものがほとんどだ。同郵便局では、今年の送金受取額は昨年の5割増になるだろうと見込んでいる。
バタムは国内諸地方から働きに来ているひとびとが為替送金を送り出す場所。バタム郵便局によれば、2006年の為替送金総額は1,883億ルピアにのぼったが2007年は2,000億を超えるだろうと予想されている。特にルバラン前の送金が毎年ピークをなすため、今年は10月1日から12日まで毎日巨額の送金が行われることになりそう。送金先はインドネシア津々浦々に渡るが、特に中部ジャワ東部ジャワ向けが多いとのこと。国有インドネシア郵便会社PT Pos Indonesiaはwesel pos instan(即席郵便為替)という送金サービスを行っており、オンライン化された郵便局間で送金情報が交換されるためほんの数秒で送り先郵便局にデータが届き、受取人が送金先郵便局へ行けばすぐに受け取れるという仕組みになっている。


「ルバラン前の新札売り」(2007年10月9日)
ルバラン帰省が始まると、バスターミナルで両替ビジネスが盛んになる。真新しい札がぎっしり束になった現金を手にしたおばさんたちが帰省者に声をかける。「小銭はいらないかね?」
ルバランの日にはお年玉が子供たちに配られる。いや、新年ではないからルバラン玉だろうか?ルバランの日には親族一同が一族の一番年上のひとの家に集まる。みんな一家でやってくるからどこでもちびっこ軍団で膨れ上がるのが普通だ。高校生・中学生・小学生・就学前のこどもたちにルバラン玉が支給される。みんな晴れの一張羅を着ているのだから、しわくちゃの臭いルバラン玉をもらうのは嫌だ。手の切れるような新札がいい。こうしてルバラン前には小額の新札需要が一気に高まる。
市民に対する現金供給のメインは銀行だが、やってくるほとんど全員が新札を求めるから銀行はひとり何枚と割り当てを決める。それでは足りないひとが大半だからにわか小銭両替屋が雨後のたけのこのように出現するという仕組み。東ジャカルタ市カンプンランブタンバスターミナルでは、普段両替屋が8人営業している。バス料金は数千ルピアだから必ず千ルピア紙幣と万ルピア紙幣の両替需要が起こる。おまけにターミナル周辺に店を張っているカキリマ商人たちの需要も必ずある。平常期は普通に市中で流通しているお金の両替を8人が行っておりそれで十分まかなえているのだが、ルバラン前には新札小銭需要が起こるので両替屋は20人まで増えるそうだ。こうして5百ルピア新コイン・1千ルピア新札・5千ルピア新札が飛ぶように売れる。売れる?そう、両替屋はお金を売って利益を取るのだ。おばさんたちは自分の利益を両替行為の手数料とは考えていない。1千ルピア新札100枚の束は10万5千ルピア。両替屋のおばさんは自分でその札束を仕入れてくる。コタのインドネシア銀行へ行けば、この時期銀行建物の外で新札の束を売っているひとびとを見出すことができる。おばさんは1千ルピア新札100枚の束をひとつあたり10万2千ルピアで仕入れてきた。仕入れコスト10万2千ルピアの10万ルピア札束を10万5千ルピアで売るから3千ルピアが販売者のおばさんの手に残る。
金種で需要の大きいのは1千ルピアでその次が5千ルピア。「コインはお金じゃない」という世相を反映してか、5百ルピアコインを求めるひとはあまりいない。平常期カンプンランブタンの両替屋は一日の売上がひとり1百万ルピア程度。それだと一日の収益は3万ルピアにしかならない。しかしルバラン前のかきいれどきには一日の売上が3百万ルピア程度までアップする。インドネシアではお金も商品になっている。


「中央銀行は17日から一部業務を再開」(2007年10月11日)
公務員一斉休暇が延長された今年のルバラン休みで、インドネシア銀行は10月17〜19日の間一部の業務を実施することを決めた。RTGS(Real Time Gross Settlement)システム、手形交換、現金出納などは平常通りの業務が行われることになる。それに関連してインドネシア銀行上級副総裁は国内銀行界に対し、10月17〜19日の間にRTGSやクリヤリング処理が最大限になされるようその期間の処理能力を確保せよと要請した。
公務員一斉休暇期間中に消費者が銀行を利用して行う決済は普段通り続けられるものと推測され、その中には電気・水道・電話・クレジットカードの支払いやルバランに関連しての送金も大量に発生するだろうと見込まれている。そのためインドネシア銀行の業務再開にあわせてそれらの処理が最大限に実施できる体制を調えておくよう一般銀行界に要請したのが上級副総裁の上の発言。
ところでラマダン月第三週に入ってから消費者の銀行利用は激増しはじめており、BCA銀行ではATM決済が一日340万件、店内テラーカウンターでの決済は一日100万件を超えた。平常期のATM決済は一日2百万件、カウンターは60万件というのが平均的な値だから、その混雑振りが想像できる。BCA銀行はこのルバラン期の現金需要に備えて15兆ルピアを用意しており、これは昨年実績から3兆ルピアアップしている。同行副代表取締役は「預金者数と流動資金回転の増加が明白に見て取れるため、現金需要の大幅アップは不可避だろう」と述べている。全国に2千8百台の専用ATMと1万5百台の共同ATMを擁して現金供給を行おうとしているマンディリ銀行は12兆ルピアの現金を用意した。それは平常期の30%増しであるとのこと。現金需要が高騰するのはイドゥルフィトリ日の二週間前で、そのピークを過ぎれば多少落ち着くもののATM一台あたりの現金支出は一日8百万〜1千2百万ルピア程度になる由。


「客へのサービスより自分へのサービス」(2007年10月16日)
2007年8月13日付けコンパス紙への投書"BRI Tolak Setoran Pajak"から
拝啓、編集部殿。わたしはいつも店・土地・家屋の土地建物税を民間銀行ATMで納めています。ATMスリップの下には「国税総局はこのスリップが公式納税証憑であると表明する」と記されていますが、インクは長い間に消えてしまって読めなくなってしまいます。だからわたしは、2007年の土地建物税は直接BRI銀行で納税しようと考えました。2007年7月30日午後一番でわたしはタングランのBRI銀行チクパ店を訪れました。店内の土地建物税支払い窓口に行くと、10人足らずのひとが順番を待っていました。いよいよわたしの番になったところ、窓口担当者は「もう閉まりました」と言うのです。「だってまだ1時20分過ぎじゃないの。出納が閉まるのは何時なの?」とわたしが尋ねると、「2時ですけど、だってわたしまだ昼食をとってないんですよ。もし抗議するんだったら、どうぞ上司に言ってください。」という返事です。
わたしの後ろにいた男性が「わたしゃ遠くのビトゥンからはるばるやってきたので、なんとかわたしのをやってもらえないかね?」と言うとその担当者は「税務署に直接納めに行ってください。」という返事でした。わたしはその店の責任者に抗議するのはやめました。倣岸なその担当者の態度を見ると、その店のトップの了承を既に取り付けているのが明らかに感じられたからです。業務時間内であるにもかかわらず納税の受領を拒むBRIチクパ店職員のわがまま勝手なふるまいは国庫収入を邪魔するものです。国の予算は赤字だというのに。[ タングラン在住、デスリタ・ザフリ ]


「コインはお金じゃないってホント?」(2007年10月29日)
2007年7月31日付けコンパス紙への投書"Parkir di Giant dengan Koin"から
拝啓、編集部殿。ポインスクエア(Poin Square)のジャイアント(Giant)駐車場係員はインドネシア共和国50ルピアコインを受け取りません。2007年7月16日、わたしは南ジャカルタ市ルバッブルス(Lebak Bulus)のポインスクエアビル内にあるジャイアントハイパーマーケットで買い物をしました。いつもと同様、50ルピアコインが買い物のおつりに混じっていました。わたしは有料道路や駐車場での料金支払いのために50ルピアコインをためています。これまではどこでも50ルピアコインでの支払いを拒まれたことはありません。
その日14時20分ごろ、わたしは地下の駐車料金支払い所で2千ルピアを支払おうとしていました。1千ルピア紙幣1枚、5百ルピアコイン1個、1百ルピアコイン4個、50ルピアコイン2個を係員に渡したところ、50ルピアコインの受け取りを拒否されました。係員はその理由を上からの指示だと言いました。わたしはその係員に、この50ルピアは同じこのビル内にあるジャイアントでおつりにもらったものでありそれはインドネシア共和国の正式支払いツールでもあるのだ、と主張しましたが係員はどうしても受け取りません。
国の正式支払いツールである50ルピアコインをインドネシア国民の一部が拒否するというのは正しいことなのでしょうか?もしそれがもう流通しないものであるというのなら、50ルピアコインを市中から引き上げてもらえないでしょうか?製造と発行の費用が無駄になるだけでなく、わたしが体験したように国民に損害を与えることにもなるのですから。[ 南ジャカルタ市パサルミング在住、ティヤス・ハルジャンティ ]
2007年8月31日付けコンパス紙に掲載された駐車場運営会社からの回答
拝啓、編集部殿。2007年7月31日のコンパス紙に掲載されたティヤス・ハルジャンティさんからの投書に関連してわたしどもはティヤスさん、ポインススクエア(Poins Square)内ジャイアントハイパーマーケット、ポインススクエアアパルトメン・モール運営開発会社PT ムナラプランバナンにお詫びを申し上げます。破損していたりニセモノである場合を除いて、50ルピアコインを含めて額面の小さい金銭を受け取らないようにという指示をセキュアパーキングは一度も出したことがありません。料金支払い所で弊社職員が行った問題の行為は業務手続に外れたあってはならない事柄です。今回のことがらについて当方は十分に注意を払い、現場職員へのフォローも実施しました。そして問題の行為を行った職員に対しては社内規定に従って措置を取りました。カスタマーサービスホットラインは電話(021)6246955、SMS08176732873で、業務時間内にあらゆることがらについて連絡していただくことができますのでご利用ください。[ PT Securindo Packatama Indonesiaカスタマーサービスセンター、フィトリ・ダマヤンティ ]


「不条理の被害者がここにも」(2007年11月21日)
2007年8月22日付けコンパス紙への投書"ABN AMRO Merepotkan"から
拝啓、編集部殿。わたしはABN AMRO銀行のクレジットカードを申請したことは一度もありません。不思議なことに2007年7月31日、わたしのクレジットカード申請が承認されたのですぐにカードを送付するというSMSが届きました。わたしはすぐにそのSMS送付元である021 27586777に電話して、クレジットカード申請をしていないことを連絡しました。すると電話に出た相手はわたしの個人データを要求するのです。最近個人データを要求するクレジットカード詐欺の手口が使われていることを知っていたので、わたしはもちろんそれに応じませんでした。
翌日、わたし宛にそのクレジットカードが送られてきました。わたしはそれを受け取る気がないので、受取証にわたしは申請していない旨記載してそのまま戻しました。もしわたしがそれを受け取ったら、申請していないのにどうして受け取るのか、と銀行側を正当化させる理由に使われると思ったのです。しかしわたしが受け取りを拒否したあと、もしもそのカードが第三者の手に落ちたら・・・・という不安が生じましたので、8月2日にABN AMRO銀行カードセンターに受け取りを拒否したことを知らせようと電話しました。わたしはカードセンターに4回も電話したのです。そのたびに個人データを尋ねられたのでわたしは拒否しました。担当者のひとりはわたしがカードを受け取らずに戻したことを非難し、もし第三者がそれを手に入れて使ったら一切の責任はわたしにある、と言うのです。なんでわたしはこんな面倒に巻き込まれなければならないのでしょう?
電話を何回もかけ、そのたびに時間を使い、結局何の成果もありませんでした。わたしの個人データを知らせなければ銀行は何をしようともしないのです。根負けしたわたしはテルコム108番に電話してその銀行の電話番号が本当に間違いないことを確かめた上で、わたしが申請もしていないそのクレジットカードを銀行にブロックしてもらうためにわたしの個人データを電話の相手に知らせました。銀行は顧客を増やしたいだけでしょうが、なんでわたしがこんな面倒な目にあわなければならないのでしょうか?[ カラワン在住、スリヤディ ]
2007年9月3日付けコンパス紙に掲載されたABN AMRO銀行からの回答
拝啓、編集部殿。2007年8月22日付けコンパス紙に掲載されたスリヤディさんからの投書に関して、当方はご本人との間ですでにその問題を解決したことをお伝えします。不愉快な状況が発生したことに対して当方は陳謝いたします。スリヤディさんのクレジットカードはABN AMRO銀行カードセンターのシステム内でクローズされました。[ ABN AMROインドネシアコンシューマーファイナンスヘッド、リコ・アブドゥラフマン ]


「超リッチ向けクレジットカード」(2007年12月10日)
クレジット上限を設けない超リッチ向けクレジットカードの発行が今後急増するだろうとマスターカードワールドワイドのインドネシアカントリーマネージャーが予測している。この超リッチ層は独特のショッピングパターンを有し、旅行が好きで、特別扱いされることをたいへん好む。もちろんクレジットカード使用金額の上限設定などは断固拒否する。この階層が2005年に利用したクレジット金額は21億ドルだったところ、翌2006年には44億ドルに倍増した。インドネシアのリッチマンの増加は東南アジアのトレンドに追随するものだが、その増加率は東南アジア平均の8.3%を大きくしのぐ11%であるとのこと。この階層に対する刈り取りにインドネシアの銀行はまだあまり目を向けておらず、ダナモン銀行・ANZパニン銀行・HSBC銀行がやっと手を着けはじめた段階だ、と超リッチ向けクレジットカード発行銀行が今後ますます増加することをマスターカードは確実視している。
マスターカードは2007年11月に超リッチ顧客向けクレジットカードサービスを開始した。これは東南アジアのリッチ層が急速に増加している現象を同社が捉えたもので、クレジットカード利用者のトップクラス向けにこの超リッチ版をオファーしている。2015年にはこの階層が年間550億ドルを消費するだろうと推測されており、インドネシアはそのうちの112億ドルを担うだろうと見られている。


「中銀の全国クリアリングシステムが完成」(2007年12月19日)
インドネシア銀行が全国111地区すべてにわたってオンラインクリアリングシステム実施を実現させた。その結果一日当たり5〜6兆ルピアという通貨決済が迅速に完了するようになり、通貨流通効率が大きく向上しているとインドネシア銀行副総裁が語った。
全国クリアリングシステムは2005年7月に開始され、2007年12月第2週に全国展開が完了した。このシステム運用のために全国41ヶ所にクリアリング実施機関が設けられている。これまでは手形を用いた交換方式が用いられていたために決済に2日かかっていたが、全国クリアリングシステムによっていまでは一日2回の決済が可能になっている。情報通信技術を使った新しいクリアリングシステムの実施によって時間の短縮だけでなくペーパーレス効果も銀行界に大きい恩恵を与えている。全国クリアリングシステムに参加している金融業者は全国のクリアリングポジションをリアルタイムで把握できるために資金運用効率が以前よりはるかに向上している。同副総裁はこのシステム実現効果をそう強調している。


「一般銀行は職員の人的ミスを無くせ」(2007年12月27日)
一般銀行に利用者が出した苦情は2007年1〜6月の半年間で64,288件に達した。その中の97.8%は銀行の出金・支払システムに関わるもの、1.4%は銀行の預貯金収集に関わるもの、0.5%は融資関連、0.3%は業務提携等となっている。そしてその苦情処理については、標準の20日以内に解決したもの91.6%、40日まで延長されたもの5.7%、未解決のもの2.7%となっている。
中央銀行に裁定を求めた訴えは2006年1月から2007年7月までで2百件発生しており、金融商品や出金・支払関連が44%、業務提携17%、融資関連17%、預貯金収集関連15%、その他3%、銀行業務外問題4%という内訳になっている。
毎月1万件を超える苦情の発生についてインドネシア銀行統制調査局上級調査官は、インドネシアの一般銀行はビジネス展開の中でファイナンシャルリスクと顧客サービスについての意識をもっと高めなければならないというのに内部監査を銀行機構内の必需機能と位置付けておらず、その結果犯罪傾向を持つ事件の発生に対する抑止効果が薄いと批判し、だから銀行界は内部監査機能不活性のために発生する犯罪事件によって銀行イメージが崩壊することのないよう対策を講じなければならない、と語っている。
「僻地にある銀行支店で顧客の入出金記帳ミスなどの誤りが依然として発生しており、利用者の信頼を台無しにしている。それが銀行の業績向上の足を引っ張る一要因となっている。数字の記帳やインプットミスはマスメディアに見られる読者からの投書や中央銀行への訴え件数の多さによって大きな問題として把握されている。それらのミスは銀行の評判を悪化させるものであり、銀行は内部監査を励行しなければならない。内部監査機構を閑職にしてはならないのだ。インドネシア銀行は一般銀行内のコンプライアンス担当取締役の役割充実を通して内部監査を強化するために厳しい監督を行う方針であり、また銀行口座保有者に対しても頻繁に口座内容をチェックするようキャンペーンを実施する考えでいる。」上級調査官は銀行界のミス防止を徹底させようという中央銀行の方針についてそう説明している。


「映画のようにいかない現実」(2007年12月28日)
2007年10月25日付けコンパス紙への投書"Kartu Citibank dan Sogo"から
拝啓、編集部殿。2007年9月28日正午ごろ、わたしは中央ジャカルタ市チュンパカプティ地区で子供のお稽古ごとが終わるのを待っていました。その塾の先生のひとりが盗難に遭ってかなりの金額のお金を失ったという話をそこの従業員がしてくれたので、わたしも自分のハンドバッグの中を調べました。財布・KTP・現金・ATMカードなどはちゃんとありました。ところがそれからおよそ1時間して、わたしのシティバンク発行マスターゴールドカードが無くなっているのにわたしは気付いたのです。わたしはすぐにそのカードをブロックしてもらうためにシティバンクに電話しました。一度つながりましたが、シティバンク担当者にこの話をする前に切れてしまいました。わたしは電話をかけなおし、電話に出たシティフォンオフィサーのジョルダンさんに経緯を話し、すぐにわたしのクレジットカードをブロックするように頼みました。ところがどうでしょう、いま13時10分のこの時間にわたしのクレジットカードがそごうデパートメントストアで107万9千ルピアの決済に使われている、とジョルダンさんは言うのです。わたしはジョルダンさんにお願いしました。すぐにそのカードをブロックし、そしてそのそごうデパートはどこのそごうなのかを教えてください、と。ところがそのシティフォンオフィサーはなんと非協力的なのでしょう、「できません、どこのそごうなのかわたしにわかるわけがありません。」と言ったのです。
本当は、シティフォンオフィサーにはそのそごうがどこのそごうなのかわかっていたのではありませんか?だって毎月送られてくるビリングステートメントにはどこで決済されたかが必ず明記されているではありませんか。わたしがどこのそごうかを知りたかったのは、その泥棒が必ずその場所でもう一度何かを買い物するとわたしが確信していたからです。だからわたしはその店に電話して、わたしのクレジットカードを使っている泥棒を警備員に捕まえてもらおうと考えたからなのです。その店でもう一度わたしのクレジットカードが使われるというわたしの確信は図星でした。別のシティフォンオフィサーがわたしにクレジットカードが使われていることを連絡してきたのです。
わたしはそごうプラザスナヤン店のレジ係にもたいへん失望させられました。そのレジ係スリ・ウXXさんのいい加減な対応のために泥棒は盗んだわたしのクレジットカードを使って容易に買い物をすることができたのです。その泥棒はわたしのクレジットカードにあるサインとは似ても似つかないサインをしたというのにスリ・ウXXさんは何の疑いも抱かず、その者のKTPを見せるよう求めることさえしなかったのですから。[ 北ジャカルタ市在住、アミニ・カルティニ ]
2007年11月7日付けコンパス紙に掲載されたシティバンクからの回答
拝啓、編集部殿。アミニ・カルティニさんからの2007年10月25日付けコンパス紙に掲載された投書に関して説明いたします。当方はすでにアミニさんにコンタクトしてシティバンクが行っている規定について説明申し上げました。当方の規定によれば、クレジットカード紛失の届出がなされる前に発生した決済はカード名義者の責任になっており、その反対に届出がなされた後で行われた決済はシティバンクの責任としています。当方の記録によれば、アミニ・カルティニさんに応対したシティフォンオフィサーはシティバンクが定めた標準業務手順に則した行動を取っています。当該シティフォンオフィサーはアミニさんからの決済場所の質問に答えられなかったことについて遺憾の意を表明しています。なぜならその時点でシティバンクのシステム内には決済場所データがまだ表示されていなかったためです。[ シティバンクインドネシアカスタマーケアセンター長、ホッマン・シンボロン ]


「今年2千ルピア紙幣が発行される」(2008年1月4日)
2007年から話の上がっていた2千ルピア紙幣の発行を2008年に行なうとインドネシア銀行副総裁が表明した。今年インドネシア銀行は2千ルピア紙幣と2万ルピア紙幣の新規発行を計画しており、その印刷発注のための入札が2008年2月に行なわれる。この新紙幣ではこれまで12〜13ヶ月だった紙幣の耐久性を2倍にしたいとインドネシア銀行は考えており、そのため入札条件は従来より高い品質を求めて厳しくなりそう。副総裁によれば、この新紙幣発行は市場で必要な通貨量を満たすためのもので、紙幣のデザイン変更ではないとのこと。政府発行の公式フォームや有価証券あるいは紙幣などの印刷は国有造幣公社Peruriが行なうことになっているが、インドネシア銀行は従来から行なってきたように一部をPeruriで、また一部は外国の印刷業者に発注する計画にしており、66億枚のうち11億枚を外国に発注する考えでいる。インドネシア銀行はPeruriの印刷能力を考慮してそのように計画していると述べているが、Peruri側は能力70億枚の新型紙幣印刷設備を購入しており生産コストは外国で行なうよりも30〜40%安いと表明している。


