「多種の言葉がすべて同義語!?」(2020年02月26日) ライター: 短編作家、メディア就労者、レイニーMPフタバラッ ソース: 2018年11月10日付けコンパス紙 "Banting Harga Banting Istilah" ますます激化するビジネス競争の中で、rabatやkortingといった言葉はどこに行ってしま ったのだろうか。スーパーマーケットや百貨店でそれらの言葉を見つけ出すことはまった く不可能になっている。ビジネス界における言語戦争という競争からそれらの言葉は駆逐 され、インドネシア語辞典の中深くしまい込まれてしまったのだ。diskonという同義語が より好まれている。 スーパーマーケットに入ると、われわれの目は往々にして大安売り商品ワゴンに引き寄せ られる。そこにはHARGA PROMOと大文字で大書された小さい札が置かれ、5メートル先か らでもはっきりと読むことができる。本来の価格を意味する業界用語harga normalを意図 して書かれた数字は棒線が引かれ、もっと廉い値段が書かれている。別の商品陳列台には さまざまな台所用品が並べられてSaleの札が置かれ、化粧品の棚には全商品15%diskon の表示がかかっている。 スーパーマーケットや百貨店で買い物するとき、harga promo, sale, diskonの表示はあ ちこちで見つかる。しかし、もっと注意深く見てみるなら、harga promo(si?)、sale、 diskonなどの言葉はどう意味が違っているのだろう?obral(廉価大販売)を意味する saleとdiskonは何が違っているのか? 素人であるわたしの理解では、harga promosiというのは市場に新たに投入された新商品 をプロモートするために付けられた価格であるはずだ。だからharga promosiはharga normalと違い、特定期間に限定された割引価格なのである。消費者が試しに買ってそれ を愛用するようになってくれることを目的にしている。カラワン海域で起こったライオ ン航空PK−LQP事故の後、同社はジャカルタ⇒シンガポール航空券を10万ルピア のharga promosiで販売した。ジャカルタ⇒シンガポール旅行需要閑散期のため、消費者 を引き寄せることを目的にしていたのは明白だ。 sale? この単語は国語センターKBBIに採録されているobralに替えるほうがよい。英 語かぶれのsaleよりも、obralのほうが響きがよい。ところが商業界は購入者をサービス を与えるべき王様の位置に、しかも社会階層の上位者に置いているのではなかったか。 購入者は成功者であるというイメージを打ち立てる必要がある。英語を使うこともその 手管のひとつだ。 しかし次のような言葉をどのように区別すればよいのかが往々にして困難になる。問題は そこにあるのだ。harga cuci gudang, harga bersih-bersih, harga diskon, sale, harga promosi。 購入者にとってharga cuci gudangはmembanting hargaを行って全在庫を一掃処分するこ と、つまりobralのためのhargaを意味している。新モデルの製品を売り出すとき、旧モデ ルの在庫は一掃処分が行われるのだ。面白いのは、cuci gudangであれ、diskon販売であ れ、販売競争の場ではsaleの語が使われるのである。 購入者を惹きつけるためには、harga diskon, harga cuci gudang, sale, harga promosi の意味の違いなどどうだっていい。一年前にオープンしたあるベーカリーチェーン店は、 種々の商品の写真をプリントしてHARGA PROMOSIと大書した垂れ幕を相変わらず吊るした ままだ。綴りはすべて大文字で、しかも特大サイズ。その店がオープンしてから一年が経 過しているにもかかわらず、harga promosiが継続的に使われている。現実には、その店 の商品のプロモーション期間は一年も満たないうちに終わっている。そのベーカリーチェ ーンの別の店で価格をチェックしたところ、まったく同一価格であることが判明した。そ こでは、harga promosiという言葉は購入者を惹きよせるための一種の詐称として使われ ている。