「豪雨に警戒警報」(2018年07月04日) 中部インドネシア地域で雨雲が活発化しており、多量の降雨が発生している。南スラウェ シ州ワジョ県では過去十日間に7郡がバンジルに見舞われた。これはマカッサル海峡で生 じたサイクロン風パターンの影響によるもので、風とバンジルの被害は現地の地形がもた らした要因も無視できない、と地学気候気象庁が報告した。 ワジョ県は前を海、後ろを高い山地が包んでいて、湿った気団がその地域に溜まる傾向が 高い。早朝から夜明け前にかけて山からの風と海風が激しく衝突する結果、多量の雨が降 ることになる。ワジョ県の降雨量は6月19日以来高めに推移しており、県下7郡の農地 や住宅地でバンジルが発生し、また街道も切断された。 ワジョ県は本来なら6月第3週に乾季に入っているはずであるというのに、今年起こって いるこの現象は、現在中部インドネシア地域を覆っているマッデンジュリアン波動が湿っ た空気を運んでいるための異常気象だ。同じ現象はクンダリ、コラカ、シンケップ、ダボ など、やはり乾季に入っているはずのスラウェシ島中部地域でも観測されている。 今インドネシアに強い勢力を及ぼしているオーストラリアモンスーンはマッデンジュリア ン波動が特に中部インドネシア地域で強まる方向に導いている由。スラウェシ州を覆って いる現在の気象状況はこの先三日間、継続するだろうとの予報になっている。同時に予報 では、東カリマンタン・南カリマンタン・マルク・北マルク・西パプア・パプアの中部イ ンドネシア地域にある諸州に対しても、豪雨に警戒するよう警告している。