「知らない人宛て請求書がどうしてわが家へ?」(2008年6月3日)
2008年1月30日付けコンパス紙への投書"Penagihan Niaga Salah Alamat"から
拝啓、編集部殿。2008年1月6日、わたしが帰宅したとき、家のフェンスに封筒がぶら下がっていました。その中には、ウィウィッ・プスパニンティヤスという名前のひと宛のニアガ銀行クレジットカード請求書が入っていました。そのひとの住所はわたしの家のものになっています。その封筒には、ニアガ銀行コレクター「アリ」と記載されていました。これははじめてのことでなく、二ヶ月ほど前にもプルバという名前のニアガ銀行デットコレクターが午前7時ごろわが家を訪れてアンギ・イマ・フィトリアニという名前のひとが滞納した債務の返済を求めました。そのときも、わが家の住所が使われていたのです。
わたしは家族登録書と住民証明書を示して、そんな名前のひとはこの家にいないことを説明しました。そのときわたしはニアガ銀行に対して完全解決を求め、このようなことが繰り返されないようにしてほしいと訴えました。しかしニアガ銀行はわたしの訴えに真剣に対処しなかったようで、今回また同じようなケースが繰り返されています。その二度の事件をわたしはニアガ銀行に届け出て、またプルバさんとアリさんというひとがニアガ銀行のコレクターを名乗っていることも伝えました。問題なのは、ニアガ銀行がクレジットカード発行に際して申請者のアイデンティティ検証を真剣に行っていないことであり、わたしが体験した二度の事件はニアガ銀行マネージメントにプロフェッショナリズムが欠けていることを窺わせるものです。特にクレジットカード発行とその請求面において、行われていることはとてもプロと呼べるものではありません。また銀行側は使っているコレクターに対して、他人の家に入る際にはまず確認を取り、礼儀をわきまえてふるまうよう指導してください。わたしはそのことを銀行界に警告したいと思います。[ タングラン在住、マレイク・リウパッサ ]
2008年2月6日付けコンパス紙に掲載されたニアガ銀行からの回答
拝啓、編集部殿。マレイクさんからの1月30日付けコンパス紙への投書に関連して、マレイクさんにご迷惑をおかけしたことを謝罪申し上げます。この問題のフォローアップとして当方はマレイクさんに面会して解決を図り、マレイクさんは当方の説明を了承してくださいました。当方は顧客の住所をすでに訂正しております。[ ニアガ銀行副社長企業コミュニケーション部長、ディナ・スタディ ]


「客に向かって勝手に社内規則を作るのはだあれ?」(2008年7月18日)
2008年2月27日付けコンパス紙への投書"Sulit Menutup Kartu Permata"から
拝啓、編集部殿。わたしと妻はプルマタ銀行クレジットカードのオーナー使用者ですが、2008年初にある事情でカードをクローズすることにしました。その2枚のカードをクローズするためにすべての請求を完済し、ひょっとしてということまで慮って少し余分に払い込んだのです。妻のカードはプルマタ銀行クレジットカードカスタマーサービスにコンタクトしてあっさりと閉めることができました。ところがわたしの方はそううまく行いきませんでした。わたしのカードは2008年8月の有効期限日までクローズできないと言われましたが理由がよくわかりません。
どうしてか気になったのでわたしは再度カスタマーサービスに連絡しましたが結果は同じでした。わたしが口座開設手続きを行った店は閉鎖しているので、わたしはその代わりとしてプルマタ銀行チプタッ店を訪れてカードクローズ手続きをしようとしましたが、再び同じ結果に対面したのです。その銀行職員もどうしてクローズできないのかと首をかしげるありさまでした。請求金額が完済されたらクローズできるはずなのに、と言うのですがその職員が更に問い合わせてくれたところ、有効期限が切れるまでカードのクローズはできないという新しい決まりが出ているということでした。妻のカードは有効期限前なのにクローズができたのです。プルマタ銀行経営者の注意を喚起したいと思います。[ タングラン在住、ロヒム・ガザリ ]
2008年3月18日付けコンパス紙に掲載されたプルマタ銀行からの回答
拝啓、編集部殿。ロヒム・ガザリさんの2月27日付けコンパス紙に掲載された投書について、不快を与えたことに謝罪します。当方はこの問題のフォローアップを行い、ロヒムさんに連絡を取って問題を明確にしました。プルマタ銀行はクレジットカードオーナーの要請に応じて、有効期限前でもカードのクローズを行うことができます。
ロヒムさんのご要望に従い、ご本人のカードは既にクローズされました。プルマタ銀行とご本人との間で合意が成立し、今回の問題は解決しました。[ プルマタ銀行上級副社長企業秘書、サンディ・ムリアナ ]


「貸付金の返済は生命保険で」(2008年7月22日)
2008年2月27日付けコンパス紙への投書"Klaim Asuransi Jiwa Tanpa Kepastian Pencairan"から
拝啓、編集部殿。2004年8月6日、わたしの父はマンディリ銀行中部ジャワ州トゥガル支店で9千2百万ルピアの多目的クレジットをもらいました。返済期間は84ヶ月、担保は土地登記証書です。そのときマンディリ銀行はワナアルタライフ生命保険に父を加入させ、クレジットの資金が降ろされたときに生命保険掛金として4,056,760ルピアをクレジット金額から天引きしました。
2年半ほど経過してから父は病気になり、回復することなく2007年1月25日に世を去りました。父の生命保険の手続きのためにマンディリ銀行は町役場・郡役場・病院からの死亡証明を求めてきたので、父の死亡日の一週間後にわたしはそれをすべて銀行に提出しました。そのときマンディリ銀行は、保険金が下りるのはクレーム提出後早くて1ヵ月、遅くとも3ヵ月後であり、そのあとで担保に入れた土地証書は返却される、と言いました。3ヶ月してわたしがマンディリ銀行に進展状況を尋ねると、ワナアルタライフはクレームを承認したので保険金が下りるのを待つばかりだ、との返事でした。その後わたしが何度銀行に問い合わせしても、返って来る返事は「もうすこし待つように」という言葉ばかりです。わたしはワナアルタライフのプカロガン支店やジャカルタ本社にまで問い合わせをかけましたが、返事はいつも「クレームは承認されており保険金が下りるプロセス中だ。」というものでした。
もう1年以上過ぎたというのに、保険金支払がいつまでたっても確定されません。わたしは遺族としてマンディリ銀行にこの問題の早期決着を要請します。[ トゥガル在住、ティルノヨ]
2008年3月29日付けコンパス紙に掲載されたマンディリ銀行からの回答
拝啓、編集部殿。ティルノヨさんからの2月27日付けコンパス紙に掲載された投書についてお伝えします。ティルノヨさんのご尊父の生命保険に関する請求は2008年3月5日にワナアルタライフからの支払いが終わっています。担保に関連した書類の一切はすでに遺族側に返却されています。[ マンディリ銀行企業秘書、マンシュル・ナスティオン ]


「金づるは手放さない」(2008年7月23日)
2008年2月19日付けコンパス紙への投書"Penutupan Kartu Kredit BCA"から
拝啓、編集部殿。2008年1月17日、わたしは自分名義のBCAクレジットカードをクローズするためにハローBCAに連絡しました。ところが残念なことに、わたしの口座には335,000ルピアの過剰支払が残高で残っていたのです。それで担当者に依頼し、その残高はわたしのBCA口座に振り込んでもらうことを約束しました。もちろん規則に従って、その振込みを行ってもらう前に委任状を作成します。わたしはその日のうちに報告番号5267970を付した委任状をアスティさん宛てにファックスしました。銀行側はその残高がわたしの口座に四日後に入っているだろうと連絡してきました。そのあとでクレジットカードのクローズ処理ができるのだとも。
ところが思いも寄らぬことに、BCA銀行はその残高を全額振込みせず、アニュアルフィー20万ルピアとアドミニ費用もろもろをそこから引き落とし、残った4万ルピアだけをわたしの口座に振り込んできたのです。BCA銀行のその振る舞いにわたしはとても不愉快になりました。2008年1月17日にわたしが電話したとき、クレジットカードをクローズしたいというわたしの意図を銀行側は理解したはずですし、委任状をファックスしたことはそれが了解されているというのが前提だったはずです。なのにどうして確認もなしにこのようなことを行ったのでしょうか?むしろこれは、2008年1月〜12月間のアニュアルフィーを払ったから使わなければ損だとわたしに思わせてクレジットカードをクローズさせないようにするための陰謀であるような気がしてなりません。BCAのカードサービスには要注意です。[ ボゴール在住、ンジャッ・スドラジャッ ]


「担当者の指先ひとつでGCGが粉々に」(2008年7月31日)
2008年2月27日付けコンパス紙への投書"Tagihan Kartu Mega Bermasalah"から
拝啓、編集部殿。わたしはメガ銀行ビザゴールドカードのオーナーでした。2007年8月までは何の問題も起こったことがありません。ところが2007年10月に届いた請求書で9月に問題が起こったことが明らかになりました。9月にも返済期限日にわたしはプルマタ銀行ATMから返済を行ったにもかかわらず、その請求書には返済日が2007年9月24日と記され、支払遅延のためにペナルティとして342,529ルピア、督促費として5万ルピアが請求されていたのです。
放っておけば金利がますます膨れ上がるだろうと考えたわたしはすぐにそのペナルティと督促費を納めてから、振込み証憑を持って銀行に苦情しに行きました。返済期限日を超えていないので、そのペナルティと督促費は返済してくれるものと思ったのです。ところが何ということでしょう、メガカード担当者はいともあっさりと、「当方に入金されたのはその4日後であり、それがメガ銀行のシステムなのです。」と言ったではありませんか。しかしわたしはそれまでいつも返済期限日に振込みを行っており、こんなことは一度も経験したことがありません。わたしのほかのクレジットカードについても同じです。わたしがこれまでいつも返済期限内に振り込むのでメガ銀行はわたしから利益を得ることができず、9月20日に行われた返済を24日に入金することでわたしから好きなように利益を取ろうとしてのではありませんか?その結果本来ならありえないペナルティと督促料の収入をわたしから得たのですから。いまわたしは既にそのカードをクローズしており、わたしの債権392,529ルピアが銀行側に残っています。[ タングラン在住、スティアワティ ]
2008年3月25日付けコンパス紙に掲載されたプルマタ銀行からの回答
拝啓、編集部殿。2月27日付けコンパス紙に掲載されたスティアワティさんの投書に関してお伝えします。当方は問題のペナルティと督促料をご本人の口座に返却いたしました。ご本人は当方の説明を了解してくださいました。ご不快を与えてしまったことを謝罪いたします。[ プルマタ銀行企業秘書、ドニー・オスカリア ]
GCG=Good Corporate Governance


「5万ルピア札が一番多い」(2008年8月11日)
市中に流通している現金通貨量は2008年5月時点で209.8兆ルピアにのぼっている。貨幣はそのうちの2.7兆ルピアできわめて少なく、一般民衆が持っている『コインはお金でない』という感覚もあながち不思議でないような気にわれわれをさせてくれる。金種別に見れば10万ルピア紙幣が45%で94.37兆ルピア、5万札は43%で89.9兆ルピア、2万ルピア札4%の8.4兆ルピア、1万紙幣3%で6.3兆ルピア、5千ルピア以下の貨幣は5.3%で11.1兆ルピアという内訳になっており、枚数でいけば10万紙幣は9.4億枚、5万紙幣18億枚、2万札4.2億枚、1万札6.3億枚といった明細となり、流通金種は5万ルピア札が群を抜いて多いことがわかる。流通現金通貨量は中銀によれば毎年12月がピークを迎えるとのことで、ちなみに2007年12月は220.8兆ルピアとなっている。
1997年から始まった通貨危機の際には一年間で通貨量が54.6%上昇した。しかしそれ以降も通貨需要は伸びを続け、あれから10年経ったいまの2百数十兆というレベルは1998年の45.1兆ルピアから5倍近い増加になっている。


「国内金融市場が乱調」(2008年9月15日)
2008年9月に入ってからルピアの急激な軟調が続いており、同時に株価の下降も激しさを増している。インドネシア証券取引所総合株価指数(IHSG)は2008年5月中盤の2500ポイント台を頂点にゆるやかな下降を続けたあげく、9月第一週にはついに2000ポイントの大台から滑り落ちてしまった。金融機関証券市場監督庁データによれば、投資信託市場では9月第一週に総投資残高は92.6兆ルピアから89.2兆へと顕著な減少を見せており、第二週に入っても減少は続いている。
ルピアの対米ドルレートは8月の9千1百台から9月に入って9千2百台に突入し、第二週には9千3百台から9千4百台へと雪崩落としの勢いで下落している。インドネシア銀行はこのルピア軟調について、経済ファンダメンタルズに異常は見られず一過的な現象としか考えられないため保有外貨を放出しての積極的な買い支えは避けたいとコメントしており、その言葉通りとすれば当面は市場の動きのままに静観するという対応が取られそうだ。
この国内金融市場の大きな乱れに直面した投資家は先行きの見通しが立ちにくくなった証券市場から一旦離れようとする動きを起こしている。機関投資家までもが株式市場から抜け出して利潤の安定したポートフォリオを維持する方向へと向かっており、株式も債券も大きな値崩れを起こすことが懸念されていることから政府はこの事態に対応するため、いち早く証券界の安定を目指して買い支えを行う可能性を表明した。証券界から抜け出た資金が向かうのは銀行定期預金で、銀行界はこの機に乗じて第三者資金を増やそうと積極的に高い利率をオファーしはじめている。ほとんどの銀行では、カウンターでの金利率は年6.25%から9.25%というレベルだが交渉次第で高い利率を与える態勢を多くの銀行が取り始めた。マンディリ銀行は、フレッシュマネーを最低5億ルピア持ってくれば、3ヶ月定期で年12.5%の特別レートを考慮します、と表明している。一億ルピアでも6ヶ月定期を組むなら年10%のレートがもらえるようだ。パニン銀行も月初の年11%から12.5%に最高金利率を引き上げている。預貯金保証機関が定める公定保証金利率よりはるかに高いそのレートでは政府保証が得られないわけだが、保証上限残高が低められているいま高額預金者にとっては同じことなのかもしれない。
BRI銀行は現ナマを好む国民の感性に訴えようとしたのか、金利率はあまり引き上げないでキャッシュバックという手法を取った。金額と期間のマトリクスで現ナマボーナスの金額は違っているが、たとえば10億ルピアの元金で3ヶ月定期を組めば、金利年6.75%に現ナマの7百万ルピアがついてくる。それを6ヶ月定期にすれば、金利年7.25%プラス1千6百万ルピアの現ナマボーナスだ。銀行界のこのフレッシュマネー争奪戦は第三者資金の枯渇が原因をなしているとインドネシア銀行副総裁のひとりは言う。2008年7月銀行界第三者資金は前月から19.3兆ルピアも減少しており、その一方で貸付残高は18.2兆ルピア増加した。第三者資金減少はすべてのカテゴリーで起こっており、当座預金8.5兆ルピア、定期預金10.2兆、普通預金4.2兆ルピアなどとなっている。


「ルバランのための現金需要は平常時の2割」(2008年10月10日)
2008年ルバランのために全国民が引き出した現金は44.75兆ルピアに達して昨年から2割増となった。インドネシア銀行通貨流通局長によれば、中央銀行が予測した国民の現金引出し46.5兆ルピアは下回ったものの2007年実績の38.8兆ルピアは大幅に超え、ルバラン日直前の9月29日の引き出しは予測値の96%に上った、とのこと。
イドゥルフィトリ前の現金引出しピークは9月24日で、その日の引出し総額は7.3兆ルピアだった。その後は低下したが毎日3兆ルピアを下回ることはなかった。10月6日月曜日はルバラン休暇明けで平常の国民生活が再開されたために現金引出しはまた上昇した可能性はあるが、これはイドゥルフィトリ大祭のための現金需要という概念には当てはまらないため2008年ルバラン現金需要の記録には算入されない。
10月6日時点の中央銀行現金備蓄量は76兆ルピアで更に市中銀行が持っている現金量を加えると国内通貨備蓄量は98.8兆ルピアに達し、一方市中に流通している現金通貨量は9月23日で252兆ルピア、9月30日で272兆ルピアと見積もられている。
インドネシア銀行の現金通貨準備に大枠でのミスはなかったものの、金種見込みが国民の実需要から多少ずれてしまったことを通貨流通局長デピュティが打ち明けた。国民の需要は予想外に1万ルピア以下の少額紙幣に偏っていたためにその需要を完全に受けきることができず、10万ルピア紙幣の両替要求には5万ルピア札を混ぜるといった対応を余儀なくされていたとの弁。


「旧紙幣4種が廃止される」(2008年12月3日)
インドネシア銀行は旧デザイン紙幣4種の市中流通を2008年12月30日をもって無効にし市中から回収すると発表した。インドネシア銀行規則第10/33/PBI/2008号によって市中流通の無効が決定された旧紙幣は下の通り。
1)1998年発行チュッ・ニャッ・ディンの肖像を描いた額面1万ルピア紙幣
2)1998年発行キ・ハジャル・デワンタラの肖像を描いた額面2万ルピア紙幣
3)1999年発行スプラッマンの肖像を描いた額面5万ルピア紙幣
4)1999年発行スカルノとハッタの肖像を描いたポリマー素材額面10万ルピア紙幣
それら4種の紙幣は市中での流通が無効となるものの、2013年12月30日まではインドネシア銀行もしくは市中一般銀行でその額面相当の有効な紙幣と交換することができ、さらにその5年間を過ぎた場合でもインドネシア銀行で2018年12月31日までその額面相当の有効な紙幣と交換することができる。


「自分は絶対に正しいひとびと」(2008年12月16日)
2008年5月15日付けコンパス紙への投書"Waspada Bertransaksi di Hypermart"から
拝啓、編集部殿。2008年5月1日21時ごろ、わたしは北ジャカルタ市クラパガディンのハイパーマートで買物しました。レジで支払いしてからわたしはすぐに帰宅しましたが、家に着いてから買物の伝票を調べて驚きました。レジで打ち出された買上明細は100,269ルピアなのに、BCAデビットカードの決済票にある数字は1,000,269ルピア。呆れるくらい大きな違いです。
翌日わたしは早々にハイパーマートを訪れてこの件について苦情すると、担当者はそれを処理してから14労働日後わたしの口座に差額が戻ると言いました。それはつまり5月20日から25日までの間にということを意味しています。そんなに長い間自分のお金が使えないのは困るとわたしが抗議すると担当者は、「じゃあ、プロセスを早くしてもらうようにBCA銀行に圧力をかけたらどうですか?」という返事です。ハイパーマート側が不注意な仕事をした結果起こっていることなのに、よくもそんなことが言えたものです。
ハイパーマートの女性経理マネージャーはもっとひとを小馬鹿にしてくれました。笑いながらこう言ったのです。「これは銀行問題であり、いい加減なことはできないんですよ。重要なのは、この問題を処理しようとする善意が当方にはある、ということです。」
ハイパーマートでの支払には十分に警戒しましょう。消費者が店側の失敗をかぶらされるのですから。[ 北ジャカルタ市在住、シルビア・スリスティオ ]


「預かった金を吸い尽くすための銀行規則」(2008年12月23日)
2008年6月10日付けコンパス紙への投書"Pencairan Deposito Bank Lippo"から
拝啓、編集部殿。2008年5月26日わたしはリッポ銀行スネン分店でルピア建て定期預金を解約しました。わたしの相手をしたカスタマーサービスのヌルルさんは、まず普通口座に移さなければならない、と言いました。でもわたしは直接送金したいので、送金スリップも用意してあったのです。それに普通口座に移せばミニマム残高費用の5万ルピアを払わなければなりません。そのときヌルルさんは、ミニマム残高チャージはかからず、定期預金金額の全額を送金することができる、と言いました。ところがその言葉に従ったところ、やはり5万ルピアのミニマム残高チャージが削られていたのです。
普通口座と定期預金は別物でありそれらを無理やり関連付けるのはおかしい、とわたしは抗議しました。定期預金を解約したら、それを現金で引き出そうが、送金しようが、持ち主の勝手ではありませんか。普通口座にまず入れなければならない必然性はないでしょう。わたしの知っている範囲ですが、他の銀行はそんな強制をしていません。ところがリッポ銀行のチーフのひとは、現金を引き出そうが送金しようが、まず普通口座に入れるのがリッポ銀行の規則だと言い張ります。その結果、この定期預金解約では送金チャージと印紙代に加えてミニマム残高チャージまで差し引かれてわたしは大損してしまいました。この出来事のあと、わたしはすぐに他のふたつの銀行に問い合わせてみましたが、リッポ銀行のようなことをしているところはありませんでした。[ ジャカルタ在住、チン・クララ・アンジェリナ ]


「銀行規則も社会適応の産物」(2009年1月12日)
2008年6月3日付けコンパス紙への投書"Tindakan Citibank Merugikan Nasabah"から
拝啓、編集部殿。わたしはシティバンククレジットカードオーナーです。2008年5月6日に請求書をシティバンクから受取ってその内容をチェックしたところ異状がいくつか発見されたので、24時間シティフォンバンキングサービスに電話しました。わたしが見つけた異状の中にはわたしが行っていない63,920ルピアという買物が含まれていました。シティフォンバンキング担当者によると、それは都内クラパガディンの衣料品店ポジョッブサナでの買物だそうですが、自分が行なっていない買物の金を払う気はわたしにありません。それでわたしはシティバンクに調査を求めました。ところがその調査には25,000ルピアがチャージされるとシティフォンバンキング担当者が言ったのには心底驚かされました。「自分がしてもいない買物の金を負担させられた上に調査費用までチャージされるのはとても受け入れられない。」とわたしが言うとその担当者は、「調査が求められたら、その費用を避けることはできません。ましてやポジョッブサナでのカード支払で使われたのはBII銀行の機械なのですから。」と言います。シティバンク側がどんな理由を言おうが、たとえシティバンク側がBII銀行に費用を払わなければならないということであっても、そんな調査費用をわたしが負担するなんてとても承服できるものではありません。
もっとひどい話は、調査に要する日数が45日だということです。請求金額の支払遅れペナルティの免除は30日間しか与えられていませんから、調査結果が判明するときには請求金額が支払われているかあるいはペナルティが発生しているか、そのどちらかひとつに決まっています。シティバンクが決めているそれらの規則に従ったら、わたしはいったい何回損を蒙ることになるでしょう。いったいだれが行なったかわからない買物でも一旦請求書に記載されたなら、シティバンクのクレジットカード使用者は無理やりそれを銀行に支払わせられることになるのです。おまけにクレジットカード使用に関するシティバンクの不愉快な行為は、請求期限日に請求書を送ってくることです。[ ジャカルタ在住、スタン・マルフム ]


