「署名偽造を勧める役人」(2016年09月23日) 2016年4月13日付けコンパス紙への投書"Saran Memalsukan Tanda Tangan"から 拝啓、編集部殿。祖父名義の家の土地建物税軽減措置を申請するために、わたしは16年 4月1日に南ジャカルタ市庁舎を訪れ、ご婦人の職員が応対してくださいました。わたし は前日の3月31日に既にそこを訪れており、そのときは背の高い、清潔で丁寧な中年の 男性が応対してくださいました。 わたしが持参した書類をチェックされたその男性は、滞納はなく、また書類もほぼ完ぺき だが、課税対象になっている家屋の写真が付いていないので、それを持ってきてください、 と要請しました。 それでわたしは家屋の写真を持って4月1日に再度市庁舎を訪れ、そのご婦人に相対した ということです。ところがそのご婦人は、昨日提出した表明書のフォームを新しいものに 変えろと言うのです。 「どうしてそれを昨日言ってもらえなかったのでしょうか?こうやって毎日行ったり来た りするのは大変なんですよ。」とわたしが苦情すると、その婦人はいとも簡単に言いまし た。「新しいフォームに書き込んで、おじいさんのサインはなぞり書きすればいいんです よ。」 それは署名を偽造せよということではありませんか。 公務員である市庁職員が何という大それたことを言うのでしょうか?バスキ・チャハヤ・ プルナマ都知事が体質改善を強力に進めているというのに、首都の役所はほんとうに腐り きっていますね。[ 南ジャカルタ市在住、アルヨ・ヌグロホ ]