「自動車過剰対策の決め手はこれ」(2016年09月26日)

2016年5月31日付けコンパス紙への投書"Pajak Progresif Jabodetabek"から
拝啓、編集部殿。日本の東京や大阪では、自動車を一台持とうとしても厳しい条件にいろ
いろ直面するそうです。高い税金、さまざまな課金、罰金までも。駐車するだけでも難し
く、料金はめちゃ高。

走行時の礼儀作法はまた別にあり、一級道路や自動車専用道では流れに乗らなければなり
ません。平均速度が時速80キロなら、それより早くも遅くも走ってはいけないのです。
そんなことをすれば、交通警察がやってきます。

自動車が3割以上壊れたら、修理工場へ持っていかないこと。牽引費用と修理費が新車の
価格を超えてしまいます。役所へ届け出れば、あなたの車を解体所に牽引して行ってくれ
ます。


ジャカルタはそんな東京や大阪とまるで正反対。税金が廉いので、市民はまったく自由に
車を持てます。駐車料金も廉く、路上走行も好き勝手。低速でノロノロやっても、高速で
突っ走っても、お好みのまま。自動車専用道で動かなくなれば、無料牽引車が最寄りの修
理工房に運んでくれます。

去る5月7日12時、わたしは104.6FMラジオで都内全域が交通渋滞に陥ったニュ
ースを聞きました。それもそうでしょう、首都圏の住民の大部分が車を持ち、多い人は2
台も3台も持っているのですから。

都庁とボデタベッ各自治体首長は協議して、自動車税を極端な累進方式に変える新たな条
例を制定するときが来ているのです。たとえ税額は現行のままでも、最初の1台はその1
00%、2台目は200%、3台目300%、4台目400%・・・

ccとボリュームのコンビネーションを厳密に計算し、ccの小さい大型車は1ランク上
の税額を適用するのです。この極端な累進課税方式は、大幅な税収増をもたらすでしょう。
自分の車を売却するひとは、購入者がすぐに名義変更するよう要求するはずです。名義変
更費用・売買時の付加価値税(PPN)と奢侈品税(PPnBM)の納税が起こるでしょ
う。


都庁のナンバープレート奇数偶数政策は絶対にうまくいきません。複数の車を持つ都民は、
もうそこまで手を打ってあるのですから。ERPも流産するでしょう。複数の車を持つ経
済力があれば、ERPエリアを通行するときの1万数千ルピアなどどれほどの苦になるで
しょうか?[ 西ジャワ州ブカシ在住、ズルキフリ ]