「口座残高を他人に洩らす銀行」(2009年1月20日)
2008年6月9日付けコンパス紙への投書"Rahasia Nasabah BCA Dibocor"から 拝啓、編集部殿。わたしはジャカルタのBCA銀行ムラワイ支店に口座を持っているBCA銀行顧客です。2008年5月8日に友人が電話をかけてきてわたしの口座残高を知っていると言い、なんとその友人が言った数字はぴったり合っていたのです。銀行が顧客の秘密を守れないのではとても不安です。インドネシア最大の銀行のひとつで顧客のデータが関係ない第三者に洩れているのですから、これが心配しないでいられることでしょうか。
5月9日わたしがハローBCAに電話したところ、この問題については口座を開設した支店にコンタクトするよう勧められましたので、わたしはBCA銀行ムラワイ支店に電話しました。電話に出たカスタマーサービスのコルネルさんはわたしの苦情に対して反対に尋ねてきたのです。「どうすればいいのですか?」と。そんな態度はまったく受け入れられません。だってBCA銀行が顧客の秘密を洩らしたとわたしは確信しているのですから。その担当者との議論の挙句、かれは口座番号を変えたらどうか、と提案しました。しかしそんなことで問題の根本解決にはたどりつけないとわたしは思います。なぜならわたしの口座にせよ、他の顧客の口座にせよ、同じ事が繰り返されない保証はないのですから。自分のお金を預けてある銀行が信用できなくなったら、お金をどこに保管すればいいのでしょう。このような事件は銀行顧客に大きな被害を及ぼします。関係当局の説明を求めます。[ 南ジャカルタ市チランダッ在住、ジミー・シャフリザル ]
2008年8月7日付けコンパス紙に掲載されたBCA銀行からの回答
拝啓、編集部殿。ジミー・シャフリザルさんからの6月9日付けコンパス紙に掲載された投書について、お知らせいたします。当方は現在ジミーさんにこの問題に関する説明をさしあげるための会見日時を調整中です。[ BCA銀行企業秘書、ドゥイ・ナリニ ]


「国内銀行界10傑に変化」(2009年1月23日)
インドネシア銀行が公表した国内十大銀行番付に外国銀行が続々と伸び上がってきた。2008年11月時点の資産総額順国内銀行10傑は次の通り。数字は兆ルピア。
1.Bank Mandiri 329.1
2.Bank Central Asia 237.9
3.Bank Rakyat Indonesia 230.9
4.Bank Negara Indonesia 190.7
5.Bank Danamon 107.2
6.Panin Bank 63.4
7.Bank Niaga 61.1
8.Standard Chartered Bank 61.08
9.Citibank N.A. 60.2
10.Hongkong Shanghai Banking Corp 54.2
かつてはシティバンクだけが常連としてこの10傑の一員に加わっていた外国銀行界からスタンダードチャータード(スタンチャート)と香港上海銀行(HSBC)が凄まじい勢いで上昇してきたために、今や10傑の下三位は外国銀行に独占されるありさまだ。スタンチャートは10月に前月9位だった自社傘下のプルマタ銀行を圏外に蹴落として入れ替わり、11月にはシティバンクを跳び越えて8位に上った。もう一社10傑の常連だったBII銀行は9月の8位から10月は9位に下がり、11月はHSBCと入れ替わって圏外に去った。上の資産総額が示しているように、上位5傑と6位以下との間には大きな溝があり6位以下の順位は比較的容易に転変している。
この外国勢の急上昇についてインドネシア一般銀行会会長は、外銀は潤沢な資本を背景に大企業大金融機関相手の商売を行なっており、成長スピードは速い、と語る。「ホールセールとコンシューマーという狭いコアビジネスをターゲットにしているから、債務者は少ないが金額は大きい。おまけに外貨貸付が多いから今のルピアレートでは資産が大きくなる。10傑から落ちたBIIやプルマタ銀行は決して資産が減ったのでなく資産増加スピードで外銀に遅れを取ったということだ。」会長はそうコメントしている。
上のニアガ銀行データはリッポ銀行と合弁してCIMB Niaga銀行になる前のもの。


「それがデットコレクターの経験則」(2009年1月26日)
2008年6月15日付けコンパス紙への投書"Cara Penagihan Citi Financial"から 拝啓、編集部殿。2008年5月29日、事務所で仕事しているわたし宛にシティフィナンシャルから電話がかかってきました。電話をかけてきたのは女性で、名前も名乗らずいきなり罵詈雑言を浴びせかけてきたのです。「あんたの姉さんはシティフィナンシャルに借金を返さなきゃいけないんだよ!」
わたしの姉はシティフィナンシャルで借入をしたことはありますが、金額がいくらなのかわたしは知りません。電話の女性はわたしに向かって怒鳴り続け、わたしの姉は泥棒で金がないならうちで女中になれ、などと侮蔑的な言葉を撒き散らしました。シティフィナンシャルはそんなやり方を電話での債権回収方法として社員に教育しているのですか?わたしに怒り散らし罵詈雑言を投げつけるシティフィナンシャルのそんな債権回収の方法にわたしはまったく賛成できません。ましてや借金は姉の問題で、わたしはシティフィナンシャルとは何の関係もないのですから。
シティフィナンシャルは従業員教育、中でも債権回収業務担当者に対するしつけをきちんと行うよう要請します。他人に怒鳴りつけて恫喝することしかできないのは最低です。[ タングラン在住、ニケン・ワヒユニ ]
2008年7月2日付けコンパス紙に掲載されたシティバンクからの回答
拝啓、編集部殿。6月15日付けコンパス紙に掲載されたニケン・ワヒユニさんからの投書についてお知らせします。当方はニケンさんと連絡を取り、苦情されている問題について説明申し上げました。ニケンさんが苦情された問題は当方内部の規則に従って解決措置を取りました。ニケン・ワヒユニさんがまだ何か問題を訴えたいなら、最寄のシティフィナンシャル事務所にお越しください。われわれがお手伝いします。[ シティバンクインドネシアカスタマーケアセンター長、ホッマン・シンボロン ]


「銀行界の貸出金利率が低下」(2009年1月29日)
国内銀行界の大手である国有銀行界が2009年1月20日に貸出金利率を引き下げた。引下げ幅は0.5〜1%というレンジで、これは国有銀行界が資金コスト・オペレーション経費・債権リスクなどの総合的見直しを行なった結果である由。
従来それら国有銀行界の平均貸出金利率は、運転資金向けが14.5〜15%、投資向け14〜14.5%、消費向け14〜15%というレベルにあった。インドネシア銀行がBIレートを2008年12月に25ベーシスポイント、2009年1月に50ベーシスポイント引き下げたのに応じて、銀行界は12月終わりごろから預金金利率の引下げを開始し、そうやって資金コストを下げてから総合的な利益見通しを行なった結果出てきたのが今回の貸出金利率引下げだったようだ。
BNI銀行代表取締役はそれについて、BIレート引下げの結果起こった預金金利率低下に次いで銀行界が提示するのがこの貸出金利率引下げであり、実業界の成長をバックアップする金融界の姿勢はインドネシア銀行の期待に応えたものだ、とコメントしている。現在BNI銀行の貸出金利率は13〜17%であり、今回の引下げは全セグメントに0.5〜1%の金利率低下をもたらした。マンディリ銀行もBTN銀行も類似の方針で動いているが、BRI銀行だけはこの動きに追随していない。BRI銀行企業秘書はそれについて、BRI銀行のビジネスターゲットが中小ミクロ事業であるという他行とはかなり異なる性格のために、金利率引下げは長期的に考慮されているもののまだその時期でないと結論付けている、と語っている。BCA銀行は、その動きに追随するべく早急に社内会議を開いて検討する、と表明している。


「顧客間でどうなっていようが、金が銀行内にあるかぎりは・・・」(2009年2月2日)
2008年7月4日付けコンパス紙への投書"Korban Pembobolan Lipponet Banking"から
拝啓、編集部殿。西ジャワ州ボゴールのリッポ銀行ジュアンダ支店の顧客であるわたしはリッポネットバンキングで口座を破られ、5千万ルピアを抜かれました。事件が起こったのは2008年6月2日で、わたしがそれを知ったのは6月3日午前10時です。リッポ銀行はウエッブサイトで「容易で安全な決済」とそのネットバンキングを大宣伝しているというのに、これはいったいどういうことなのですか?わたしはこの事件にたいへんショックを受けました。わたしはパスワードを変え、VPINを登録しなおし、ネットバンキングのコードをだれにも明かさず、口座保有者としてたいへん用心深い対応をしてきたというのにこのありさまです。
わたしはこの事件をジュアンダ支店に届け出ましたが、明快な反応が得られません。それでボゴール警察に届け出ましたが、これはサイバークライムのどの条項に該当するのかよくわかりません。ともあれ、わたしの5千万ルピアがだれの口座に移されたのかを銀行側に尋ねましたが、銀行側は手続きがどうの、本社が公開を禁じているの、とさまざまな理由をあげて応じようとしません。明らかにリッポネットバンキングのセキュリティシステムの隙をつかれて損害を蒙った被害者がわたしであるというのに。
システムのオーナーであるリッポ銀行がどうしてもっと迅速に対応しようとしないのか、まったく理解に苦しみます。この種のサイバークライムは昨今長足の進歩を遂げているそうですが、だというのに銀行側はボゴール警察から召喚状が来ていないからと言ってこの事件の解決をみずから進めようとしないのです。これではリッポ銀行が顧客を保護し援助する意思をまったく持っていないと言われてもしかたないのではありませんか?警察の召喚状が来ていないから事件が起こったのにほったらかしですか?本当ならリッポ銀行も自分がこの犯罪の被害者だと思うのが当たり前なのではないですか?だらだらと時間を長引かせて事件が解決されないまま次の被害者が出て、大勢の顧客がアブナイと思うようになったらどうするのでしょう?
わたしは自分の力の及ぶ限り、いったいわたしのお金がだれの手に移されたのかを調べようとしましたが、リッポ銀行の『顧客の秘密を守る義務がある』という口実の壁に阻まれて成果はありませんでした。[ ボゴール在住、フェビー・ヌルマラサリ ]


「定期預金は解約しても現金は渡さない銀行」(2009年2月5日)
チャイル(cair)というインドネシア語は英語のliquidに対応しており、「液体の」「流動的な」といった意味が主体でそこからいくつかの異なる用法が派生している。mencairkanは液体でない形のものを液化させるときに使われ、mencairkan esは氷を溶かすことだが溶けて水にならないドライアイスの場合はmenguapが使われる。ちなみにドライアイスは英語直訳のes keringだ。
それはともあれ、mencairkanは現金化するという意味も持っている。小切手や証券を現金に換える際に使われるのがこの言葉で、有価証券が換金できない場合はtidak cairという言い方になる。インドネシア語の辞書にはそう書かれているのだが、mencairkan deposito という言葉の場合に常識では考えにくい意味を与えている銀行があることにわれわれは戸惑わされてしまう。ちなみにdepositoは定期預金のことだ。南ジャカルタ市プジャテンティムールに住むアズワルの体験は果たして稀なものなのだろうか?
アズワルは親が入院したのでその治療費に巨額の現金が必要となり、妻名義の定期預金を解約することにした。妻は新しい会社に就職して試用期間中の研修を受けているために会社を抜けるのがむつかしい。そのため夫のアズワルが銀行へ行くことにした。いかに夫婦とはいえ、妻名義の預金の解約だから本人の代理を証明する委任状がいる。かれは印紙を貼った委任状を作成し、また妻がサインした口座振替伝票と出金票を持って2008年5月15日に銀行を訪れた。ところが委任状を見た銀行職員が、これではアズワルの希望することができないと言い出したのである。委任状にはアズワルの妻名義定期預金を「mencairkan」することを委任すると書かれているが、銀行職員は次のように書かれていなければならない、と主張した。つまり、「pengambilan dana hasil pencairan deposito secara tunai」を委任するとなっていなければ委任受託者は「pencairan」までしか行なえず、現金を受け取ることが委任されていないために銀行は委任受託者に現金を渡すことができないと言うのだ。これはいったいどういうことなのだろうか?
もし定期預金を現金化したが委任受託者はその現金を受け取ることを委任されていないという意味なら、口座振替伝票で妻名義の口座に一旦入れてから出金票で現金を引き出せばよいだけの話ではあるまいか。それとも正しくサインされた出金票を本人以外の者が持ってきた場合、銀行は出金を拒む権利を持っており、委任状があってはじめてその持参人に現金を渡すのだろうか?パーソナルチェックの場合、たいていサイン者と持参人は別人だが逐一委任状を要求されることはない。もし口座名義人が正しくサインした出金票を他人が持ってきた場合に銀行が出金を拒む権利を持っているというのであれば、これは相当に深刻なノートラストソサエティの様相を示しているようにわたしには思えるのだが、それともこれは銀行にとって常識なのだろうか?


「金貸しの魔手」(2009年2月6日)
2008年6月30日付けコンパス紙への投書"Kredit Tanpa Agunan Menjebak Nasabah"から
拝啓、編集部殿。2008年5月初め、わたしは8百万ルピアの資金が入用になったのでHSBC銀行の無抵当貸付を利用することにしました。わたしはその借入を24ヶ月の分割返済で返そうと計画しました。ところがHSBC銀行職員はわたしのクレジットカード限度が9百万ルピアだから2千万ルピアを借りるようにと強く奨めるのです。わたしのクレジットカードはHSBC銀行のものではないのですが、それでも銀行側はその限度額の3倍まで貸し出せるので、限度一杯借りるようにというのがその職員の考えだったようです。ともかく、申請を出すとHSBCクレジット分析担当が申請内容を検証するから、そのときにいくら借りたいか言えばよいという説明に従って、わたしは申請を出しました。申請を出してから2日後にHSBCクレジット分析担当と名乗るひとから電話があり、わたしはそのひとに自分が必要な金額は8百万ルピアだけだと告げました。2008年5月10日、HSBC銀行からわたしの口座に2千万ルピア(マイナス管理費と銀行規定額30万ルピア)が振り込まれたのを知ってわたしはとても驚きました。5月12日にわたしがHSBC銀行カスタマーサービスに電話で苦情すると、調査に二週間かかるので結果が判明するのは5月末になると言われました。5月末にわたしがふたたびカスタマーサービスに電話して結果を尋ねると、電話での問い合わせの際にわたしが2千万ルピアの借入に同意したと言うのです。 こんな不公平な調査があるでしょうか。そしてHSBCは顧客に対してそんな嘘をつくのです。8百万ルピアしか借金をする必要がない人間に余分な借入をさせれば、割賦返済金額と金利負担が増大して問題を引き起こします。ましてや、この借入をキャンセルしようものなら、さまざまな高額のチャージがかけられることになるのです。[ タングラン在住、スタルディ ]


「知らぬ間に債務者にされる」(2009年2月12日)
2008年7月3日付けコンパス紙への投書"Hati-hati Mengisi Aplikasi Kartu HSBC"から
拝啓、編集部殿。わたしは2004年にHSBC銀行へクレジットカード申請書を提出しましたが承認されませんでした。今、ある銀行に住宅取得ローンを申請したところ、わたしの名前がインドネシア銀行のブラックリストに載っていることを知りました。だれかがわたしの名前を悪用し、5百万ルピア以上の滞納金を残してドロンしたのです。
HSBCカスタマーサービスに電話すると、ジャカルタのムナラムリアにある支店を訪れるように言われました。わたしがHSBCクレジットカードを持っていないためカスタマーサービス担当者は印紙を貼った表明書を作るようわたしに求め、そして近いうちに調査チームがわたしにコンタクトする、と言いましたが、いつまでたってもだれもコンタクトしてきません。それでわたしは直接インドネシア銀行に情報を求めることにしました。
インドネシア銀行でわたしは自分名義の不良債務者データプリントアウトをもらいました。そこにはわたしの名前と住民証明書番号が正しく記載されていましたが、住所はわたしのものではありません。そのデータを持ってわたしはスディルマン通りのWTCビル内にあるHSBC銀行を訪れました。そこではわたしの母親の名前と勤務場所を尋ねられましたが、なんとHSBCムナラムリア支店とWTC支店の間でそのデータが異なっていたのです。「どうして違っているのですか?」とわたしが尋ねると、コンピュータが違っているからだという返事が返ってきました。このオンライン時代に国際級銀行がそんな返事をするなんて、まったく夢のような話です。
わたしの名前を悪用したのはHSBC銀行内部の人間なのでしょうか?HSBC銀行は申請を承認しなかった人間のデータを保護することができないのですか?他人のデータを悪用してわたしの名誉を傷つけたその行為にわたしは大きい怒りを感じます。HSBC銀行にこの事件の説明を求めます。[ ジャカルタ在住、カルティカワティ ]


「だれが買おうと、金になるなら店は売るだけ」(2009年2月16日)
2008年7月25日付けコンパス紙への投書"Kartu Kredit Curian untuk Transaksi"から
拝啓、編集部殿。2008年7月6日朝、わたしは財布と中味を丸ごと紛失するという災難に見舞われました。財布には、KTP(住民証明書)、運転免許証、クレジットカードなどが入っていました。わたしはすぐに警察に届け出て紛失証明書を作ってもらうと共に、わたしのクレジットカード発行者であるGEマネーにカードをブロックするよう依頼しました。
昼にわたしがGEマネーに状況チェックの電話を入れると、わたしのカードがバンドンのイスタナプラザモールにあるオーケーショップで2百万ルピアのノキア携帯電話を購入するのに使われたことが判明しました。わたしはオーケーショップに電話して、その購入客に応対したイインという店員と話をしました。ルディと名乗る者が友人と一緒にわたしのクレジットカードとKTPを持ってやってきて、わたしの弟だと自称して電話器を買ったのです。ルディの電話番号は081220020155だったそうです。
盗まれたクレジットカードを使っての買物がなんと簡単に行なえるものでしょうか。店側は言われたデータもサインもチェックをせず、それほど大きい金額の買物に不審も抱かず、カード発行者と連絡を取って本当のカードオーナーに確認さえしないのですから。それどころかオーケーショップ側は「文句があれば警察に訴えなさい。こっちの商売の邪魔をするな。」という傲慢な態度を示しました。店の監督者もわたしの電話に出ようとしません。
GEマネーからもオーケーショップからもこの問題についていまだに何の対応も見られません。クレジットカード発行者を選ぶ際には、信用できて対応の早いところを選ばなければなりません。なぜなら、クレジットカードを紛失すると商店はそのカードを使うのが何者かなどということに何の斟酌も払わないためにとても簡単に悪用されるからです。[ バンドン在住、ハニバル ]
2008年8月9日付けコンパス紙に掲載されたGEマネーからの回答
拝啓、編集部殿。7月25日付けコンパス紙に掲載されたハニバルさんからの投書に関してお伝えします。当方は2008年7月18日にハニバルさんにお会いして、紛失したクレジットカードで行なわれた買物に関する苦情について状況を説明申し上げました。2008年7月6日にハニバルさんがご本人名義のGEマネークレジットカードのブロックを依頼されたとき、問題の取引は既に行われていました。その説明をご本人に申し上げ、問題は解決いたしました。[ GEマネーインドネシア副社長、ムハンマッ・クルニアワン ]


「通帳の記載内容を自由自在に取り消す銀行」(2009年2月18日)
2008年7月3日付けコンパス紙への投書"Hati-hati dengan ATM BCA"から
拝啓、編集部殿。4月18・19・20日とわたしはBCA銀行ATMで残高チェックを行ないました。振り込まれるお金があったからです。結局お金は4月21日に届き、わたしはすぐそれを引き出しました。ところがまったく驚いたことに、その入金データは4月23日になって修正されたのです。銀行側はわたしがそのお金を4月18日に引き出したので修正したと言うのですが、4月18日から20日までわたしは毎日入金を調べにATMに日参していたではありませんか。そしてそんなお金はわたしの口座にまだ入ってもいなかったのです。
BCAコールセンターに尋ねると、わたしがそのお金を引き出したときコンピュータがハングしたので通帳に記載されなかった、と言います。ATMがハングしたという口実でわたしは大損を蒙ったのです。だからわたしはBCA銀行顧客に警告します。常に残高をチェックするように。銀行があなたの知らないうちに、ATMがハングしたという理由であなたの口座に入金したお金を消去するかも知れません。わたしが蒙ったような被害が読者のみなさんを襲うことのないように。[ 西ジャカルタ市在住、アグン・アッマジャ ]


「銀行で働く泥棒」(2009年2月26日)
2008年7月31日付けコンパス紙への投書"Kredibilitas Dirusak ABN AMRO"から
拝啓、編集部殿。2008年6月わたしはBCA銀行に住宅所有ローンを申請しました。ところが2週間後にBCA銀行から連絡が来て、わたしはABN AMRO銀行に滞納金がありインドネシア銀行ブラックリストに名前が載っているという理由で申請を却下されました。ABN AMRO銀行に対する債務などまったくないはずなので、わたしはBCA銀行にそのクレジットカード請求は虚偽のものだ、と説明しました。
その請求はわたしのデータを正確に知っている銀行内部の不良職員が行なったわたしのクレジットカード破りの結果だったのです。2007年10月、わたしは自分が請求したことも受け取ったこともない現金借入の請求をABN AMRO銀行から受け取りました。わたしはそのときまで、入手した自分名義のABN AMRO銀行クレジットカードを使ったこともなく、またアクティブにもしていませんでした。わたしからの申請もなく、わたしのデータ検証も行わないで、ABN AMRO銀行はどのように貸付を行なうことが出来たのでしょうか?
わたしはこの問題についてABN AMRO銀行コールセンター・フォーンバンキング担当者にC 0002TIという番号で届出を行い、フォローしてくれるという返事をもらいました。ところが翌11月にまた請求書が来たのでフォーンバンキングにC 0004ABという番号で届出を行ないました。そのときの担当者の言葉は「銀行側で調査を進めており近いうちに決着される」というものでした。ところが二度目の届出から9ヶ月もたったというのに、この問題に関する銀行からの連絡はまったくもらえず、それどころかABN AMRO銀行はわたしの名前を不良債務者としてインドネシア銀行に届け出たではありませんか。ABN AMRO銀行はこの問題を故意に放置しており、わたしは自分の名誉が銀行によってひどく傷つけられたと感じています。すぐにわたしの名誉回復を行なうよう要求します。[ ジャカルタ在住、アグス・ムフリス ]
2008年9月16日付けコンパス紙に掲載されたABN AMRO銀行からの回答
拝啓、編集部殿。アグス・ムフリスさんからの7月31日付けコンパス紙に掲載された投書についてお伝えします。当方は社内検証を行なってデータを修正しました。当方のカスタマーサービスオフィサーは2008年8月1日にアグスさんにコンタクトして、8月12日にインドネシア銀行債務者情報システム内にあるアグスさんの名前を削除するよう届け出ることをお伝えしました。ABN AMRO銀行顧客は常にフォーンバンキングサービスを最大限に利用するようお奨めします。それがもっとも効果的なのです。[ ABN AMROインドネシア企業コミュニケーションPRヘッド、デイジー・クスニア ]


「返済期限超過を起こさせる銀行の陰謀?!」(2009年2月27日)
2008年7月20日付けコンパス紙への投書"Danamon Tolak Kiriman Uang"から
拝啓、編集部殿。わたしはダナモンVISAゴールドクレジットカード保有者で、ダナモンカードセンターにたいへん不愉快な思いを蒙りました。2008年7月2日に期限がくるクレジット返済額1,008,033ルピアをわたしは6月27日午前9時にBCA銀行から送金しました。ところが7月8日になってはじめて、その送金は入金先口座番号が登録されていないためリジェクトされたという知らせを受け取ったのです。
最初わたしはBCA銀行に問い合わせて、ダナモン銀行からのリジェクト通知が2008年7月8日にBCAに届いたことを確認しました。12日も経ってからはじめてクレジットカード返済のリジェクトを知らされたことにわたしはたいへん当惑し不満を感じました。なぜなら、『送金リジェクトによる返金』は二三日で送金銀行に戻されるのが普通だからです。それでわたしは7月9日にダナモンアクセスのクレジットカード担当に電話しました。そしてその返答にたいへん不快な思いを感じました。担当者によれば、クレジットカード返済送金があってリジェクトされた場合、そのお金は送金者に戻される前にダナモン預かり金口座に1週間置かれることになっている、というのです。もし送金がリジェクトされたなら、どうしてすぐに返金してくれないのでしょうか?すぐにそれがわかれば、遅延罰金と金利がかかるのを避けるためにわたしは返済期限前に支払いを行うよう努めたでしょうに。
リジェクトされた顧客の金は返金される前にいったい何のために預かり金口座に留め置かれるのでしょうか?ダナモン銀行のこのシステムはいったい何なのでしょう?そうやって預かり金口座に返済金を留め置いたことでダナモン銀行が手に入れた利益はいくらに上るのでしょう?そしてどのくらいの損失を顧客に与えたのでしょうか?顧客に損させることはすぐにやめるよう、ダナモン銀行はこのようなシステムを改善するべきです。[ ジャカルタ在住、ニア・ヌル・アエニ ]


「銀行員が預金者の金を好き勝手に出し入れ」(2009年3月6日)
2008年7月15日付けコンパス紙への投書"Bank Debet Uang Tanpa Persetujuan Nasabah"から
拝啓、編集部殿。2002年7月からわたしの会社は、事業活動のためにEDC設備を備えたリッポ銀行バンドン市スカジャディ支店の顧客になりました。有力な民間銀行のひとつであるリッポ銀行は事業パートナーとして資金管理のサービスとセキュリティを顧客に与えるものであるはずなのに、顧客に失望を与えて不安にさせているのです。
わたしの会社はもう二回も損害を蒙る出来事を体験しました。最初の出来事は2004年に起こったもので、何者かがわたしの会社の管理職の名前を騙って会社の金を送金するよう電話でリッポ銀行職員に依頼したのです。その電話での依頼に応じてリッポ銀行側は、わたしの会社の現金出納決裁権を持っている代表取締役に確認もせず、いとも簡単にその依頼を実行しました。その事件でリッポ銀行側は過失を認め、謝罪するとともに送金した金額の弁償を行ないましたが、その出来事はわたしの会社にとっては警告であり、リッポ銀行側には教訓だったはずです。
二度目の出来事は2008年5月に起こりました。リッポ銀行はわたしの会社に対して事前確認もせず一方的にわが社の口座から111,427,542ルピアを引き落としました。2008年6月16日にわたしはその出来事に関してリッポ銀行本社の職員を招いて引き落とされた会社の金を弁済するよう責任を求めましたが、そのとき取り決めた期限が過ぎたというのにいまだに弁済される気配がありません。
その後わが社の社員が2008年7月2日にリッポ銀行本社を訪れて銀行スタッフに会い、その問題の進展について尋ねたところ銀行スタッフは「ウインーウインソルーションで決着をつけませんか?」と言ったそうです。これはいったい何を意味しているのでしょうか?[ デポッ在住、イスハッ・コディジャッ ]


「銀行員の夫が失踪」(2009年4月6日)
2008年8月4日付けコンパス紙への投書"Pekerja di BRI Menghilang"から
拝啓、編集部殿。わたしの夫はBRI銀行従業員で、BRIマグラン支店に配属されました。2008年1月4日以来今日に至るまで、夫は家にも帰らず職場にも出勤していません。わたしは夫の失踪届けを当局にも出し、また自分でもあの手この手を尽くして夫の行方を探しています。夫に関係があると思われる諸方面や夫の学校時代の友人にも尋ねてみました。でもいまだに消息がつかめません。
深い悲しみの中にあるというのに、新しい問題が残された家族に追い討ちをかけてきたのです。つまりBRI銀行側は夫の給料を2008年1月以来凍結してしまいました。妻のわたしに夫の給料を受け取ることができないまま、すでに半年が経過しています。夫の就業ステータスがどうなっているのか、夫の権利と義務がどうなっているのか、いまだに何の情報も得られません。妻のわたしが夫の給料をどうして受け取れないのかを説明してくれるよう、BRI銀行経営者にお願いします。夫の給料明細には妻であるわたしや子供が受取る権利のある項目もあるではありませんか。BRI銀行はいったいいつまでわたしの夫の給料を差し押さえるのですか?わたしは夫が無事な状態で見つかり、すぐに職場に復帰するよう心から望んでいるのです。
しかしもうこんな状態になった以上、夫が無事で見つかったとしてもBRI銀行で職場復帰が叶うとは思いません。今必要なのは、忠実で献身的な従業員だった夫に関わる賢明で公正かつ思慮深い解決です。2008年5月にジョクジャのBRI地方事務所にうかがったとき、夫の問題はジャカルタのBRI本社に委ねられていると言われました。[ マグラン在住、フェロニカ ]
2008年8月29日付けコンパス紙に掲載されたBRI銀行本社からの回答
拝啓、編集部殿。フェロニカさんの8月4日付けコンパス紙に掲載された投書についてお知らせします。フェロニカさんの夫マンジュン・ハリセナさんに対する給与は本人名義のブリタマ口座に振り込まれており、その口座残高を引き出す権利は名義人本人にあります。本人がいないという事情のため、妻あるいは一親等の親族が地方裁判所の確定書に指名を得た上でブリタマ残高引き出し規定に従ってそれを引き出すことは可能です。
マンジュン・ハリセナさんは2008年1月7日以来無断欠勤を続けており、2003年労働法の規定に従ってBRI銀行は無断欠勤者への賃金支払義務を負いません。BRI銀行は現行法規に則したBRI銀行規律規定に照らしてこの無断欠勤者の処理を進めています。[ BRI銀行企業秘書部長、ハルトノ・スキマン ]


「へたに確認して否定されては困る」(2009年4月10日)
2008年8月4日付けコンパス紙への投書"Debet Bank Niaga Sepihak"から
拝啓、編集部殿。2007年11月にジャカルタのニアガ銀行から電話があり、毎月の掛金を口座から直接引き落とす一種の保険を勧誘されました。そのときわたしは、夫に相談して決めます、と返事しました。時は流れて2008年4月21日にわたしは口座からお金をおろして定期預金を組み、35万ルピアを残高に残しておきました。ところがその残高がいつのまにか引き落とされて5月にはミニマム残高まで減ってしまったのです。
5月はじめにジャカルタのニアガ銀行から電話があり、その口座にすぐ入金をするよう言われました。わたしが何のためか尋ねると、保険の掛金支払のためだという返事です。翌日わたしと夫は中部ジャワ州クドゥスのニアガ銀行を訪れて職員から説明を聞きました。職員が言うには、既に5〜6ヶ月経っているのでもし取り消すのなら納めた掛け金は戻ってこないとのことです。夫がジャカルタに電話すると、わたしの口座からの引き落としは2007年12月から開始されており、既に413,500ルピアが引き落とされていました。ニアガ銀行クドゥス支店が口座所有者本人に何の確認も取らなかったのはとても残念です。口座からの引き落としに名義人が同意しているかどうかを電話で一言確認すればよいことではありませんか。またもしそれが保険のたぐいのものであるなら、わたしはいまだにその証券を受取っていません。[ クドゥス在住、ディヤ・クルニアワティ ]


「なんでこーなるの?」(2009年4月24日)
2008年9月6日付けコンパス紙への投書"Bank Mega Mendebet Sepihak"から
拝啓、編集部殿。わたしはメガ銀行チラチャップ分店から、わたしの口座から1万シンガポールドルを引き落としたことを通知する2008年8月4日付けの手紙を受取りました。その引き落としをわたしは承認できません。それは2007年9月11日に額面1万Sドル紙幣を口座に入れる際、わたしは銀行でその紙幣の合法性について尋ね、銀行側はOKという返事をしているからです。その紙幣の入金に使われたフォームには、通常銀行が行なっている紙幣番号を書いた受領証が添付されていませんでした。その入金から銀行側の引き落としまでの間に10ヶ月以上の時間が経過しており、その間にSドル現金は国中のあちこちの銀行で何の障害も受けずに引き出されています。わたしがメガ銀行チラチャップ分店に入金したSドル紙幣は一度もわたしに戻されていません。
銀行規則によれば、だれかが口座に入金したお金は一日一晩過ぎればその口座保有者の権利に帰すことになっており、銀行といえどもいかなる理由にせよ、そのお金を一方的にその口座から出すことは許されません。メガ銀行は1万Sドルをわたしの口座に戻すよう、要求します。[ チラチャップ在住、ヘリン・シウリン ]
2008年9月24日付けコンパス紙に掲載されたメガ銀行からの回答
拝啓、編集部殿。2008年9月6日付けコンパス紙に掲載されたヘリン・シウリンさんからの投書について、説明申し上げます。2007年9月11日にメガ銀行チラチャップ分店に持ち込まれた1万シンガポールドル紙幣は、スペシメン紙幣でした。国際銀行規定によれば、紙幣がスペシメンである場合、それは合法支払ツールでないため一度入った口座から引き出す権利を銀行側は持っています。スペシメン紙幣は確かにご本人が持ち込まれたものであり、それは銀行側が控えた紙幣番号で証明できます。ですので、当行が行なった引き落としは現行規定に則したものです。[ メガ銀行企業秘書、ドニー・オスカリア ]


「信用できない信用経済」(2009年5月5日)
2008年9月20日付けコンパス紙への投書"Sudah Diganti, Kartu Masih Dibobol"から
拝啓、編集部殿。わたしはシティバンククレジットカード保有者です。2008年7月の月次請求を調べたところ、わたしが行なっていない買物が3件見つかりました。それらはブカシのグランドモールにあるマタハリデパートとMSMハイパーマートで2008年7月25日に行われたもので、総額677,390ルピアでした。わたしのクレジットカードにはエキストラカードがついておらず、わたしはカードを置き忘れたこともなければ紛失したこともなく、だれかの手に委ねたことさえありません。わたしはシティバンクカスタマーサービスにカードをブロックするよう依頼しました。
しばらく経ってからカードが新しいものに代わりました。一方わたしが支払いを拒否するために出した手紙に対するシティバンクからの手紙が8月15日に届きましたが、そこには「それらの買物はわたしのカードによってなされたものである」と記されていました。わたしが表明した説明とそれは真っ向から矛盾するものです。もっと皮肉なことに、新品で最新型だと銀行側が言う新しいカードが8月10日に早くも不正使用されたのです。ブカシグランドモール内マタハリデパートでの516,000ルピア相当の買物でした。シティバンク利用者としてわたしは、シティバンクの顧客保護パフォーマンスにまったく失望しています。[ ジャカルタ在住、ダスマ・サブダ ]
2008年10月23日付けコンパス紙に掲載されたシティバンクからの回答 拝啓、編集部殿。ダスマ・サブダさんからの2008年9月20日付けコンパス紙に掲載された投書についてお知らせします。当方はダスマさんにお会いして、ご本人が否定されている取引について当方銀行規則に従ってフォローしていることをお伝えしました。[ シティバンクカスタマーケアセンター長、ホッマン・シンボロン ]


「善意を期待すると負け!のホモ・ホミニ・ルプス社会」(2009年5月11日)
2008年9月29日付けコンパス紙への投書"Pemotongan Uang di Bank Niaga"から
拝啓、編集部殿。わたしはニアガ銀行の5年間マパン積立プログラムに加入しており、既に3年が経過しています。入金は普通口座からの自動引き落としにしていましたが、うっかりして三ヶ月間入金がなされないまま気付かずにおりました。
わたしが積立の滞納を知ったのは2008年7月に受取った2008年4〜6月のステートメントからで、そこにはプログラム滞納罰金として250万ルピアがマイナスされていました。毎月の積立金350万ルピアを三ヶ月滞納したらそんな大きな罰金になるなんて、常識では考えられません。ましてや積立で付けられる金利の額にしても、その罰金額との釣合が取れているとは思えません。
そもそも銀行側は滞納があったときにどうして警告しようとしなかったのでしょう?ましてや三ヶ月間も沈黙しているなんて、そうするほうが預金者から取れる罰金で得をするのだとでも考えているようにしか思えません。ニアガ銀行は滞納を警告するのにわたしの電話番号や住所がわからなかったとでも言うのでしょうか?それともわざとそうして三ヶ月が経過するのを待っていたのでしょうか?
確かにわたしは積立預金証書の条項を精読していないことを認めますが、積立開始の際に三ヶ月の滞納は250万ルピアの罰金が科されるということを銀行側はひとことも言いませんでした。その罰金は積立で得られる金利と、開始時に銀行がくれた景品に対してまったくバランスを欠くものです。将来のために貯蓄しておこうと考えたわたしの計画は、反対に何も得るところなくニアガ銀行にお金を差し出す結果となりました。ニアガ銀行が預金者から利益をまきあげる手法はまったくたいしたものです。[ ブカシ在住、ステフィ・スサン ]


「借金を半減してくれる弁護士」(2009年6月26日)
2008年11月29日付けコンパス紙への投書"Waspadai Mediasi Kartu Kredit Lewat Pengacara"から
拝啓、編集部殿。クレジットカード保有者たるわたしはこれまで返済を滞らせたことがありませんでしたが、経済状況の悪化と新規事業スタート時の多忙さのせいで銀行との間の滞納金返済交渉に仲介サービスを利用せざるを得ない破目に陥りました。毎日発行されている印刷メディアの三行広告のひとつに興味を抱いたわたしは、ジャカルタのドゥタメルリン商業地区内に事務所を構えるエージェントにコンタクトしたのです。
何度かミーティングを持ち、クライエントの負債を50%以上軽減させたかれらの成功記録をいくつか見せられたわたしは、2008年6月はじめに法律・弁護士事務所兼法律コンサルタント「ジョウ・ハシム・ワイマヒンとアソシエーツ」がサインした契約書にもとづくかれらのサービスを利用することにしました。かれらへの支払は前払いという条件でしたので、わたしはその全額を振り込みました。ところがプロフェッショナルな仲介サービスが得られるという期待は裏切られてしまったのです。
その法律・弁護士事務所兼法律コンサルタントからは交渉の進展状況に関する連絡がひとつもなく、わたしの側からの面会要請もあいまいな理由でほとんど断られるしまつです。仲介者としてのかれらの役割を銀行側は全然相手にしておらず、かれら自身もそのことは十分承知しているのだという感触をわたしは得ました。かれらがミーティング要請状を各銀行宛てに一週間おきに三回も出した事実がそのことを裏書しているとわたしは思っています。かれらは銀行に対して、代理委任がなされたので以後の連絡はかれらの住所宛てに行なうようにという通知を出していますが、銀行からの返済督促状やデットコレクターは従来どおりわたしの住所にやって来ており、わたしの考えが間違いないことを裏付けています。わたしの債務は毎月毎月膨れ上がる一方で、かれらからの書面による交渉経過報告はまったく途絶えているために結局わたしは208年10月に各銀行に対して自分自身で債務問題を決着させるプロセスを行い、問題を終了させました。 銀行側の話では、弁護士側からの手紙はすべて拒絶して弁護士側に返送していたそうです。この債務問題処理のためにわたしがかれらに支払った費用の返金を申し出ましたが、かれらはわたしを騙したくせに返金には一切応じませんでした。[ ジャカルタ在住、ブナント ]
2008年12月17日付けコンパス紙に掲載された弁護士事務所からの回答
拝啓、編集部殿。2008年11月29日付けコンパス紙のブナントさんの投書に関して次の通りお伝えします。ブナントさんのクレジットカード債務問題は当方から複数の銀行に宛てた書簡や訪問といった方法で適正に取り扱われました。ブナントさんが使用されていた複数の銀行のクレジットカードについて当方が行なった仲介の結果、いくつかの銀行は債務の減額に応じたのですが、その交渉結果を本人に伝えたところ、まだ返済能力がないということでした。7軒の銀行との交渉では、本人が同行したものもあるのです。
問題の解決というのは時間がかかるものであり、最良の結果を求めるなら気長な辛抱が必要とされます。問題処理に進展がなかったというブナントさんの表明は適切さを欠き、こじつけている感があります。たくさんのクレジットカード保有者であるブナントさんが会見要請を拒否されたと述べられていますが、それは正しくありません。最初にブナントさんがコンタクトしてきたとき、わたし自身が面会してその処理プロセスについて説明していますし、その前に当方スタッフが説明していますが、銀行側が持っているクレジット処理メカニズムが終わるのを待つ辛抱が本人には困難だったようです。実際は以上の通りであり、騙されたというブナントさんの表明は正しくありません。[ ジャカルタ在法律・弁護士事務所兼法律コンサルタント、ジョウ・ハシム・ワイマヒン ]


「はず論がまかり通る銀行界」(2009年7月1日)
2008年11月11日付けコンパス紙への投書"Pecahan Uang di ATM BCA"から
拝啓、編集部殿。2008年9月11日時刻13.23.45にわたしは北ジャカルタ市のモールアルタガディンにあるBCA銀行ATMでいくつか決済処理を行いました。そのひとつに50万ルピアの出金があります。すべて5万ルピアが出てくるはずのATMから、なんと2万ルピアが1枚混じって出てきたのです。銀行側は50万ルピアの出金と記録しましたが、わたしが手にした現金は47万ルピアに過ぎません。わたしはすぐにハローBCAに電話しました。
2008年10月6日、わたしはBCA銀行から回答をもらいましたが、上級マネージャーのアントン・ヘルマワンさんとマネージャーのフィラ・エミリア・チャンドラさんからの回答を総合すると、ATM機に現金を納めるさいに金種区分けプロセスが行なわれているので2万ルピア紙幣はATM機に入っていない、ということなのです。わたしはこの事件にたいへん不満を感じており、BCA銀行に徹底的な調査を行うよう求めます。ATM機に現金を納める外注会社の不良従業員が逸脱行為を行なった可能性は皆無ではありません。なぜならかれらもロボットでなく人間なので、お金を必要としていることは間違いないのですから。ましてや現金を納める際に間違いが起こらない確率がゼロであるとは言えないでしょう。[ ブカシ在住、ロカジャヤ ]


「銀行員も嘘をつく」(2009年7月13日)
2008年12月26日付けコンパス紙への投書"Dollar Seri Lama di ATM Mandiri"から
拝啓、編集部殿。2008年12月2日、わたしの母はマンディリ銀行ポンドックラパ支店でマンディリ米ドル口座から現金引出しを行ないました。その日不慮の必要に迫られて、わたしの妻が母の引き出した米ドル現金をマンディリ銀行ジャティアシ支店で両替することになりました。ところがジャティアシ支店の窓口係りは紙幣番号がDシリーズであることを理由にして、両替に応じてくれません。Dシリーズの100ドル紙幣は無効であり、マンディリ銀行はもう長い間Dシリーズを取り扱っていない、と言うのです。
妻が、今日マンディリ銀行から引き出してきたばかりの米ドル現金を受け付けないのはおかしい、と苦情すると窓口担当のひとりが「ポンドックラパ支店に返したらどうですか?」とアドバイスしました。妻は感情を害されて帰宅しました。家で調べてみたところ、6枚の100米ドル紙幣がDシリーズになっており、他はFとHのシリーズでした。妻がポンドックラパ支店に電話して母の出金プロセスを担当したNNさんにこの苦情を向けたところ、NNさんは入社以来Dシリーズ紙幣を客に渡したことは一度もないと言い、それどころかそのDシリーズ紙幣はうちに昔からあったものにちがいないとわが家を悪者にする始末です。これはいったいどういうことですか?銀行顧客の当方に損させただけでは足りず、当方がごまかしを行なっていると言って批難されるなんて。[ ブカシ在住、パトリック・モロネイ ]
2009年1月19日付けコンパス紙に掲載されたマンディリ銀行からの回答 拝啓、編集部殿。パトリック・モロネイさんからの2008年12月26日付けコンパス紙に掲載された投書について、当方はルシア・スティヤさん(マンディリ銀行口座保有者でパトリックさんのご母堂)にお会いして謝罪し、問題の説明を申し上げました。ルシア・スティヤさんはそれを了承してくださいました。[ マンディリ銀行企業秘書、スコリヤント・サプトロ ]


「今年のルバランには新2千ルピア紙幣が加わる」(2009年7月14日)
例年ルバランの時期には、真新しい新紙幣を手にして故郷に帰省するひとが増加する。今年はそんな新紙幣の中に2千ルピアが混じることになる。造幣公社はインドネシア銀行から受注した新デザインの2千ルピア紙幣が2009年7月から市中に出回るだろう、と公表した。それによれば、インドネシア銀行が発注した新デザイン2千ルピア紙幣は総額1.5〜1.6兆ルピア分で、造幣公社はまず5億枚(1兆ルピア相当)分を印刷して2億枚を7月中にインドネシア銀行に納入し、更に3億枚も8月中に納入する予定であるとのこと。さらに5〜6千億ルピア分の印刷はインドネシア銀行が状況を見ながら時期を指定することになる由。
この新2千ルピア紙幣はサイズが65x141ミリの百パーセントコットン紙にパゲランアンタサリ(Pangeran Antasari)の肖像とダヤッ族のギリンギリン(Giring-giring)ダンスが描かれる。


「奇々怪々の銀行口座破り」(2009年7月16日)
2008年12月19日付けコンパス紙への投書"Trauma Gunakan ATM Mandiri"から
拝啓、編集部殿。わたしはジャカルタのマンディリ銀行プロマス支店の顧客です。顧客からのクレームに対するマンディリ銀行の無責任な取扱いとマンディリ銀行ATMのセキュリティレベルの低さにわたしは遺憾の思いを避けることができません。
2008年11月1日22時半、わたしの口座から100万ルピアが引き出されましたが、その金額がどこへ移されたのか皆目わけがわかりません。マンディリ銀行コールセンターの情報によれば、わたしの口座残高から100万ルピアが引き出されたのは南ジャカルタのATMリンクを経由してのものだというのですが、その日わたしはスマトラに出張していてATMカードも自分が持っていましたから、そんな引き出しが起こるなんて不可能です。わたしはこの事件をマンディリ銀行プロマス支店に苦情しましたが、銀行側の返事は「マンディリ銀行が行なったことではないのでマンディリ銀行に責任はない」というものでした。銀行側のそんな態度はマンディリ銀行ATMのセキュリティが保証されていないことを示すものであり、わたしはそれ以来マンディリ銀行ATMが怖くて使えません。 2008年11月26日にわたしはマンディリ銀行ハラパンインダ支店ATMから妻名義の口座に振込みを行ないました。妻はそのときマンディリ銀行パンチャシラ大学支店にいました。振込みを終えたので妻が口座から出金しようとしたところ、なんと妻の口座残高は空っぽになっていたのです。その経緯をマンディリ銀行に調べてもらったところ、レンテンアグンにあるマンディリ銀行ISTNキャンパス支店で何者かが妻の口座から残高をすべて引き出していたことが判明しました。[ ジャカルタ在住、アグス ]


「BCA銀行での外貨入金に不満」(2009年8月5日)
2009年1月29日付けコンパス紙への投書"Transaksi Valas di BCA"から
拝啓、編集部殿。わたしはバリ州サヌールラヤBCA銀行補助支店の口座保有者です。BCA銀行での取引でわたしはたいへん不公平な扱いを受けました。BCA銀行は一般市場や他の銀行とはまったく異なる交換レートを使うきわめて不公平な外貨交換システムを用いています。そのレート差は700ルピアにもなったため、わたしが受けた2万ユーロの外貨送金では1千4百万ルピアもわたしが損することになりました。
この問題を解決しようとわたしは努めましたがうまく行きません。BCA側はわたしの苦情をあちらこちらにたらいまわしして目をくらませようとするのです。最初サヌールラヤ補助支店はジャカルタの本社がレートを決めていると言いましたが、わたしがBCA本社にこの問題を問い合わせると、外貨交換レート決定権は百パーセントバリ支店にある、と言います。正しいのはいったいどちらですか?
BCA銀行側はまた、資金が一旦口座に入ったら交換レートは変更できないと言いますが、送金があったときにわたしに交換レートに関する連絡は何ひとつなされていないのですから、そのレートはわたしが承諾していないものではありませんか?外貨に関する取引ではBCA銀行に対して警戒するべきです。[ バリ州スカワティ在住、アグニ・アサ・アジ ]
2009年2月20日付けコンパス紙に掲載されたBCA銀行からの回答
拝啓、編集部殿。アグニ・アサ・アジさんからの2009年1月29日付けコンパス紙に掲載された投書について、次の通りお知らせします。バリ州サヌールラヤ補助支店における問題について、送金されてきた外貨がルピア口座に入る際の交換レートに関する規定をご本人に2009年2月4日直接説明申し上げました。問題はそれにて解決しています。ご本人の不快な体験に関して遺憾の意を表明します。[ BCA銀行上級マネージャー、ドゥィ・ナリニ ]


「ATMマシーンの怪」(2009年8月14日)
2009年1月13日付けコンパス紙への投書"ATM Bermasalah, Nasabah Disalahkan"から
拝啓、編集部殿。2008年12月15日午前10時18分、わたしは現金100万ルピアを東ジャワ州シドアルジョのBCA銀行マクロププレギ分店に入金しました。そのあとすぐに一階に下りてATMからプルーデンシャル保険の支払いをしようとしました。ATMの使い方に従ってPIN番号をインプットしたあと、わたしはその他取引を指定しました。ところがしばらくしてからATMスクリーンに「残高919ルピア。この取引はできません。」という表示が出たので、わたしは2階に戻って通帳のプリントを頼みました。すると通帳には125万ルピアがATMから引き出されたデータが記載されたのです。
銀行職員はわたしに、「現金引出しのボタンを押し間違えたんです。お金は絶対にATM機から出てますよ。」と言って、まるでわたしが悪いという言い方をしました。要するに銀行職員はわたしがお金を既に手中にしていると思っているのです。わたしは損させられた上にBCA銀行職員から同情的でない扱いをされました。もしわたしがボタンを押し間違えたのなら、ATMスクリーンにどうしてあのような表示が出るのですか?ATM機から現金は出てこなかったので、わたしが現金を手に入れることはありえません。顧客を悪者にしてATM機を百パーセント信用するのがBCAの顧客に対するやり方なのですか?[ シドアルジョ在住、ウミ・ニラムサリ ]
2009年2月7日付けコンパス紙に掲載されたBCA銀行からの回答
拝啓、編集部殿。2009年1月13日付けコンパス紙に掲載されたウミ・ニラムサリさんからの投書について次のようにお知らせします。2009年1月16日に分店職員が説明し、また手紙でもお知らせしたように、コンピュータのデータにもとづけば問題の取引は正しいATMカードとPIN番号を使って顧客が望んだとおりに行なわれています。[ BCA銀行上級マネージャー、ドゥイ・ナリニ ]


「大口預金者が金利低下を妨げている」(2009年8月25日)
政府と中央銀行が国内経済活性化を求めて金利率引下げを続けているというのに銀行界がそれに追随しようとしないのは、ひとにぎりの大口預金者がその動きを妨げているせいだ、とダルミン・ナスティオン中銀上級副総裁が発言した。銀行界第三者資金の半分はわずか1%の預金者から出ており、それら大口預金者が高い金利率を銀行に要求しているため、銀行側は巨額の資金が他行に移されるのを怖れて金利率を下げることができないでいる。銀行界関係者によれば大口預金者が要求している金利率は9〜10%のレベルであり、最新のBIレートである6.5%とは5割の差がついている。
上級副総裁によれば、それら大口預金者は国有事業体年金ファンド運営者がメインを占めており、中銀はこの問題について政府と協議することにしているとのこと。政府系年金ファンド運用機関はPT Jamsostek, PT Taspen, PT Jasa Raharja, PT Asabriさらに従業員の年金資金を自己運用している国有事業体など多岐にわたっている。
預貯金保証機関の2009年6月データによれば、銀行界第三者資金は1,834.7兆ルピアで政府保証上限の20億ルピアを超えている預金は829兆ある。全体の45%を占めるその金額は口座数が84,049で、口座総数8,340万件のわずか1%でしかない。
ところで、2009年6月の銀行界貸付残高は1,366.7兆ルピアで2008年12月の1,353.6兆からわずか13兆しか増加しておらず、半年間の成長率は1%に満たなかった。これはグローバルクライシスの影響が依然として継続しているためで、産業界は既存キャパシティの枠内で最大の経済効率を追求する傾向を示しており、借入を起こす余裕はいまのところきわめて希薄だと言える。もうひとつの要素として、BIレートが250ベーシスポイント下がったというのに市場実勢は190ベーシスポイントしか下がっておらず、利率が高いために産業界は借入を先延ばししようとする心理におちいっている。


「モスクワのATMから口座破り?」(2009年9月26日)
2009年2月13日付けコンパス紙への投書"Pengalaman Buruk dengan BRI"から
拝啓、編集部殿。わたしの妻はBRI銀行南スマラン支店のBRIシンプデス口座保有者です。2008年9月29日から10月1日までの間に口座破りの被害を蒙り、1千3百万ルピアを超える金額を失いました。BRI銀行本店の調査によると、ATMカードと正しいPIN番号が使われてロシアのモスクワにあるATMで引き出しがなされたとのことですが、そんなことがありうるのでしょうか?
その期間、海員であるわたしはアラブ首長国連邦のドバイの海域で船舶に乗務しており、ATMカードはわたしが持っていたのです。わたしのパスポートに捺されたスタンプがそのことを証明しています。ところが、この口座破り問題の決着がまだついてもいないというのに、妻が通帳のプリントを行なったところBRI銀行側のミスで500万ルピアがその口座に振り込まれていることが判明しました。BRI銀行は妻にその500万ルピアをすぐ返すよう要求しましたが、口座破りの被害金額1千3百万ルピア超についてはいつまでたっても決着をつけてくれません。[ スマラン在住、ハムダニ・イラワン ]


「銀行職員の不正行為」(2009年10月9日)
2009年2月19日付けコンパス紙への投書"Bukan Nasabah Dikirimi Rekening Koran"から
拝啓、編集部殿。わたしとダナモン銀行との間のトラブルはいまだに解決しておりません。2008年11月、わたし宛にダナモン銀行からステートメントが送られてきましたが、わたしはダナモン銀行にいかなる口座も開いたことがありません。
11月5日にダナモン銀行コールセンターに電話したところ、南ジャカルタ市ラディオダラム(Radio Dalam)支店に直接問い合わせるように言われました。11月10日にダナモン銀行ラディオダラム支店を訪れたところ、支店長は事故のために出勤していないとのことで、業務担当のロミーさんに面会しました。調べたところによれば、ダナモン銀行プチェノガン(Pecenongan)支店クレジットカード担当部門からの指示でその口座が開設されたことが判明しました。
それでわたしとラディオダラム支店職員が一緒にプチェノガン支店を訪れたところ、その口座開設を指示したマーケティング担当者がそこにいたのです。私の名前でクレジットカード口座と無担保借入口座を開いたその担当者はラディオダラム支店の預金口座にお金を振り込み、そうしておいてから自分のためにその金を引き出していたのでした。そのときの面会では、プチェノガン支店クレジットカード部門責任者も同席しています。
最初ダナモン銀行はこの事件をその担当者本人の行為であるとし、その担当者とわたしの間で直接決着をつけるように仕向けましたが、この事件はダナモン銀行内部の問題であると主張してわたしはそれを拒否しました。わたしはダナモン銀行に対し、それらの口座はわたしとまったく関係のないものでありダナモン銀行内部者が不正を行なって開設したものであるという内容の表明書を銀行側が出すよう要求しました。しかしこの問題への抜本的解決をはかろうとする誠意ある姿勢がダナモン銀行からまったく感じられません。[ ジャカルタ在住、イルフィン・フタガルン ]


「はっきりしない仕事はしたくない」(2009年10月19日)
2009年2月28日付けコンパス紙への投書"Polisi Tolak Laporan Kejahatan"から
拝啓、編集部殿。2009年2月7日、ブカシギャラクシモール内BNI銀行のATM機が故障していたためにわたしはスペリンドの建物の外にあるBNI銀行ATMへ行きました。BNIカードを挿入したところ、カードが引っかかってATM機が使えなくなりました。ATMブースの中にコールセンターの電話番号案内はなく、ATMの前面に一枚の紙が貼られており、「ATM機にひっかかったら(021)33946012番に電話してください」と書かれていました。
わたしは深く考えずにその電話番号に電話してATM機操作の指示を受けましたが、わたしのカードはどうしても出てきません。それでBIN銀行職員と名乗る電話の相手はわたしのカードをブロックするように奨め、パニック状態のわたしは尋ねられるがままにPIN番号を教えてしまったのです。
わたしはすぐにそこから近い自宅に帰り、そしてBNI銀行に再度電話したところ、わたしの口座からお金が引き出されたことが判明して驚きました。ATMからわたしが電話した相手はニセBNI職員であり、ATM機の貼り紙は詐欺師一味のしわざだったそうです。わたしはすぐスペリンドの外のATMブースに引き返しました。するとどうでしょう、ATM機の前面に貼られてあった紙はなくなっており、ATM機はスムースに動いているではありませんか。スペリンドの警備員にこの出来事を話したところ警備員は、そのBNIのATMでは似たようなことが何度も起こっている、と言うのです。
そこでわたしは被害届けを出すためブカシグランドモール向かいの西ブカシ警察署市民サービス課を訪れました。ところが担当職員は、銀行のプリントアウトがなく証拠になるものがないために届出は受け付けられないと繰り返すばかりです。でもその日は土曜日なので銀行は閉まっています。わたしは自分の金が盗まれたことを諦めましたが、西ブカシ警察署員が犯罪の届出を受け付けようとしないで犯罪者を野放しにしておくことにたいへん残念な思いを抱きました。わたしは仕方なく首都警察本庁に向かい、そこでまともな応対を受けたのです。[ ブカシ在住、アンディカ・ウィトノ ]


「零細事業者は銀行が好き」(2009年11月16日)
零細家内工業は事業資金を銀行に預けている。会員から資金を募ってその低利融資を行なう資金委託協同組合は中小零細事業者や農民漁民などを対象にして始められたものだが、どうやら一般銀行のほうが利用勝手がよいと評価されているようだ。地理的に言えば、資金委託協同組合のほうがかれらの生活圏により近いところにあるのだが、かれらは銀行のほうが安全面や信用という点で優れていると見ている。
資金を預ける機関として検討される要因には次のようなものがある。
1)安全であること、信用できること
2)サービスがよいこと
3)預金の引き出しが容易であること
4)近い場所にあること
5)預金金利が高いこと
6)強制要素の有無
7)共同利益条件
銀行は1)と2)の要素が優れているが、資金委託協同組合は4)、5)、7)のポイントが有利と見られている。3)の要素は銀行の方が資金委託協同組合よりも評価が上のようだ。零細事業者の預金先を調査機関スメルがサーベイした。その結果は次の通り。
銀行 46%
その他 30%
資金委託協同組合 24%
他の協同組合 0%


「虚偽データが通る銀行」(2009年11月16日)
2009年3月24日付けコンパス紙への投書"Bukan Nasabah BNI Diteror"から
拝啓、編集部殿。わたしはBNI銀行顧客でないというのに、ここ1年間というものBNI銀行コタ支店従業員からひっきりなしにわたしの携帯電話に電話がかかってきます。かれらが探しているのはムハンマッ・プラマンティヨというひとであり、明らかにわたしの名前とは違っています。おまけにわたしはその名前のひとを全然知りません。そのことはわたしに電話してきたBNI銀行従業員に何回も伝えていますが、かれらはいつまでたってもムハンマッ・プラマンティヨというひとを探してわたしの携帯電話に電話してくるのです。
かれらが電話をかけてきているこの番号はムハンマッ・プラマンティヨというひとのものじゃなくてわたしのものなのだと説明しようとすると、かれらはいきなり電話を切ってしまいます。なんという失礼なひとたちでしょうか?BNIという大銀行でこんなことが起こるなんて、不思議きわまりありません。銀行なら、まず最初に顧客が与えたデータの真偽をチェックするのが当たり前ではないのでしょうか?そのチェックがきちんと行なわれていれば、迷惑を蒙るひとは出ないと思うのですが。
わたしがやっていることは何の実も結んでいないので、わたしはBNI銀行コタ支店責任者に次のことをお伝えしたいと思います。BNI銀行データベースに入っているムハンマッ・プラマンティヨというひとの携帯電話番号はわたしのものです。わたしのこの携帯電話番号は2000年に使用を開始しています。わたしに電話をかけてくるひとたちのさまざまな脅しのためにわたしはたいへんな不快を抱いているので、BNI銀行は二度とわたしの電話番号に電話しないでください。[ ジャカルタ在住、ユニアサリ・シンタ ]


「債務者の履歴照会が活発化」(2009年11月17日)
インドネシア銀行が管理している債務者記録の照会が今年顕著な増加を見せている。この債務者記録は全国の金融機関が債務者データをインドネシア銀行に提出しインドネシア銀行がそれをデータベースにまとめたもので、返済不履行の記録が一度そこへインプットされたら新規のローンを得るのはどこの金融機関へ行こうがたいへん困難になる。だからクレジットカードの返済をしないで逃げるのを常習にしている連中は見も知らない他人の名義でカードを作ろうとするわけだ。そうしておけばデットコレクターも他人のところへ行ってくれるから、便利なことこの上ない。
このデータベース照会は消費者からの借入申請を審査するために金融機関だけが行なうことができるもので、2009年1〜7月期の照会件数が多いということは借入申請が活発なことを意味しているが、その期間の金融界貸付金額の伸びは小さく、申請リジェクトがたいへん多いのではないかという推測を促すものだ。ちなみに過去2年間の照会件数は次のようになっている。
金融機関 / 2007年件数 / 2008年件数 /2009年件数(1〜7月)
一般銀行 / 115万 / 183万 / 165万
国民貸付銀行 / 3万 / 20.6万 / 18.9万
マルチファイナンス / 0.3万 / 1.1万 / 2.2万
そして2009年1〜7月の貸付金額の伸びはわずか1.2%しかなく、過去8年間で最低の実績となっている。しかし一般銀行役員のひとりは、新規ローンのみならずローン延長の際にも金融界は債務者記録に照会をかけるのがふつうであり、それらのデータだけで却下されたローン申請が大量にあるかどうかの断言はむつかしいが、現実に2009年前半の経済状況は金融機関に貸付審査の許可規準をレベルアップさせており、たくさんの申請がリジェクトされているのは事実だ、と語っている。


「シティバンクが顧客に敗訴」(2009年11月19日)
シティバンクがクレジットカード顧客に対して発行する請求書に収入印紙代を遡って加えたことから、それを不服として同銀行の一顧客が南ジャカルタ地方裁判所に告訴した。シティバンクは2005年9月に請求書の収入印紙代を当月支払われたものについて請求書の中に加えることを開始したが、同銀行顧客のひとりハグス・スサントは自分が受取った請求書の中に2005年8月25日に支払った7月分の請求と、更に9月14日支払分の印紙代が加算されていたことから、その請求は不当であると考えた。ハグスはそれらすべての支払を9月になる前に済ませており、事実にもとづかないにもかかわらず徴収金を増やすためにアンフェアで横暴な行為をシティバンクが行なったことは容認することができない、とその告訴の背景を物語っている。
ハグスは告訴する前に請求書と収入印紙の関連性についてその法的根拠をシティバンク側に質問したが、その質問を受けた従業員三人はそれぞれまったく異なる法規を根拠としてあげたため、不審を強めたハグスは自ら関連法規を調べ上げ、結論として請求書への収入印紙貼付あるいは銀行顧客が過去に行なった支払に収入印紙がかかる、といったことがらを明確に定めている法規はないという確信を抱いた。ちなみにシティバンク従業員が根拠として示した収入印紙関連法規は、2005年中銀規則、2000年政令第24号、2001年国税総局長回状第13号だった。
南ジャカルタ地裁は原告が不当だと訴えた収入印紙代請求はシティバンク側の誤った行為であることを認めた。判事団はシティバンクが2000年5月1日から2005年9月までの間に原告に支払わせた印紙代総計38万4千ルピアを弁償として原告に払い戻すようシティバンクに命じただけで、原告が請求した物質的損害の補償12億ルピアと非物質的損害の補償100億ルピアの支払については却下している。判事団は判決の根拠として1985年法令第13号「印紙法」の第6条をとりあげているが、その条文には、関係両者あるいはその一方が異なる決定を行なった場合を除いて、収入印紙貼付義務は書類を受取る側あるいはその書類から益を得る側に発生する、と記されている。


「渡した金に不足があると言い張る窓口係員」(2009年11月20日)
2009年3月25日付けコンパス紙への投書"Menghitung Uang ala Kantor Pos"から
拝啓、編集部殿。2009年3月4日、わたしはジャカルタのパサルバル郵便局で電力料金を支払いました。支払金額は6,323,000ルピアです。わたしはその金額を40番窓口の係員に渡しました。お金は600万ルピアを10万ルピア札10枚ごとにまとめてあります。
係員はすぐに受取ったお金をカウンター下の机に移し、わたしの見えないところでそれを数えました。そして数分後にその係員はわたしに言ったのです。「100万ルピアにまとめてある中のひとつが90万ルピアしかありませんけど・・・」
そんなことはありえません。なぜなら、その窓口でお金を渡す前にわたしは何度も自分で数え直しているのですから。言い張る窓口係員を無視してわたしはその郵便局の責任者を探しましたがスーパーバイザーしか見つからず、スーパーバイザーはそのお金を数え直してチェックしました。
わたしの友人も同じようなできごとを体験しています。その係員は常にお金をカウンターの下の机におろし、お金を渡したひとに見えないところでお金を数えるのです。銀行でそんなやりかたをしているところはありません。わたしの疑問は、その係員はそのようなごまかしを頻繁に行なっているのか、ということです。わたしは被害を受けたと感じており、二度とその郵便局を利用したいと思いません。[ ジャカルタ在住、テン・ブンホア ]
2009年4月6日付けコンパス紙に掲載された国有郵便会社からの回答
拝啓、編集部殿。テン・ブンホアさんからの2009年3月25日付けコンパス紙に掲載された投書について、郵便局を利用されたテンさんが体験されたお気に召さないできごとに関してお詫び申し上げます。窓口係員がお金をカウンターの下におろして数えているのは、弊社従業員が行わなければならないプロセスのひとつ、つまり紫外線で紙幣の真贋チェックをするためなのです。チェックのための紫外線ランプがカウンターの下に置かれているために従業員の金額確認作業がテンさんの視界の外で行なわれる結果になりました。
10万ルピアの不足が発見されたので、窓口業務のスーパーバイザーはその窓口を閉鎖して副スーパーバイザーの監視下にお金の数え直しを実施させましたが、そのとき弊社従業員はテンさんにもその状況を見てもらうためにカウンター内にテンさんを招じ入れています。数え直した結果、やはり数え漏れはなかったので、テンさんが窓口係員に渡した金額には10万ルピアの不足があったのです。[ 郵便会社第4郵便事業区総務マネージャー、ティト・バロト ]


「なんでわたしの名前がブラックリストに?!」(2010年1月13日)
2009年4月23日付けコンパス紙への投書"Dirugikan Daftar Hitam BI"から
拝啓、編集部殿。ある銀行にクレジットカードの未返済金があるということで、わたしの名前がインドネシア銀行のブラックリストに載りました。でもわたしはその銀行のクレジットカードを持ったことがありません。ともあれ、結果的にわたしの住宅取得ローン申請は拒否されてその家を購入するために払った頭金を失う破目に陥ったのです。長くウンザリする闘かいの末に、わたしの名前はそのブラックリストから消すことができました。
ところがなんということでしょう、わたしの未返済金がマンディリ銀行にあるというデータがまたインドネシア銀行のブラックリストに載っていると聞かされて驚いてしまいました。インドネシア銀行でチェックすると、その身に覚えのない未返済金は2008年9月から2009年3月までマンディリ銀行が報告しているものでした。
電話番号14000のコールマンディリに問い合わせたところ、わたしの個人データとの間にたくさんの不一致が見つかりました。マンディリコールセンター担当者は、インドネシア銀行のデータに間違いがあるためだろうから、インドネシア銀行にコンタクトするように、とわたしに奨めたのです。[ ジャカルタ在住、カルティカワティ ]
2009年5月13日付けコンパス紙に掲載されたインドネシア銀行からの回答
拝啓、編集部殿。カルティカワティさんからの2009年4月23日付けコンパス紙に掲載された投書について、次の通りお伝えします。
カルティカワティさんがおっしゃっているのは、インドネシア銀行が運営している債務者情報システム(SID)内のデータのことだと思われますが、このシステムの中にブラックリストという名称のものはありません。SIDはインドネシア銀行が受けた報告をアレンジされた形で示す債務者情報システムです。このシステムは債務者のアイデンティティとクレジット上限・未使用枠・期間・データ更新時から過去24ヶ月間の返済状況といったその債務者のクレジット内容と状況をまとめた個人債務者情報(IDI)をアウトプットとして出しています。SIDデータはすべてSIDシステム参加者である銀行ならびにノンバンク金融機関がシステム運営者であるインドネシア銀行に提出した報告にもとづいています。そのためSID内のデータ変更はそのデータの報告者であり且つデータ所有者である金融機関だけが行ないうることなのです。インドネシア銀行がSIDを設けて運営しているのは、融資プロセスの円滑化、リスクマネージメント実施、債務者のコンプライアンスレベル指標、市場規律の向上などを目的にしています。 以上のようなことであるため、カルティカワティさんは債務者としての最新データを確定させるためにそのデータを報告した銀行に説明を求めることができます。金融機関がSIDシステム内で行なうチェックは一般にBIチェッキングと呼ばれており、このBIチェッキングはナショナルブラックリスト(DHN)とは異なるものです。[ インドネシア銀行広報局長、アマン・サントサ ]
2009年5月19日付けコンパス紙に掲載されたマンディリ銀行からの回答
拝啓、編集部殿。2009年4月23日付けコンパス紙に掲載されたカルティカワティさんからの投書について次の通りお知らせします。当行はインドネシア銀行ブラックリストにカルティカワティさんの名前が載っている問題について調査していることを、ご本人にお会いして報告しています。調査結果はただちにカルティカワティさんに直接お伝えする所存です。[ マンディリ銀行企業秘書、スコリヤント・サプトロ ]


「シティバンクの罠?!」(2010年2月25日)
2009年5月16日付けコンパス紙への投書"Jebakan Kartu Kredit Citibank"から
拝啓、編集部殿。数ヶ月前わたしがトゥガルのパシフィックモールで買物していると、シティバンクのクレジットカードを作らないかとオファーされました。わたしはシティバンクのマーケティング担当者が求めるデータを与えました。それからしばらくして、シティバンクからだと名乗る何者かが電話してきました。わたしを探していたそうですが、わたしはそのとき家におらず、夫が電話を受けました。2009年2月末、わたし宛てに5万ルピアの請求書が届きました。クレジットカードのアニュアルフィーの請求でしたが、わたしはクレジットカードをまだ受取っていません。
わたしはすぐシティバンクに電話してその請求書について尋ね、シティバンクのクレジットカードはまだ受取っていないことも説明しました。それどころか、わたしのクレジットカード申請が通ったのかどうかすら、わたしへの連絡はないのです。電話の担当者はわたしに待つように言い、できるだけ早急に連絡するからと言って電話を切りましたが、いつまでたっても連絡などありません。わたしはこの内容について手紙さえ出していますが、回答はまったくありません。
ところが3月には請求書がまた来たのです。金額は86,571ルピアに増えていました。わたしはまたシティバンク宛てに手紙を書き、その請求書を添えて前回と同じ事を説明しましたが、シティバンクはまったく意に介していないようです。そして4月半ばにまた請求書が届き、金額は124,820ルピアに膨れ上がっています。加えてその請求を払わないとインドネシア銀行とクレジットカード協会にわたしの名前を届け出るという威嚇まで付いていました。
わたしはシティバンクにクレジットカードを申請したことをたいへん後悔しています。どこでも名前の知られた世界的評判を得ている銀行が田舎で獲物を罠に陥れているなんて、これまで想像したことさえありません。わたしは別の銀行のクレジットカードをふたつ持っており、これまで何の問題もなく良好に推移しています。わたしは請求をいつもすぐ支払っています。それが義務なのですから。[ トゥガル在住、キム・ブウェ ]


「1千ルピア紙幣が品薄」(2010年3月6日)
2009年5月30日付けコンパス紙への投書"Uang Pecahan Rp 1.000 Habis"から
拝啓、編集部殿。都内環状自動車専用道とジャゴラウィ自動車専用道の利用者としてわたしは料金所に「1千ルピア紙幣は品切れ」という表示がいまだに出されていることに当惑と疑問を覚えます。わたしの覚えているかぎりでは、その表示はもう二ヶ月も前から貼られたままになっており、奇妙なことに支払カードを使うE−tolプログラムの普及活動と時を同じくしているのが不思議でなりません。実際、過去何年にもわたってこのような事態を経験したことは一度もないのですから。
自動車専用道路運営者であるPTジャサマルガは道路利用者に5百ルピアコインを渡して面倒がらせるようなことをせず、より優れたサービスを提供するよう要請します。1千ルピア品切れはいったいいつまで続くのですか、そしてその原因はいったい何なのですか?[ ジャカルタ在住、エディ・スライマン ]
2009年6月25日付けコンパス紙に掲載されたジャサマルガからの回答
拝啓、編集部殿。エディ・スライマンさんからの2009年5月30日付けコンパス紙に掲載された投書について、まずお詫びを申し上げます。現在、自動車専用道利用料金取扱い銀行はすべてにわたって1千ルピア紙幣が品薄になっています。そして中央銀行が1千ルピア紙幣の印刷量を制限しているのがその原因だと各取扱い銀行は当方に連絡してきています。
自動車専用道路利用料金はさまざまで、実に膨大な量の1千ルピア紙幣が必要とされているのですが、ジャボタベッ地区での総需要のうち80%程度しか1千ルピア紙幣の供給が得られないのが実情になっています。不足分は仕方なく5百ルピアコインで対応せざるをえません。このような状況をできるだけ緩和させるために、道路利用者はぴったりの金額で支払うか、あるいはE−tolカードを使って協力いただけるようお願いいたします。[ PTジャサマルガ広報課長、ズフディ・サラギ ]


「残高不足より形式不備のほうが重要」(2010年3月9日)
2009年5月11日付けコンパス紙への投書"Alasan Penolakan Cek di Mandiri"から
拝啓、編集部殿。わたしはマンディリ銀行タンジュンプリウッ補助支店でマンディリ銀行小切手(番号EI984113)を現金化しようとしました。しかし銀行窓口担当者とカスタマーサービス担当者は口座に残高がないと言いました。そして行内の規定により、取扱拒否説明書はわたしに見せるだけで渡すことはできない、とも。かれらはわたしに、小切手発行者の口座開設支店であるマンディリ銀行パンリマポリム支店で現金化手続を行なう方がよい、と奨めたのです。
わたしは2009年4月13・14・15日とマンディリ銀行パンリマポリム支店を訪れましたが現金化できず、そこではカスタマーサービス担当者がサインした取扱拒否説明書をもらうことができました。拒否理由は「01 残高不足」となっていました。それでわたしは次の日にBNI銀行ラワマグン中央市場補助支店を訪れて、クリアリング経由による小切手の取立てを依頼しました。三日後の4月20日、結果をチェックしにBNI銀行を訪れたところ、現金化はできずマンディリ銀行本店業務部が出した取扱拒否説明書をもらいました。しかしその説明書には、「小切手・ギロ手形の公式条件が満たされていない。現金化の場所と日付の記載なし」と書かれていたのです。
取扱拒否の理由がマンディリ銀行の支店と本店業務部とでどうして異なっているのですか?どうして窓口担当者はみんな残高不足だと言うのですか?口座オーナーと銀行の間で共同謀議が組まれているのでしょうか、それともそう答えるような決まりになっているのですか?そして不渡り小切手発行者にはどんな措置が与えられるのですか?インドネシア銀行のブラックリストに名前が載るのでしょうか、あるいはその者の口座が凍結されるのでしょうか?[ ジャカルタ在住、ユスフ・ワヒユディ ]
2009年5月23日付けコンパス紙に掲載されたマンディリ銀行からの回答
拝啓、編集部殿。ユスフ・ワヒユディさんからの2009年5月11日付けコンパス紙に掲載された投書について次の通りお知らせします。当方はワヒユディさんが現金化されようとした小切手の取扱拒否理由を説明するため、本人にお会いしました。拒否理由は小切手の公式条件不備つまり現金化の場所が指定されていないことです。そして小切手発行者の口座残高も不足していました。当方が行なった対応はインドネシア銀行規定に則したものです。[ マンディリ銀行企業セクレタリー、スコリヤント・サプトロ ]


「インドネシア銀行でもプンリが?!」(2010年3月19日)
2009年5月18日付けコンパス紙への投書"Menukar Uang Rusak di BI"から
拝啓、編集部殿。2009年4月28日午前10時45分ごろ、わたしはジャカルタのタムリン通りにあるインドネシア銀行を訪れました。汚れたり破れたりした汚損紙幣を交換するためです。わたしは4,091番という待ち番号札をもらい、最終の窓口手続者になりました。交換したい金種と枚数をフォームに記入するよう言われたので、わたしは5万ルピア紙幣43枚に1万ルピア紙幣15枚とフォームに記入しました。そのフォームと現物汚損紙幣を窓口係員に渡すと、係員は現金を調べたあとフォームの裏側に2.300と記入し、わたしに待つよう言いました。
およそ10分後にわたしはその隣の窓口に呼ばれて230万ルピアの完璧な紙幣を渡されました。フォームに書いたとおり365万ルピアをもらえるのではないのかとその係員に言うと、「苦情は最初の窓口に」という返事でした。最初の窓口係員はすぐ隣に座っているというのに。
わたしは全額もらえなかったので不満でしたが、それでも不完全な紙幣が完全なものに交換できたのをよしとして、それ以上不服を言い続けることをせずにインドネシア銀行を後にしました。わたしの疑問は、不完全な紙幣を完全なものに交換する場合、いったい何パーセントが削られる決まりになっているのかということです。中央銀行であるインドネシア銀行窓口職員はどこまで正直なのでしょうか?こんなご時世に不正直なインドネシア銀行職員がいるとすれば、世界は何と言うでしょう?[ ブカシ在住、ネルソン・ナインゴラン ]
2009年5月28日付けコンパス紙に掲載されたインドネシア銀行からの回答
拝啓、編集部殿。ネルソン・ナインゴランさんからの2009年5月18日付けコンパス紙に掲載された投書に関して説明申し上げます。ネルソンさんは2009年4月28日に破損紙幣の交換をなさいました。交換したい金種と枚数が記載されたフォームを見ると、5万ルピア43枚で金額は215万ルピア、1万ルピアが15枚で金額15万ルピアですから、合計は230万ルピアになります。紙幣交換時にネルソンさんは、自分は365万ルピアを受取れるはずでフォームに係員が書いた230万ルピアではないと言い張りました。ネルソンさんは更に2009年4月28日付けでインドネシア銀行に対しクレーム状を出しています。5月7日、当方職員は直接ネルソンさんに事情説明を申し上げ、その説明でネルソンさんは自分の勘違いを悟り、ご自身がインドネシア銀行に交換を求めた紙幣の総額は自分でフォームに記載しまた窓口に提出した内容に間違いなく、その合計金額はネルソンさんが主張した365万ルピアでなく230万ルピアが正しいものであり、1ルピアも削られていないことを理解されたのです。ネルソンさんは5月8日付けで自分の間違いに関する謝罪状を当方に出されました。以上の通り、ネルソンさんが投書の中で述べられたインドネシア銀行職員の不正行為の徴候は事実無根のものでした。
破損紙幣を交換したい国民に対し、インドネシア銀行は破損紙幣を額面に一致した状態の良好なものに交換し、その金額が削られることは一切ないことをお知らせします。詳細情報についてはインドネシア銀行広報部門電話021−3817187にお問い合わせください。[ インドネシア銀行広報局長、アマン・セントサ ]


「保険勧誘の口八丁は要注意」(2010年4月14日)
2009年7月14日付けコンパス紙への投書"Nasabah AIG Menderita Diabetes"から
拝啓、編集部殿。2005年11月にAIGライフ代理店から保険加入を勧誘されました。わたしは糖尿病を患っているので保険には入らないと何度も断りました。他の保険会社からの勧誘にはその断り文句を使っていたのです。要は保険に入る気がないわけです。ところがAIGライフ代理店の口八丁に気が変わり、保険料12,536,000ルピアのプンディセハッ保険に加入しました。
2006年6月に入院したわたしは保険クレームを起こすよう勧められ、加入した代理店がクレーム手続を行ないましたが、わたしのクレームはリジェクトされました。
2006年11月から2008年11月までAIGライフは保険料の請求を続け、わたしは何も問題がないから請求してくるのだと理解してその支払いに応じていました。ところが2008年11月の支払を済ませたあと、AIGライフがわたしの保険証券を一方的に取り消したことに驚かされました。わたしが糖尿病に罹患していることが2006年6月に判明したから、というのがその理由でした。
だったらAIGライフはどうして2006年6月にわたしの保険証券を取り消さなかったのですか?そうすれば2006年11月と2007年11月の保険料を無駄に支払うことはなかったでしょうに。2005年の初回保険料支払が無駄になることはあきらめますが、2006年と2007年の保険料はどうなるのですか?AIGライフはこの問題を解決してください。[ ジャカルタ在住、ムリアナ ]
2009年7月30日付けコンパス紙に掲載された保険会社からの回答
拝啓、編集部殿。ムリアナさんからの2009年7月14日付けコンパス紙に掲載された投書について、次の通りお伝えします。7月14日当方はただちにムリアナさんにコンタクトして真の問題について説明し、ムリアナさんはそれを理解されました。今回の出来事はムリアナさんと保険会社マーケティングスタッフの間で生命保険加入時の病歴に関する理解が一致していなかったことが原因でした。
当方への連絡は、電話(021)54218777(ジャカルタ地区)、電話0804 1 888 777(ジャカルタ地区外)、ファックス(021)5475409、Eメールservice@aka-financial.co.id宛てにどうぞ。[ AIAファイナンスカスタマーサービスヘッド、リカ・シャリア ]


「地震保険料率改定」(2010年4月26日)
対地震損害保険料率が2010年3月1日から平均で4.7パーミル上がった。インドネシア一般保険協会によれば、新しい料率は協会からの回状第13/AAUI/II/2010号で全関係者に連絡済である由。
全国は5つの地震ゾーンに分けられ、それぞれ次のような料率アップになっている。
ゾーン (エリア) : アップ率
第1ゾーン (カリマンタン・バンカブリトゥン・リアウ・パプア) : 0.9〜1.0パーミル
第2ゾーン (ジャンビ・東カリマンタン・バンカブリトゥンの一部・リアウの一部・パプアの一部・南スラウェシ・南スマトラ) : 0.9〜1.1パーミル
第3ゾーン (DKIジャカルタ・ジャンビの一部・西ジャワ・中部ジャワ・東ジャワ・東カリマンタン・ランプン・アチェ・パプアの一部・西パプア・リアウの一部) : 1.25〜1.55パーミル
第4ゾーン (バリ・バンテン・ジョクジャ・DKIジャカルタの一部・ジャンビの一部・西ジャワの一部・中部ジャワの一部・東ジャワの一部・ランプンの一部・マルク) : 1.5〜3.0パーミル
第5ゾーン (バリの一部・バンテンの一部・ブンクル・ゴロンタロ・ジャンビの一部・ランプンの一部・マルクの一部・北マルクの一部・アチェの一部・西ヌサトゥンガラの一部 : 1.9〜4.7パーミル
なお地震のリスクがもっとも高いエリアは次のように指定されている。
バリの一部・バンテンの一部・ブンクル・ゴロンタロ・ジャンビの一部・ランプンの一部・マルクの一部・北マルクの一部・アチェの一部・西ヌサトゥンガラの一部・東ヌサトゥンガラの一部・パプアの一部・西パプアの一部・東南スラウェシの一部・北スラウェシの一部・西スマトラの一部・北スマトラの一部。


「他人の口座に入った金を引き戻したい」(2010年5月20日)
2010年2月27日付けコンパス紙への投書"Pemblokiran Uang Nasabah di BRI"から
拝啓、編集部殿。わたしはBRI銀行東ヌサトゥンガラ州エンデ支店の口座保有者です。2009年6月17日にエンデ第1602地区司令官と名乗るひとから電話があり、ある用件で5百万ルピアを必要としているのでダルソノ名義のBRI銀行口座番号322601017737536に至急振り込んでほしいと頼まれました。
それでわたしはその口座番号に5百万ルピアを振り込みました。ところがエンデ第1602地区司令官はわたしに電話していないことが判明し、それは詐欺だったことが明らかになったのです。その日の夜のうちにわたしはBRI銀行コールセンターに電話し、振込先口座をブロックするよう依頼しました。コールセンター担当者はすぐにその口座番号をブロックし、わたしの5百万ルピアもまだ引き出されていないことを確認してくれました。
わたしはBRI銀行エンデ支店にコンタクトして、わたしの5百万ルピアを振込先の口座からわたしの口座に引き戻す手続について問い合わせ、2009年8月20日付けBRI銀行本店宛ての手紙にすべての必要書類をそろえて一緒に送り、そのコピーをエンデ支店にも回しました。ところがBRI銀行本店からのフォローはいまだに何もないのです。わたしはBRI銀行エンデ支店に何度もこの問題を問い合わせましたが、「本店でプロセス中です。」という返事がいつも返ってきます。事件が起こってからもう7ヶ月も経っています。わたしのお金は戻してもらえるのでしょうか?状況を教えてもらいたいと希望します。[ エンデ在住、エルミナワティ・ジャイラニ ]


「預貯金保証上限は引き下げられる」(2010年5月21日)
国民の銀行預貯金に対する政府保証制度は保証対象金額上限を段階的に引下げながら進展してきたが、2008年後半から始まったグローバル経済危機のために暫定的とはいえ一気に逆戻りしてしまった。2007年3月22日からひとり一銀行当たりの保証金額上限は1億ルピアまで下がっていたが、それが20億に引き上げられて今日に至っている。
政府は国民の銀行預貯金に対する保証を百パーセント銀行に委ねることを最終目標にして段階的な対象金額上限の引下げを続けてきたわけで、預貯金保証スキームを運営している預貯金保証機関は状況が平常化すれば本来の路線に戻したい意向を強く抱いている。
2010年3月時点の銀行界第三者資金保有状況を見ると、ひとり一銀行20億ルピアという条件は総額2,000.6兆ルピアの61%をカバーし、口座数で見ると99.8%をカバーしている。口座単位の預貯金残高を金額ブラケット別に見ると次のようになっている。
金額ブラケット(億ルピア): 預貯金残高(兆ルピア) / 口座数(千件)
0〜1: 366.8 / 88,022
1〜2: 131.9 / 930
2〜5: 209.7 / 654
5〜10: 186.5 / 270
10〜20: 165.8 / 138
20〜50: 186.1 / 60
50超: 753.9 / 32
総合計: 2,000.6 / 90,108
ところで、銀行が破産した際に預貯金保証機関が与える救済は金額上限と金利率の二つの条件に従うもので、銀行が保証金利率を超える金利を預貯金者に与えていた場合は救済対象外となる。銀行界は顧客争奪のために抽選で高額の景品や現金を口座保有者に与えるのがいまや常識と化しており、預貯金保証機関はその景品を金利の一部と見なして顧客が銀行から受取った現金や物品が保証金利率の枠内にあるかどうかを判定する方針。
預貯金保証機関は保証対象金額上限を早急に引き下げたい意向であり、2.5〜3億ルピアというラインを一案として、金額および期日の検討を続けている。銀行界や経済オブザーバーは預貯金保証機関の意向をまだ時期尚早と考える声が多数を占めており、要は預貯金者に安全感を与えることが最重要ポイントだと主張しているが、それではいつまでも引き下げようがないかもしれない。


「おっちょこちょいのデットコレクター」(2010年5月26日)
2010年2月12日付けコンパス紙への投書"Penagih BII Salah Alamat"から
拝啓、編集部殿。2009年11月28日12時半ごろ、身体のがっしりした数人の男たちがBII銀行マンガドゥアのウィスマエカジワ支店から派遣されてきたデットコレクターだと名乗ってわが家へやってきました。かれらはわが家の表フェンスの外に群れ、イダ・イラワンに会わせろと要求しました。BII銀行に借金のあるそういう名前の女性がわたしの家の中に隠れている、と言うのです。わたしはかれらに何度も、わたしの家族にそういう名前の女性はおらず、わたしの家族はだれもBII銀行と関係を持ったことがない、と口を酸っぱくして説明しました。
しかしかれらのひとりは礼儀知らずで挑戦的な態度を示し、わたしのKK(家族登録書)を見せるよう要求したのです。わたしはそれに応じないで、警察を呼ぶ前にそこから立ち去るようかれらに要求しました。
2009年11月30日わたしはマンガドゥアのBIIウィスマエカジワ支店に電話して地区マネージャーのペトルスさんにこの問題を訴え、ペトルスさんは最初力になると約束したのに結局は身をかわしてしまいました。2009年12月1日、わたしはデットコレクターたちにイダ・イラワンだと言われている妻とひとりの友人と一緒にマンガドゥアのBII銀行ウィスマエカジワ支店を訪れて何人かの職員に会いました。その中にはデットコレクターに債権回収を命じる役職者も含まれています。
わたしがイダ・イラワンのKTP(住民証明書)コピーを見せてもらったところ、住所はプルイッサクティ?通りとなっていました。わたしの住所はそれと同じ番地ですがプルイッサクティ?通りなのであり、全然別の家だったのです。[ ジャカルタ在住、モー・キンファン ]
2010年2月25日付けコンパス紙に掲載されたBII銀行からの回答
拝啓、編集部殿。モー・キンファンさんからの2010年2月12日付けコンパス紙に掲載された投書について、ご不快を与えたことをお詫び申し上げます。モー・キンファンさんとは既にお会いして事情説明を申し上げました。2010年2月4日の会見で当方協力者が行なった問題の解決に合意を見ることができました。より明瞭な問題解決をはかるため、当方はモーさんの居住されているRT(隣組長)とRW(字役)に今回の事件の説明書を提出いたしました。[ BII銀行広報部長、エスティ・ヌグラエニ ]


「領収書のない保険クレーム」(2010年6月23日)
2010年3月26日付けコンパス紙への投書"Kuitansi dan Klaim Asuransi Rawat Inap Rumah Sakit"から
拝啓、編集部殿。わたしは証券番号IM−KIN0001476250シグナ−サントゥナンハティプラス保険証券保有者で、保険料支払は毎月プルマタ銀行口座から引き落とされています。最初わたしはこの保険への加入を断りました。というのはわたしの勤務先がわたしと家族を別の保険に加入させているからです。わたしは診療クレームを行なったことがありませんでした。ところが2月9日から13日までわたしは水腫で入院し、退院したあとで病状が悪化したため再び病院を訪れたところ、病巣摘出手術のために16日から23日までまた入院するよう医師に言われました。
すべての医療費は会社の保険で支払われましたが、わたしはシグナの勧誘員がこの保険プログラムへの加入を奨めた際にこう言ったことを思い出したのです。「他の保険で支払われていても、シグナはクレームに応じることができます。」
それでわたしは必要な書類をそろえて3月2日にジャカルタのムナラカディンにあるシグナのクレーム部門にそれを宅配便で送りました。ところが、手間暇かけて必要書類をそろえたそのクレームは領収書がないことを理由に却下されたのです。わたしがシグナ側のアドバイスに応じて、病院から領収書は二回発行することができない、という表明書を添付したにもかかわらず。
わたしがこれまで納めた保険金はどうなるのですか?シグナの保険に加入しても、わたしには何の利益もないではありませんか。[ 南ジャカルタ市パサルミング在住、アドリアヌス・アグスティン ]
2010年4月12日付けコンパス紙に掲載されたシグナ保険からの回答
拝啓、編集部殿。2010年3月26日付けコンパス紙に掲載されたアドリアヌス・アグスティンさんからの投書について次の通りお伝えします。当方は4月10日にアドリアヌスさんにコンタクトして保険クレームの書類内容に関する説明を申し上げました。アドリアヌスさんのクレーム書類がすべてそろったので2010年3月17日にクレームは承認されており、問題は既に解決したと考えます。[ PTシグナ保険販売広報マネージャー、リア・スセティオ ]


「銀行内の怪異現象」(2010年6月25日)
2010年5月3日付けコンパス紙への投書"Saldo Tabungan Berkurang Tanpa Transaksi"から
拝啓、編集部殿。わたしはBCA銀行ブカシ県チカラン郡ジャバベカ支店の口座保有者です。わたしが東ジャカルタのBCAラワマグン支店や北ジャカルタのBCAアルタガディン支店でBCA銀行タハパン貯金通帳に記帳しようとしたところ、入出金データと残高の間に不一致があるので記帳は出来ない、と同じ事を言われました。
銀行窓口担当者が口座開設店へ行くように奨めるので、わたしは2010年1月25日にBCA銀行ジャバベカ支店を訪れ、同支店職員イネさんが応対してくれました。イネさんはわたしに、2009年12月15日から18日までの間入出金していないにもかかわらず残高が9,461,893ルピア減少していることに対するクレーム状を作るよう奨めました。
わたしはハローBCAに電話してこの問題を相談してみましたが、電話を受けたパンチャさんもBCAに確かめる手伝いをすると言ってくれましたがいまだに連絡はありません。進捗状況を問い合わせてみても、BCA銀行本店からどのように対応するかが指示されていないのでまだ何も行なわれていないという返事です。これまで信頼して利用していた銀行でわたしのお金がなくなったのです。BCA銀行は早急に対応してください。
銀行の貯金通帳を持っているひとは、定期的に出納と残高をチェックするよう忠告します。BCA銀行ジャバベカ支店職員の話だと、わたしの前に別の口座保有者三人に同じことが起こっているそうです。[ ブカシ在住、アグン・アリ・ウィジャヤ ]


「ルバランに向けて新札発行」(2010年7月28日)
2010年7月20日、ダルミン・ナスティオンインドネシア銀行総裁代行は少額面通貨需要に応じるために1千ルピア紙幣を硬貨に換えて耐久性を高め、500ルピアと1000ルピアを供給の主体に位置付ける方針を表明した。
新1千ルピア硬貨は国章ガルーダを片面に、そしてその裏面はGedung Sateと呼ばれる西ジャワ州庁舎をバックに楽器アンクルンを配したデザインになっている。第一回発行では7億個が生産される計画で、3億個が既に完成しているとのこと。
同時に1万ルピア紙幣も新らしいものに切り換えられる。これまで10万ルピア紙幣と似ているとの批判を受けてきた1万ルピア札は、デザインをそのままにして色をより紫がかったものに変え、10万ルピア札との違いが強調される。1万ルピア紙幣改訂版は初回発行時に8億2千万枚が印刷される計画で、国有造幣会社PT Peruriでは既に1億2千万枚が生産されている。
新しい1千ルピア硬貨と1万ルピア紙幣は2010年7月20日から全国のインドネシア銀行支店で取扱が開始された。従来の1千ルピアと1万ルピアの紙幣はもう作られることがなく、市場から中銀に自然に回収される形で流通量が減少し、新貨幣に取って変わられることになる。
ルバランには子供へのお年玉として新しくきれいなお金が使われる習慣になっており、毎年新しい少額紙幣需要が高騰するのが通例で、今年のルバランは新しいデザインの新札でその需要がまかなわれるにちがいない。またラマダン月からイドゥルフィトリ大祭にかけてのシーズンは市場通貨量が一年のピークを迎える時期でもあり、インドネシア銀行は現金ストックを126兆ルピア分ストックして需要の高騰に備えることにしている。今年のルバランシーズンの現金需要は昨年から10%アップした49兆ルピアとインドネシア銀行は見込んでいる。


「SOPはありますか?」(2010年8月6日)
2010年6月5日付けコンパス紙への投書"Peraturan BRI Tidak Seragam"から
拝啓、編集部殿。わたしはBRI銀行東ジャカルタ市デウィサルティカ補助支店顧客です。2010年3月26日にBRI銀行デウィサルティカ補助支店で100万ルピアをカウンター引き出しした際、チャージは何もありませんでした。更に2010年4月23日、今度はBRI銀行中央ジャカルタ市プラムカ補助支店で100万ルピアのカウンター引き出しを行なったとき、3千ルピアのチャージがかけられました。それについて窓口職員は、ATMで引き出す以外はチャージがかけられるのだと言いました。
たまたま他の銀行職員がやってきたのでその窓口職員がその件を尋ねたところ、やってきた男性職員は何も言わずに困惑したのです。答えようともせず、わたしをシニカルに眺めました。「BRI銀行は誠意でご奉仕します」というスローガンはどういう意味ですか?支店間で決まりが異なるBRI銀行はわたしをたいへん落胆させました。それらの支店は同じBRI銀行の組織ではありませんか。BRI銀行は決まりが一様でないのです。[ ジャカルタ在住、ソンダン・エルリナワティ ]


「銀行への顧客クレームが増加」(2010年8月13日)
銀行と顧客の間で起こっている係争は増加傾向にある。2010年上半期にインドネシア銀行仲裁局が取り扱った事件は133件にのぼった。そのうち97%はクレジットカード支払とATM支払に関連した事件で、かつてはほとんどがクレジットカード関連事件だったがチップ内臓クレジットカードへの転換が進んだ結果、ATM関連事件の比率が高まってきたとのこと。2009年は年間で231件だったので、今年は昨年よりかなりの増加になりそう。その増加傾向は顧客側の権利意識が高まっていること、そして銀行側の顧客サービス意識が高まって従来以上に協力的になっていることのふたつの要素が働いていると仲裁局チームリーダーは述べている。
事件の種類区分から件数を見ると、次のような変遷がわかる。
区分: 2010年上半期 / 2010年年間 / 2005〜2010年現在までの累計
支払システム: 74 / 88 / 337
トランスファー: 44 / 79 / 295
資金勧誘: 13 / 23 / 121
その他サービス: 1 / 30 / 58
銀行製品外: 1 / 11 / 59
合計: 133 / 231 / 870
それらのクレームあるいは係争が起こったのは国有民間の市中一般銀行がマジョリティを占め、シャリア銀行も例外でなく、また国民貸付銀行でも起こっているが数は少ない。一番リスクの高い国民貸付銀行でのケースが少ないのは銀行顧客がインドネシア銀行仲裁局まで訴え出て来ないからだが、それが本当に問題が起こっていないからなのか、それとも顧客のほとんどがこの仲裁ルートがあることを知らないからなのか、判然としない、とチームリーダーは述べている。
問題が発生した場合、仲裁局は銀行とその顧客の双方を呼んで仲裁を行なうのが通常のプロセスで、その問題に諸方面が介入すれば仲裁局は取扱を後回しにする可能性がある。チームリーダーは問題を生のまま持ち込んできてほしい、と要望している。


「高利貸し!」(2010年8月17日)
弱い民衆の苦しい生活から来る金の需要に目をつけて、「ひとの生き血を吸う」と綽名されるビジネスを行なう高利貸しの存在は昔から絶えたことがない。インドネシアにも高利貸しは山ほどいる。ジャカルタの中級住宅地内にあるワルンにふらりとやってきた男が店主と世間話をするうちに、店をああすればいい、こうすればいい、とさまざまなアイデアを提供し、そんな金はないと言う店主に金の工面はオレがつけてやる、とさも協力的に話を進め、金を借りたらその男が借金取りに豹変したという話もあちこちで耳にする。普通の金利率なら融資勧誘が詐欺っぽいという程度の話になるだけだが、市中金利率の数十倍も吹っかけられたらこれは悪徳高利貸しの術中に落ちたというものだ。ひと月25%の金利率であれば、銀行界一般市中勤利率の10〜20倍になる。
そのような詐術を個人で行なっている高利貸しもあれば、低所得層民衆の暮らしを援護するという財団の名前をつけた旗を掲げて行なっている手合いもおり、いずれにせよ高利貸しの勧誘手法は既に詐欺行為そのものとなっているようだ。
昔は高利を承知で庶民が金を借りるというパターンのほうが多かったようだが、今は高利貸しが積極的に融資先を求めて街中を徘徊している。この変化はいったいどこから出てきたものなのだろうか?


「銀行は高利貸し」(2010年8月17日)
2010年6月25日付けコンパス紙への投書"Bunga Kredit dan Deposito"から
拝啓、編集部殿。例年のように2010年の株主総会で、銀行界は巨額の利益をあげたことを自慢げに言い立てています。巨額の利益があがったため、取締役も監査役もボーナスの恩恵に浴します。マンディリ銀行は850億ルピアをバギバギ、ダナモン銀行は550億ルピア、そしてBTNもほぼ160億ルピア。
そのボーナスは銀行ビジネスで大儲けを成しとげた経営者たちの権利ですが、その巨額の利益は誇りとするにふさわしくないものであることをかれら銀行家、そして通貨オーソリティからそれら銀行の株主のみなさんに肝に銘じておいてほしいと考えます。なぜなら、その利益は金融機関としての機能を最適化させて得られたものではないからです。
貸付金比率が75%に満たないような状態で、そんな巨額の利益をどうやって獲得できるでしょうか?それは定期預金金利を年間わずか6%しか与えない一方で高利率の貸付金利を取り立てているという事実に映し出されている通り、消費者に対する搾取から得られたものなのです。
たとえばわたしは今ある銀行の債務者になっており、年間14%の金利率が課されています。この債務はもう2年半続いており、当初の金利率は全然下がっていません。市場金利が下がれば、毎年の見直しに従って貸付金利も下がる、という契約時の約束だったというのに。
つまり6〜7パーセントという貸付金利率と預金金利率の差は外国で一般的な2〜3パーセントに比べてあまりにも大きいということです。わが国の銀行界は効率やプロフェッショナリズムからかけ離れたところにいます。むしろ高利貸しに近いと言えるでしょう。[ ジャカルタ在住、ハイルル・アズハル ]


「銀行でさえ、コインはお金じゃない」(2010年9月10日)
2010年7月29日付けコンパス紙への投書"BRI Tolak Setoran Uang Koin"から
拝啓、編集部殿。2010年6月21日午前8時20分ごろ、わたしはブカシのプルマタ病院内BRI銀行出納窓口で入金を行ないました。しばらく待たされた末に自分の番が来たので、わたしは106万7千ルピアを入金しようとしましたが、現金のうちのコイン分8万3千ルピアの受取りを窓口係員は拒否しました。理由を尋ねてもあいまいなでっちあげをあれこれ言い訳するばかりです。
BRI銀行は現在流通しているものであってもコインのお金を受け取りたくないということですか?その入金はBRI銀行からのローンを返済するためのものだったのです。[ ブカシ在住、スラムッ・エンダルト ]
2010年9月1日付けコンパス紙に掲載されたBRI銀行からの回答
拝啓、編集部殿。スラムッ・エンダルトさんからの2010年7月29日付けコンパス紙に掲載された投書について、BRI銀行は次の通りお知らせします。BRI銀行は利用者のあらゆる必要を満たすためのサービスを行なっており、コインの取扱いももちろんそこに含まれています。しかしあの問題が発生したとき、BRI銀行のオンラインネットワークでタイムアウトトラブルが起こったため、顧客への最大限のサービスが行なえませんでした。
BRI銀行カスタマーレスポンスセンターはスラムッ・エンダルトさんと連絡を取り、体験された不快な出来事に対して謝罪いたしました。本人はそのことをご理解くださり、問題はこうして解決されました。[ BRI銀行企業秘書部長、ムハマッ・アリ ]


「勧誘者は障害要因を隠す」(2010年9月17日)
2010年7月17日付けコンパス紙への投書"Biaya Pencairan Uang di HSBC"から
拝啓、編集部殿。プロモーションに惹かれて、わたしはこの2月にHSBCアドバンス口座をHSBCスマラン支店に開きました。そのプロモーションでは、最低2千万ルピア相当以上の外貨を口座に入れれば月次費用5万ルピアはチャージされないそうです。そのときわたしは3千ユーロ紙幣を直接口座に入れました。
6月中旬、わたしがその口座から3千ユーロをルピアで引き出そうとしたとき、問題が発生しました。3千ユーロを引き出すのに銀行側が38.8ユーロのチャージをかけてきたのです。これにはビックリしました。口座を開設したとき、そんなことは一言も耳にしなかったのですから。そのチャージは引き出し金額の1.29%に該当します。わたしが抗議すると担当者はいともあっさり、HSBC銀行のシステムはそうなっているのだ、と言いました。これは銀行利用者が外貨口座を開くよう誘導し、口座の残高を引き出そうとすると法外なチャージをかけて儲けようという銀行のトリックなのでしょうか?[ スマラン在住、テディ・ハルトノ ]


「またまた藪の中」(2010年9月24日)
2010年6月16日付けコンパス紙への投書"Penagih Kartu ANZ Keterlaluan"から
拝啓、編集部殿。わたしは2008年以来のANZカード保有者です。これまでトラブルが起こったことはなく、ANZへの分割払いプロセスも問題ありませんでした。ところが2010年5月19日12時10分ごろ、予測もしなかったことが起こりました。返済滞納金1,674,000ルピア請求書を持ってバンドンからデットコレクターがわたしのところへやってきたのです。ANZコールセンターの(022)731900に電話したところ、電話に出たエリナさんはわたしのカードに問題はないと明言しました。ANZ銀行はこの事件にどう責任を取ってくれるのですか?そのデットコレクターがわたしの目の前にいるというのに、コールセンターが言った「デットコレクターは無視してください」という言葉だけで問題が終わるとでも言うのですか?大勢のひとから注目の的になったわたしの恥辱はどうなるのですか?
ANZとデットコレクター管理者の間に協力関係はないのですか?そんなことだから、ANZ銀行顧客がデットコレクターの好き勝手な暴論で恥をかかされるのです。ANZ銀行カード保有者は十二分に注意を払い、そして警戒してください。ある日突然ANZ銀行クレジットカード保有者のところにデットコレクターがやってきて、公衆の面前で恥をかかされるのです。たとえいつも期限内に満額の返済をしていても。[ 西ジャワ州チレボン在住、モニカ・モナワティ ]
2010年8月4日付けコンパス紙に掲載されたANZ銀行からの回答
拝啓、編集部殿。2010年6月16日付けコンパス紙に掲載されたモニカ・モナワティさんの投書に対する回答は次の通りです。当方の調査によれば、ANZの債権回収担当者がモニカさんを訪問したのはモニカさんに電話で返済をリマインドするのが困難だったからです。現在当方はモニカさんからの返済を、当方の請求書通りに受領しています。[ ANZカードセンター、サービスセンター課長、メイディ・グナワン ]


「金がからめば道理は消える」(2010年9月27日)
2010年8月23日付けコンパス紙への投書"Teror Telepon Bank HSBC"から
拝啓、編集部殿。ここ数週間、わが家はHSBC銀行のデットコレクターによるテロのターゲットになっています。ところがデットコレクターの債権回収相手はわが家でなくご近所さんなのです。わが家の電話番号はテルコム108の番号案内で容易に入手できます。
ご近所さんの債務問題はわが家とまったく関係ありません。そのひとがクレジットカードを申請したことすらわたしは知りませんし、問合せ先にもなっていないのですから。
ところがHSBC銀行側はそんなことなど知ったこっちゃないという様子です。「ご近所さんが払わないなら、HSBC銀行はこの家をずっとテロの対象にする」とデットコレクターは公言しました。HSBC銀行は口座オーナーとの問題解決にもっと威厳のあるやりかたが取れるはずです。脅迫行為はやめてください。[ ブカシ市在住、トリアナ・ロサンティ ]


「他人は脅かしてでも利用するのがゴロツキ道」(2010年10月21日)
2010年9月24日付けコンパス紙への投書"Penagih Utang Teror Tetangga"から
拝啓、編集部殿。わたしの妻は二ヶ月ほど前に出産しました。その妻が、家にやってきた背広姿の大柄なふたりの男からショックを受け、強い恐怖を抱くようになりました。その招かざる客はわが家に何の関係もなく、かれらの用事は既に引っ越した隣の住人に関係したものだったのです。
隣の住人に会えなかったため、かれらはわが家を訪れました。わたしの妻と赤児そして上の子供はたまたまそのとき家にいました。妻はふたりの男に礼儀正しく応対し、隣人はいまその家におらず、その家は売りに出されていることを説明しました。妻の話を聞いたふたりはたいそう不満げな様子を示し、かれらが来たのは隣人の自動車ローン支払が停まっているのでその督促をするためだ、と打ち明けました。そして自分たちはBCA銀行から来た者であり、その隣人の所在を一緒に探すようにと妻に強要したのです。
わたしと妻の知っている限りでは、その隣人はスラバヤに引越しました。妻はそう説明してそれ以上詳しいことは何も知らないと言いましたが、すると男たちのテロが始まったのです。「協力したくないと言うのなら、隣の家は取り壊されるが、そのときにいろんなことが起こるだろう。われわれも奥さんに問合せし続けるからな。」かれらはそう言ったのです。[ スルポン在住、ムリアマン ]


「結果は出さない・求めない」(2010年10月22日)
2010年9月20日付けコンパス紙への投書"Penanganan Uang Raib di BRI"から
拝啓、編集部殿。2010年7月2日、わたしの母のBRI銀行口座残高が100万ルピア減りました。母にそのお金を引き出したおぼえはなく、母は7月5日にBRIの口座開設支店にその問題を届け出ました。
銀行のユニット責任者が母に会い、調査が行われるようクレーム状を作って欲しいと求められました。そのあと、母の口座の取引明細プリントアウトを銀行側が出してきました。何者かが母の口座からお金を引き出したときのデータでは、ATMコード/取引コードが0359813となっており、いつも母が最寄のBRI銀行ATMからお金を引き出したときの31xxxxxというコードとは明らかに違っています。そのことを尋ねたところユニット責任者は、自分にはその内容を見る権限はない、と言うのです。結局母はプリントアウトだけをもらい、一週間後にBRI銀行の方から電話します、と言われて帰宅しました。
一週間後にかかってきた電話は、BRI銀行の支店では母の事件をこれ以上手助けすることはできず、この先はBRI銀行本店の領分になる、という説明だけでした。そして相手はCC BRI 14017に電話するようにと奨めたのです。母はそこに電話し、クレーム受領番号1286051というデータをもらい、二週間待つよう言われました。二週間後に電話すると、まだ調査中なのでもう一週間待つように、という返事です。一週間後に母が電話すると、まだ調査中なので一週間後に電話してくれと言われました。その一週間後にまた電話すると、この調査はBRI銀行のものでないATMが関わっているので長い時間がかかる、という返事でした。BRI銀行口座利用者のクレームへの対処はこれがスタンダードなのですか?[ 中部ジャワ州チラチャップ在住、ダナン・イスティアジ ]


「効率の優れた7銀行はこれ」(2010年10月28日)
効率的な銀行事業を行なっている7銀行に対してビジネスインドネシア紙がバンキングエフィシェンシーアワード2010を授与した。評価ポイントはマネージェリアル・オペレーショナル・事業スケール効率・テクニカル効率の四つ。
評価対象になった国内121銀行の中で次の7銀行が高いポイントを得た。PT Bank Panin Tbk, PT Bank UOB Indonesia, Bank of China Ltd, Deutsch Bank AG, Standard Chartered Bank, The Bank of Tokyo Mitsubishi UFJ Ltd, PT Bank Syariah Mandiri。 この評価の土俵に載るための条件はまず事業業績がポジティブであること、最低CAR12%がクリヤーされていること、不良債権率が5%未満であること、貸付金比率が50%を超えていること。
第一次選考では70行が残り、更に選考が進められて最終的に7行が最優秀の折り紙をつけられた。インドネシア銀行副総裁はビジネスインドネシア紙のこの企画を賞賛し、マスメディアひいては国民の銀行監視によって銀行界の健全さがますます高まることになる、とコメントした。「このような企画によってどの銀行が優れた業務を行なっているかが国民の眼前に開けっぴろげになる。国民教育にとっても効果の高いものだ。」中銀副総裁はそう評している。


「外国資金に依存するインドネシア銀行界」(2010年10月29日)
インドネシアの銀行界は外資にたいへん開放的であり、資本金シェア99%まで外資に認められている。その結果2009年の銀行界外資シェアは、外国銀行・外資合弁銀行・外資の入った国民系民間銀行の資産が全体の45%に達している。国有銀行は38.5%、国民系民間銀行8.5%、地方開発銀行7.9%という現状を見ると、インドネシアの銀行界は外資に支えられているようなものだ。1999年は、外銀と外資合弁の資産は11.6%で国有銀行の49.5%に比べて微々たるものだったが、この10年間の変化には目を見張るものがある。資産だけでなく、国民から集めた第三者資金にしても、外銀と外資合弁は43.5%のシェアを占めており、国有銀行の39.8%をしのいでいる。マンディリ銀行チーフファイナンシャルオフィサーは現状をそう説明した。銀行業界者は国内のそんな状況に比較して外国にインドネシアの銀行が進出する場合の狭き門が不公平であるとの不満を抱いており、進出を受け付けない国から来ている銀行に対して報復措置を取れと政府中銀に苦情しているのが実態だ。ところで金融資本市場アナリストのひとりは、いま国内で回っている通貨量の35.8%は外資に由来するものであると語っている。


「金貸し商売の奥義」(2010年11月15日)
2010年9月23日付けコンパス紙への投書"Jangan Tergiur Penawaran KTA dan Kartu Kredit"から
拝啓、編集部殿。最近、SMSによる無抵当ローンのオファーがたいへん活発になっており、わたしは異なる発信者から一週間に9件ものSMSを受信しました。金額は5百万ルピアから1億5千万ルピアまであり、金利は月間1.5%というフラット利率です。
ローンの条件はKTP(住民証明書)のフォトコピーとクレジットカードがあれば十分で、ローンはすぐに降ります。当然、信用分析などありません。クレジットカードを入手するのも、たいへん容易です。ジャカルタのモールはほとんどこでもクレジットカード発行者のセールスマン/セールスガールが数人いてモール訪問客にカードを奨めます。かれらは往々にして消費者に無理強いしながら後をついてまわったり、あるいは専用カウンターをオープンしたりしています。クレジットカード作成の条件も簡単で、KTPのフォトコピーだけで十分なのです。月収が2百万ルピアしかないひとがさまざまな銀行が発行した8枚のクレジットカードを持ち、数千万ルピアのクレジット上限を有しているのは実に驚愕ものです。クレジットカードをたくさん持っているひとには、無抵当ローン枠が数億ルピアに跳ね上がります。無抵当ローンの金利率は1.5%で、月間3.25%というクレジットカード金利率より好条件。
年間金利率になおせば、無抵当ローンは18%、クレジットカードは39%です。返済金利率が低く、ルバラン前・新学期・その他消費目的の資金が必要なひとにとって、無抵当ローンは魅力的でしょう。実際、借入者は分割返済能力がなくなって返済不能に陥ることが少なくないことも確かです。[ ジャカルタ在住、ブンタリ ]


「勧誘は甘く、請求は辛く」(2010年11月16日)
2010年9月2日付けコンパス紙への投書"Penawaran Kredit dari ANZ"から
拝啓、編集部殿。2010年8月6日15時ごろ、ひとりの女性がわたしの携帯電話に、電話番号081319968xxから電話して来ました。その女性の名前は覚えていませんが、ANZ銀行クレジットカードのマーケティングだと名乗りました。
その女性はわたしにANZ銀行クレジットカードをオファーしましたが、わたしは即座に拒否しました。いったいどこからわたしの携帯電話番号を入手したのか尋ねると、この番号はANZ銀行マネージメントから教えられたものだと答えたのです。その女性の話し方や言葉使いはあまりよい印象を与えるものでなく、わたしは不愉快でした。ANZ銀行はいったいどのようにしてわたしの電話番号を入手したのでしょうか?
わたしはこれまでANZ銀行と何事にかかわらずコンタクトしたことがなく、またいかなる銀行のクレジットカードも持ったことがありません。
消費者にクレジットカードを持たせるときだけ甘い言葉を山盛りし、支払遅れや未払いが出るとその請求に際して正反対の態度を示す銀行と関係を持つ気はありません。[ ジャカルタ在住、エルナワティ ]


「生命保険クレーム却下」(2010年11月22日)
2010年9月1日付けコンパス紙への投書"Nasabah Asuransi Manulife Meninggal"から
拝啓、編集部殿。2008年8月21日、わたしの兄は著名な国民系民間銀行を通してメディカルチェックアップなしにマニュライフ保険製品プリマジャガに加入しました。2009年11月23日、兄は死去しました。兄を診察した医師は、肺浮腫と尿毒症性症候群によると診断しました。
6ヶ月間費やしたクレームプロセスは、そのふたつの病因は被保険者が抱いていた高血圧によるものであるという理由で却下の結末に至ったのです。レジュメは2006年9月9日のハジ巡礼パスポートとわたしの地元で診療クリニックを開いている村医から得たものでした。
死因でなく病因を探し回って、マニュライフは保険加入者に対してどうして責任逃れをしようとするのか、そのことを尋ねたいと思います。購入したのは純然たる生命保険なのです。死亡したのに保険金が支払われないのなら、いったい何のための生命保険なのですか?
オリジナル書類に基づく遺族の権利も無視されました。マニュライフ側はすべてオリジナル書類をそろえるよう要求しました。ところがクレームが却下されたのでオリジナル書類の返却を求めたところ、マニュライフ側はそれらすべてが自社証憑であるという理由で返却を拒絶したのです。
インベスター誌2010年7月号でインドネシアのナンバー2生保会社に位置付けられているマニュライフにそんな権威を呈するのは本当にふさわしいのでしょうか?[ バンダルランプン在住、コイマ ]
2010年9月9日付けコンパス紙に掲載されたマニュライフからの回答
拝啓、編集部殿。コイマさんからの2010年9月1日付けコンパス紙に掲載された投書について、マニュライフインドネシアは去る7月20日にコイマさんならびに他の親族の方々にお会いして、そのクレームが却下されたことやそれに関連する他のことがらに関する説明を申し上げました。
クレーム却下の根拠となった例外条件は被保険者であるコイマさんのお兄さんとその保険加入時点で合意されていました。[ PTマニュライフインドネシア生命保険カスタマーサービスコミティヘッド、ユアン・クルニアワン ]


「流入外資の長期資金化政策」(2010年11月27日)
ルピアレートの安定化をはかっているインドネシア銀行は、これまでルピア暴落の原因のひとつになっていた外資の集中豪雨的流出をやわらげるために、従来からの短期資金ツールを少しでも長期化させようとしていくつかの政策を開始した。
そのひとつは中銀債で、2010年11月10日の競売から3ヶ月もののオファーを停止して6ヶ月と9ヶ月に集中させることにした。またこれまで1ヶ月ものしかなかった中銀タームデポジットに2ヶ月ものを追加した。今後は中銀債3ヶ月ものと1ヶ月未満のタームデポジットは必要が生じたときだけの特殊バージョンとして使われる。
インドネシア銀行の報告によれば、2010年11月5日の中銀債投資残高は3ヶ月ものが118.9兆ルピアで総計225.0兆の53%を占め、6ヶ月もの98.96兆、9ヶ月もの7.1兆という配分になっている。残りはシャリア中銀債だ。11月10日に行なわれた中銀債競売では6ヶ月ものに42.2兆ルピア、9ヶ月ものに17.8兆ルピアの資金が集まった。タームデポジットは残高25.6兆ルピアで、一週間前の105.5兆から激減したのは中銀預託金の率が11月1日から引き上げられたことに関係している。
インドネシア銀行はまた、中銀債の二次市場への再販に対して2ヶ月間の保有義務期間を設けることにしたため、中銀債を購入した外資がいつでも資金をインドネシア国外に引き上げられる状況は遠いものとなった。それに追い討ちをかけるかのようにその翌日11月11日、インドネシア銀行は更に中銀債の保有義務期間を3ヶ月に延ばし、タームデポジットも1ヶ月ものと2ヶ月ものをやめて3ヶ月ものに替えた。


「どうして個人データを収集するのか?!」(2010年11月30日)
2010年10月2日付けコンパス紙への投書"Transaksi Kartu Kredit dengan KTP"から
拝啓、編集部殿。去る8月31日、わたしは西ジャカルタ市のモールタマンアングレッ(Taman Anggrek)にあるモンブランショップで2,916,000ルピアの財布を購入しました。支払いはANZ銀行のプラチナマスターカードを使いました。
女性店員はわたしのクレジットカードを受取り、「確認させていただきます。」と言ったのでわたしは、この店はまだスライド式リーダーを使っておりクレジットリミットや取引の可否を確認する必要があるのだろうと思ったのです。ところがその店ではスワイプ方式が使われており、2,916,000ルピアの取引スリップが早速作られました。つまり取引は承認されたわけです。次に店員が何をしたかというと、マンディリ銀行に電話して取引の確認を行ないました。
わたしが不服を抱いたのは、店員がクレジットカード保有者であるわたしのKTP(住民証明書)番号を要求したことでした。わたしは即座に、その財布の購入をキャンセルしました。店員はもう一度わたしのクレジットカードを受取り、さっき行なわれた取引のボイド処理をしました。クレジットカード取引が成功したというのに、更に電話で確認を行い、KTP番号データまで取らなければならないのですか?[ 南ジャカルタ市クバヨランバル在住、デフィ・タウリサ ]
2010年11月9日付けコンパス紙に掲載されたANZ銀行からの回答
拝啓、編集部殿。デフィ・タウリサさんからの2010年10月2日付けコンパス紙に掲載された投書について、次の通り説明申し上げます。当方はデフィさんにコンタクトし、取引のキャンセルが確かに行なわれたことを説明しました。デフィさんにとって心配するべきことはありません。
取引時点でKTP番号のようなアイデンティティの提示を求めるのは、取引を行なった人物が本当のカード保有者であるかどうかの確認をするためであるとともに取引の安全を確保するためで、それは通常よく行なわれていることです。デフィさんは当方の説明を了承してくださり、これにて問題は落着いたしました。[ ANZカードセンターサービスセンター長、メイディ・グナワン ]


「アブナイ銀行任せの返済スケジュール」(2010年12月1日)
2010年10月19日付けコンパス紙への投書"Cicilan KTA Memberatkan"から
拝啓、編集部殿。わたしは無抵当ローン利用者で、もう5年近く割賦返済を続けています。最初そのローンはABNアムロ銀行からの借り入れでした。
2006年に1千万ルピアを借り入れたのです。返済状況が優良だったために追加で2,650万ルピアの借り入れがオファーされました。しかし最初の借り入れが完済していないので、わたしは1,950万ルピアだけ追加借り入れしました。追加借り入れにサーベイは行なわれず、ただ電話を通してすべてが行なわれたのです。その追加ローンは契約書もなく、返済スケジュールも明らかにされませんでした。2年経過後、割賦返済がいつ満了するのかをわたしは尋ねました。ところがなかなか回答がもらえないのです。ABNアムロ銀行はRBS銀行になり、更にANZ銀行になったから、というのがその理由でした。長い時間をかけたプロセスのあと、やっと回答が出てきました。それによるとまだ48ヶ月の返済期間が残っているのです。わたしはもう33回も毎月1,005,500ルピアを返済したというのに。わたしはANZ銀行宛てに抗議書を出しましたが、反応はまだありません。[ ブカシ市在住、ヌルハヤティ ]


「外国からの金融投資に課税」(2010年12月17日)
インドネシアの金融商品に投資する外国からのホットマネーが続々と流入しており、対米ドルルピアレートは上昇を続けている。このホットマネーが一斉に引き上げられればルピアレートの暴落につながることから、中銀はその外資を長期資金化しようとしていくつかの政策を新たに設けた。
それとは別に、その外国からのホットマネーに対して課税することを国会が政府に求めている。国会第11委員会副議長はこの問題について、ホットマネーへの課税は以前から検討されている事項であって、それが将来の負担にしかならないものとするよりは国内経済に利益をもたらすものにしておくべきだ、と課税の理由を述べている。金融商品のみならず、中銀債にも課税せよ、との弁。
財政政策庁は外資の一斉引上げの防止対策のひとつとしてその課税方針をあげている。その課税は新しいポートフォリオだけを対象にするのでなく、インドネシアの緩やかな財政システムをこれまで享受してきたものをも対象にするとのこと。この方針によって海外投資家はインドネシアの経済開発に貢献することになる、と財政政策庁はコメントしている。


「ATM機どろぼう」(2010年12月22日)
ミニマーケット店内に設置されているATMが運び去られるという盗難事件が発生した。デポッ(Depok)市カリムリヤ町にあるミニマーケットチェーンのインドマルッ(Indomaret)店に2009年以来設置されているBCA銀行ATMが夜間何者かによって奪い去れた。そのATMマシーンには3.26億ルピアの現金が入っていた。
事件の第一発見者は2010年11月28日午前6時に出勤した店長で、店の入り口ドアが開いており、店内のATMマシーンが設置されていた床は剥げ、丁度それが倒れたと思われる位置の床がひび割れていた。また店内の商品棚の一部がひっくり返されて商品が散乱していた。ATMマシーンは四輪自動車で運び去られていることから、犯人は5人以上のグループだったのではないか、と推測されている。ATMマシーンを運び出すのは4人以上いなければ無理で、またそれを車に積込むさいに車を動かす必要があったために、警察では犯人グループの概要についてそう推定している。
このインドマルッ店は営業時間が毎日7時〜22時で、カリムリヤ町周辺は午前3時ごろもっとも寂しくなることから、犯行時間はそのあたりの時間帯だったのではないかとのこと。ちょうどATMマシーン設置場所の上に防犯カメラが置かれていたが、犯人一味が操作したらしく、犯行時の映像は何も写っていなかった。犯人一味はゴムぞうり3対とかなてこ2本を現場に残していた。
それから二週間ほど経た2010年12月11日、ブカシ県北部のアリンダクンチャナプルマイ住宅地区内にあるミニマーケット、アルファマート店内に設置されているBRI銀行ATMが複数の犯人によって持ち去られる事件が起こった。ATM内には現金1.14億ルピアが入っていたと報告されている。
11日深夜の午前3時20分ごろ、店に隣接している従業員寮で寝ていた店員のひとりが、店が妙に騒々しいことに気付いて調べに出た。表から見たとき、店の表扉は閉まっていたが、近寄ったところ南京錠が破られているのに気付き、店内に入って様子を調べた。そのとき賊は既に仕事を終えて逃げ去ったあとだったようだ。そして店内に設置されているATMマシーンが姿を消しているのを見てかれは驚いた。
警察の報告によれば、一味がATMマシーンを運び去る前、住宅地の路上にいた4人が正体不明の男たちに拉致され、手持ちの現金や携帯電話器を奪われるという事件が起きている。被害者の4人は31歳のコーヒーワルンオーナー女性、75歳の住宅地警備員、22歳と37歳の住人男性で、かれらは路上で短銃と長銃を持っている男たちに呼び止められ、無理やり車に押し込まれたあと、金目のものを奪われて住宅地からかなり離れた空地で下ろされた。警察はそれらの事件が同一グループの犯行ではないかと見ている。


「これも讒言なのだろうか?」(2010年12月29日)
2010年10月26日付けコンパス紙への投書"Tabungan di Bank DKI Dibobol"から
拝啓、編集部殿。2009年9月10日、わたしはラヤクンバガン通りにあるDKI銀行西ジャカルタ支店で1億ルピアを借り入れました。ローン返済期間は60ヶ月で、毎月250万ルピアの返済です。借入金はDKI銀行のわたしの口座に入れました。ところが一ヵ月後、わたしに何の通知もなくそのお金が引き出されていたのです。
わたしがその問題を届け出ると、奇妙なことに、その日のうちにその口座を破ったのはDKI銀行ピントゥブサールスラタン支店のキャッシャー職員であったことが明らかになりました。そしてわたしはピントゥブサールスラタン支店長にコンタクトするよう奨められました。それから銀行側はレターヘッドでない普通の紙に犯人の名前も証人の名前もなくまた社印すら押されていない最初の約定書を作りました。その約定書には、口座から落とされた金額と引き落とし日付だけが記載されていました。2010年7月8日、その問題が未解決なままの状態で次の問題が発生しました。DKI銀行西ジャカルタ市役所支店カスタマーサービスによると、わたしの口座は西ジャカルタ市ダアンモゴッ支店のATMを使って9回引き落としを行なうことで破られたそうです。この問題はいまだに解決していません。[ タングラン市プリウッ在住、ジュバイル ]
2010年11月16日付けコンパス紙に掲載されたDKI銀行からの回答
拝啓、編集部殿。2010年10月26日付けコンパス紙に掲載されたジュバイルさんからの投書についてお伝えします。DKI銀行マネージメントはジュバイルさんと連絡を取り、ジュバイルさんはあの投書を書いておらずまた送ってもいないことを表明されました。そのことについてジュバイルさんは誓約書を作られています。
DKI銀行の資金決済問題については、DKI銀行マネージメントがサポートして既に解決しています。問題はこれにて決着いたしました。[ DKI銀行コーポレートセクレタリー、ロミ・ウィジャヤント ]